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2018年1月19日 (金)

風土改革世話人交流会2018

 組織風土改革世話人交流会2018に参加した。
 今年もネジを巻きなおして、イイ言葉を頂いた。

 去年の交流会で刺さった言葉は「自分からコミュニケーションを始める」だった。
コミュニケーション能力が高くないので受け身になることが多かったのだが、昨年は気が付いたことや思っていることをメールにして知り合いに送るようにした。(迷惑メール?) 中には読んでコメントをくれる人がいるのでうれしい。

 今年刺さった言葉は「小さな成功」と「ポジティブシンキング」だ。

 ここ数年有志を募ってオフサイト・ミーティングを企画しているのだが、昨年図らずも参加者を拡大して同じレベルのミドル・マネジメントが集まるようになった。

 有志が参加しているときは「チームワークのレベル図」(http://www.scholar.co.jp/consulting/wcr)の「相談する(Level5)」~「協力する(Level6)」を目標にしていた。


↑(http://www.scholar.co.jp/corp/service/img/img_w02.jpg)

 有志の集まりだから目標はクリアできたので、さらに小さな問題も解決できるのではないかと期待していた。

 ところが、全員参加になると目標は「理解する(Level3)」」~「共通のものをもつ(Level4)」くらいに設定せざるをえない。 深(レベル)さと幅(参加者)の拡大は同時に求められないことは分かっていたので、いろいろと策は講じた。 それでも、以前から参加している人にとっては後戻りした感があるようだ。

 でも、ここはポジティブシンキングで、参加者相互の人となりや考え方を理解している関係が広がったと考えることにしよう。 そして、今年は小さな成功を目指してみようと思う。

 これまで人材育成のような大きい問題をテーマに取り上げていた。問題が大きすぎて解決策や行動を参加者自身や自所属の行動まで落し込むことが難しいようだ。

 今年は参加者に共通した身近にある問題を取り上げてようと考えている。
解決策を自分の行動まで落とし込んで実行し、小さくても成功があると理想的なのだが...

 さてさて、目論見通りに事が運びますことやら。



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2018年1月17日 (水)

なぜ人と組織は変われないのか <理屈はわかるけど難しい>

なぜ人と組織は変われないのか <ハーバード流 自己変革の理論と実践> ロバート・キーガン、リサ・ラスコウ・レイヒー 英治出版株式

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ロバート・キーガン氏は

現在、あなたの組織で採用されている学習形態の背後には、どのような暗黙の発想があるのか? スキルのレパートリーを増やそうという発想か? それとも、基本的な思考様式そのものの変容をも目指す発想か?

と訊く。間違いなく前者だ。

 研修担当はもちろん、幹部もスキルアップのトレーニングしか受けたことが無いから、他の学習形態が有るとは思っていないのだろう。

 最近は人材育成ブームなのだが、研修担当やOJTを担当する現場のマネージャに「人材育成の方法はなぜスキルアップだけなの」聞いてみるけど、答えてくれた人はいない。皆さん鳩が豆鉄砲喰らったような感じだ。

 人が成長するには、思考様式、行動様式を変えなければならなが、変わるのは難しい。
スキルアップはこれまでの思考様式や行動様式を変えなくてよい。 しかも、多くはこれまでスキルアップの競争に勝ち抜いてきたの人たちだ。

 これまでは、少なくとも在職中は、その思考様式や行動様式を変えなくて良かった。 一度組織に適応してしまえば変わらなくても良かった。そして、変らないための免疫機能を獲得してしまう。

 ロバート・キーガン氏は人や組織が変わるには「変革をはばむ免疫機能」を克服しなければならないという。「変革をはばむ免疫機能」は、「自分の核となる部分を守ろうとする結果、自分自身が望んでいる目標の達成を妨げてしまうメカニズム」だという。

 組織を変えようとすると、まず個人の免疫機能を克服して、それから組織の免疫機能を克服しなればならない。聞いただけでも気が遠くなりそうだ。

 以前から組織風土を変えようとして、現場マネージャが集まる場を企画している。
マネージャが変われば組織も変わるだろうという目論見だが、そう簡単には変わらない。
強力な免疫機能が働いているのだ。

 変化を拒む免疫機能に対抗するには、免疫機能をあらわにする必要があるが、免疫機能をあらわにするのは勇気がいる。かなりの決心が必要だ。

 この本には、免疫機能をあらわにする方法も書いてあるので、手順に従ってやれば自分の免疫機能を克服できる。はず...だ...

 しかし、この作業は麻酔をしないで、自分で自分の手術をするようなものではないだろうか。 麻酔しないのなら、せめて医者に手術してもらいたいと思う。

 つまり、コンサルの手助けが必要なのではないか。


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2018年1月15日 (月)

AIで会議の空気や感情を可視化 

スコラ、AIを活用し会議の空気や感情を可視化するコンサルティングサービスを開発
(https://japan.cnet.com/article/35107879/)

 AIはどの場面でも登場する技術になった感がある。

企業風土改革コンサルティングや改革支援プログラム、研修を行うスコラコンサルトがAIを使って会議の空気や感情を可視化すサービスを始めたとのこと。

 AIについては、米国の臨床心理学博士であるAlexander Krieg(アレクサンダー・クリーグ)氏が監修。人間の微表情を読み解き感情を分析するディープラーニングの技術を採用し、人の感情を読み取る。そして同社のコンサルタントが、「対話の状況は今どのようなプロセスにあるのか」「そのプロセスは進んでいるのか、止まってしまっているのか」「止まってしまっている場合、制約は何か」など、経験を踏まえ見立て、会議や意思決定の場の空気を可視化。これらの分析を踏まえたフィードバックによって、会議がより生産的な議論の場になるようにコンサルティングを行うという。

 ちょっと前までは絵空事だったけど、実現できるようになった。

 日本人は「感情」を他人に悟られるののが苦手だ。ましてや機械が人の感情を判定すると聞くと感情的に拒否してしまいがちだ。

 しかし、自分の感情が優勢になったときには、その感情を意識していないし、その感情を突き動かしているものは全く意識していない。

 記事にもあるように、このシステムを導入したからといって、組織風土が改革できるわけではない。あくまでも、組織風土改革のツールという位置付けだろう。

いくら

AIの力で「空気」「感情」といった今まで視えなかったものを「可視化」する

といっても、「空気」や「感情」を理解しなくてよいわけではないだろう。

 これまでは、「空気」や「感情」を変えようとしたときには、(果てしない)試行錯誤が必要だたが、可視化できれば試行錯誤の回数が減る。 そして、試行錯誤中に誤って地雷を踏んで回復不能な状態になることが防げる。可能性がある。

 でも

分析・課題抽出・フィードバックまでの中心価格帯 100万円(税抜)

は高いな。

どこかに、安価なパッケージはないのだろうか。


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2018年1月13日 (土)

熊本県庁の過労死問題 <残業時間は主因ではないのでは>

残業」管理怠慢県認める 15年男性職員過労死 遠慮?月107時間を78時間と申告 再発防止へパソコン履歴で監視 [大分県]
(https://www.nishinippon.co.jp/nnp/oita/article/379877/)

 西日本新聞 (2017/12/13)

 西日本新聞によると

月107時間を超える時間外労働(残業)が原因で県職員の男性=当時(34)=が過労死していた。県は残業を78時間と把握していたが実態とは約30時間の開きがあり、管理態勢の甘さが露呈。県は「業務管理に怠慢があった」として職員の遺族と慰謝料など約7千万円を支払うことで合意する一方、再発防止に乗り出した。

らしい。

再発防止策はというと、

 職員の「自己申告」だけでなく、客観的に勤務時間を把握できるようパソコンの使用履歴で管理するシステムの導入を検討。今年4月には、午後10時以降のパソコン使用履歴を基に職員の勤務時間を監視し、長時間労働が続いた場合、業務の分担に取り組むよう指導。勤務時間削減に向けて、職員の行動指針の策定も進めている。

らしい。

 残業時間の管理の徹底と言ってる時点でダメダメだ。 この問題は残業時間が管理できていないことが原因ではないのだから。

 パソコンに管理ソフトを入れて残業時間を管理しても、パソコンを使わない残業をしたり、「風呂敷残業」が増えるのがオチだろう。 私物パソコンを持ち込んで仕事をするようになるとセキュリティ上の問題も発生する。

 月100時間の残業はどれくらいか考えてみる。

  • 毎日5時間残業すると100時間を超える。徹夜無しで土日は休める。
  • 毎日4時間残業+3日休日出勤すると100時間を超える。徹夜無しで土日どちらかは休める。

 おそらく、「そんな時もあったよな~若かったよな~」と言うオジサンは多いのではないだろうか。

 本当にツライのは労働時間ではなくて、周りに相談できなかったり、仕事の意味が解らなかったり、パワハラがあったりする場合、つまり、職場環境が悪い場合ではないのか。

 例えば、金曜日の終業間際に「月曜日の朝イチでいいよ」というオーダーや、「その資料この前似たやつを作ったじゃない!」のようなオーダーは、残業時間以上の攻撃力だ。

 残業時間と健康被害との間に相関があるというけれど、これは擬似相関で、本当に相関があるのは職場環境と残業時間、職場環境と健康被害ではないか。

 つまり、残業時間と健康被害との間に因果関係は無いから残業時間を管理しても健康被害は減らない。 残業時間は健康被害リスク増大の指標(モニター用の数値)にしか使えない。

 主因の職場環境を改善しなければ健康被害は減らないのではないか。

 おそらく、このことは皆知っているはずだ。

 職場環境を改善せず、残業時間を厳しく管理すると言っている時点で

 「職場環境を改善するつもりはない。健康被害を減らす努力はしない。」

と公言しているのと同じだ。


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2018年1月11日 (木)

ムダな仕事が多い職場 <生産性向上を考えてみた>

ムダな仕事が多い職場 太田肇 筑摩書房

Photo_3

 日本の組織は生産性が低いといわれる。

 組織は効率が悪くなる方向には簡単に動くが、効率が良くなる方向にはなかなか動かない。忙しい時に残業して仕事を終わらせると、忙しくない時にも残業するようになる。 業務量が増えた時に人を増やすと、業務量が減っても人は減らない。 

 組織の生産性は一定かもしれない。

生産性

 生産性について考えてみた。

 経済の世界では

 付加価値労働生産性 = 付加価値 / 労働量

 付加価値額 = 営業利益 + 人件費 + 減価償却費
 労働量 = 従業員数

らしい。ざっくりいうと利益を従業員数で割った値だ。

 自分の職場の生産性を考えると、職場の付加価値額は分からないので、定性的に

生産性 = 総付加価値額 / 総労働時間

と考える。

 労働集約型の職場は 総付加価値額は労働時間と従業員数に比例する。 つまり生産量を上げるには労働時間を増やす(残業する)か、人を増やせば良い。 

 労働集約型の業務はマニュアルやツールを使うことで、個人の能力の影響が少なくなる。 典型的な労働集約型の職業であるファーストフード店の従業員(バイト)は日本語が理解できる以上の能力を求められないから、労働力を安価に調達できる。(ちょっと乱暴ですが...)

 一方、知識集約型の職場は 総付加価値額は労働時間にも従業員数にも比例しない。
できない時にはどんなに時間をかけてもできるようにならないし、人を増やしても無駄なことが多い。 個人の能力に依存する。

 日本の社会は、明治時代も戦後の高度成長時代も付加価値額を増やすために労働時間を増やし労働人口を増やしてきた。

 バブル期にこの成長モデルの行き詰まりは指摘されていたが、考え方を変えることができなかった。そしてバブルが弾けてもまだ考え方を変えることができない人は多い。 残念ながら、成長する方法として、長時間働く、人を増やすことしか思い付かないのである。

管理とマネジメント

 知識集約型の業務は、価値を提供する方法が確立すると、分業やマニュアルを使って労働集約型の業務にできる。

 労働集約型の業務は管理しやすいし管理方法も確立されている。マネジメントしなくても管理すれば良いので、マネージャーは少なく管理者は多い。一方、知識集約型の業務は管理しにくい、能力を発揮する方向を考えて、能力を発揮できるようにしなくてはならないので、管理者でなくマネジャが必要だ。

 困ることは、たいていの職場には労働集約型の部署と知識集約型の部署があって、知識集約型の業務を労働集約型のように管理しようとする管理職がいることだ。

 生産性を向上するためには、付加価値額をそのままにして労働時間を短縮するか、付加価値額をそのままにして従業員数を減らさなければならない。

 労働集約型の業務では総付加価値額は労働量に比例するから労働時間や従業員数を減らすと総付加価値額も減ってしまう。労働集約型の部署の管理職はそのことに気が付かないのだろう。

生産性向上

 生産性を向上させるには、能力を向上させなくてはならない。労働集約型の業務では個人の知識・技能などの能力を向上させるコストは高い。さらに、コストをかけても能力が上がるかどうかは人次第だから、マニュアルを整備したり、業務を機械化・自動化したりする方がコストが低い。

 労働集約型の業務はITと親和性が高いのでITを利用して従業員の能力を向上させることで、総付加価値額を減らすことなく労働時間を減らすことができる。 従業員数も減らすことができるが、従業員の労働時間は減らないため「働き方改革」の観点では問題がありそうだ。

 知識集約型の業務は、総付加価値額と労働量は比例しないから、労働時間を減らすことができる。 しかし、現実は生産に寄与しない雑用などの時間が労働時間に含まれ、しかもこの時間は減らないので、労働時間が減ると雑用が増えたように感じる。

 知識集約型の業務は、知識を活用して付加価値を生むための一見無駄な時間が必要だ。 労働時間を減らすとこの一見無駄な時間が無くなり付加価値が生まれにくくなる。そして総付加価値額が減ってしまう。

 さらに、知識集約型の業務は労働集約型の業務のように定型的でないことが多く、現状ではITを利用した能力の向上は労働集約型の業務ほど有効ではない。しかし、今後AIの利用が一般的になることを考えると、AIやITを利用することにより従業員の能力を向上させることが可能になるだろう。

 また、ITにより生産に寄与しない雑用を機械化・自動化することで、総付加価値額を減らすことなく労働時間をを減らすことができる。

生産性を向上させる方法

  • 労働集約型の業務
     ITを活用して業務の機械化、自動化する
  • 知識集約型の業務
    •  AI,ITを活用して業務の機械化、自動化する
    •  ITを活用して雑用を合理化する

う~ん。AIの導入とIT化かぁ... 情シス部門の生産性はどうやって向上すべきか...



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2018年1月 9日 (火)

働き方改革(3) <残業禁止>

残業厳禁を1年間続けた結果が話題「他人の仕事を進んで手伝わなくなった」
 (http://news.livedoor.com/article/detail/12190011/)


 残業や休日出勤を禁止すると

  1. 「『余計な仕事」』をしなくなる、命令できなくなる」
  2. 「ボトムアップからトップダウンになる」
  3. 「会議・ミーティングが減る」

ようになったのだという。

 仕事改革しないで残業だけ禁止したらしい。

  • 効率化、合理化していないと当然時間が足りなくなる。
  • 時間が足りないから命令されたことしかやらなくなる。
  • 命令されたことしかやらないからマイクロマネジメントするようになる。
  • マイクロマネジメントするとますます指示待ちになる。

という負のスパイラルだ。

 「働き方改革」は「改革」した結果、短時間で同じアウトプットを可能にする取り組みだ。 ところが「改革」しないのだから、労働時間を短縮するとアウトプットが下がるのは当たり前だ。 無理やり同じアウトプットを求めと、この記事のようになったり、誰かが倒れたり病気になったりする。

 この記事の場合は、自律性、協調性を犠牲にして生産性を確保したわけだ。 マイクロマネジメントで乗り切れているからまだ良い方かもしれない。 普通は、いくらマイクロマネジメントしても生産性は上がらないから、誰かに健康被害が出てしまう。 しかも、自律性、協調性を無視したマイクロマネジメントは環境の変化に弱いから、かなりのリスクを抱えていることになる。

 管理者も従業員も多くの人が勘違いしているのは、「改革」が必要なのに「改善」で済ませようとすることだろう。 「改革」のつもりが「改悪」になっていることもある。

 合理化、効率化、自動化、機械化しないで仕事を増やすことしか頭にない管理者が考えることだから、仕事が、楽になったり、短時間で終わったり、質が向上したりすることは無い。

 「やれ」と言うだけの管理者は被害は無いが、「やれ」と言われた方はたまったもんではない。

  元凶は「働き方改革」と言っているエライ人たちだから根が深い。

と、ここまでは愚痴だ。

###

  総付加価値 = 生産性 × 労働時間

だ。

 残業禁止にすれば当然ながら労働時間が減る。

 残業縮減ありきならば、総付加価値が減ることを容認するのか、容認しないのか、経営判断が必要だ。

 総付加価値が減ることを容認するなら、撤退する事業を決めればよい。
 総付加価値が減ることが容認できないなら、生産性を向上させればよい。

これを実現しようとすると、組織の構成を変えたり、仕事のやり方を変えたりしなければならない。

 つまり「改革」が必要だ。普段意思決定を行っている者ならだれでも分かることだ。

 なぜ、事業撤退、生産性向上のための意思決定ができないのか?

 たぶんつづく


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2018年1月 7日 (日)

上に阿るのが嫌だったら周りより30dB上を目指せ

 昨年、仕事で使うツールの運用や開発について若い人と話をした。

 技術を持った者がツールを作り技術が無い者に使わせると、その技術力が活用できる。
ところが、ツールを使うと技術が無くても一定の仕事ができるから、ツールを使う者の技術が向上しなくなる。

 つまり、高い技術力を活用してツールを作れば作るほど全体の技術力は低下する。というジレンマがある。

 ツールの使用については正解はないから、経営層やマネジャは技術力向上とツール活用のバランスを考えなくてはならない。

 若い頃は、このバランスを考えることができなかった。当然、バランスを考えなくてはならないマネジャの苦悩にも思いは及ばなかった。それは仕方のないことだと思う。

 そして歳を取って、若い人のバランスなど考えない極論とも感じる意見を聞くと、自分の若い頃を思い出して苦い思いをしたりする。でもちょっと羨ましい。

 経営層やマネジャのバランスを考えた戦略に、自分の技術力が必要とされなかったときには、経営層やマネジャを批判したくもなる。「技術が分からないから正しい判断ができない」のだと。

 技術を指向するならそれも良いだろう。
ただし、自分の技術力が戦略に組み入れられるくらいのレベルにならなくてはいけない。

 若いころは自意識過剰のことが多いから、「周りより詳しい」くらいのレベルでも、「周りとは圧倒的なレベル差」があると自分を過大評価してしまいがちだ。 ところが、経営層やマネジャから見ると誤差にしか見えないことはある。技術レベルが測れない管理者がいるのも事実なのだが...

 冒頭の若い人は技術志向のようだったので、

  上に阿るのが嫌だったら周りより30dB上を目指せ。

とアドバイスしておいた。

 3dBや10dBではだめだ。技術レベルが測れない上司は分からないかもしれない。 「上が悪い」「周りが悪い」と環境のせいにして逃げてしまう。 そもそも、周りから10dBアップくらいでは技術だけで食っていけない。

 30dB上を目指そうとしたら環境のせいにしない覚悟が必要だ。

 覚悟したら、自分の限界も見えてきて、技術だけでは解決しない事実も見えてくる。そしてバランスも見えてくる。(経験的には)

 ところで、技術者用のキャリアパスが無い職場で30dB上を目指すのは極めて大変だ。そして、かなりの覚悟が必要だ。

 覚悟したつもりでも、くじけそうになることもある。その時に必要なのは「やりがい」だと思う。 傍から見たら自己満足かもしれないけれど...^^)


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2018年1月 6日 (土)

SAQ クリスマス運用2017 <中止されたらしい>

 SAQはスウェーデンにある超長波無線局。毎年アレクサンダーソン・デーとクリスマスにメッセージを送信している。


↑(http://alexander.n.se/wp-content/uploads/2017/11/Grimeton-VLF-transmitter-750x350.jp)

 ここ2年くらい受信していたのだが、2017のクリスマス運用を聴き逃してしまった。

と思って、SAQのサイトを見たら、クリスマス運用は中止されたらしい。

  Christmas transmission with SAQ radio cancelled
(http://alexander.n.se/christmas-transmission-with-saq-radio-cancelled/?lang=en)

 アンテナの保守が終わらなかったらしい。アレクサンダーソン・デーの運用も中止されている。古い無線局の保守は大変だ。

 世界遺産に登録されているから撤去されることはないのだろう。しかし、運用できる状態に維持してあることが貴重だと思う。

 このまま、運用できなくなってだだの飾り物になるのは残念だ。

 今年のアレクサンダーソン・デーの運用を楽しみにしよう。

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広大なカーテンアンテナから世界に安心を 日本唯一の『短波』国際放送送信所 Time&SPACE (2017/11/28)」にKDDI八俣送信所の海外向け短波放送用アンテナの保守の写真がある。

  八俣送信所マネージャー 堀江孝氏は

「すでに、送信機は日本製が作れなくなってしまい、当所で使用しているのも多くは海外製です。現在、40代の技術者を育成中ですが、もしも短波放送の需要が減って技術の継承ができなかった場合、日本の短波放送は消滅してしまいます

とおっしゃる。


↑KDDI八俣送信所のアンテナ(https://tspace-prod.s3.amazonaws.com/articles/759abc149404efb738459619d0865ff4.jpg)

 技術の継承が問題なのははどこも同じだ。特に無線の技術者は。



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2018年1月 5日 (金)

仕事は楽しいかね <試してみよう>

仕事は楽しいかね  デイル・ドーテン  きこ書房

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 この本も、「チーズはどこへ消えた」と同じようにビジネスマンのおとぎ話。しかも説教臭い。本屋で平積みになっていた頃からよく見かけていたが、タイトルからしていかにもなので敬遠してきた。

 歳をとったせいか、気が変わったので読んでみたら、やっぱり説教臭い。若かった頃には途中で投げ出していたのではないかと思う。

 途中で投げ出さないで読めたのは、仕事に悩んで老人にアドバイスされる立場ではなく、老人が悩んでいる人にどのようなアドバイスをするかという、第三者的な立場で読んだからだろう。

 最近、彼方此方で「変わろう」と言っているのだが、ハイそうですかと応じてくれる人は少ない。若かった頃この本が胡散臭い、説教臭いと思ったように、「変わろう」と言われた人も胡散臭いと思っているのだろう。

試してみることに失敗はない

人は、変化は大嫌いだが、試してみることは大好きなんだ。

のようなアプローチが必要なのだと思う。

 試してみて効果があったら変われば良い。
「変わろう」ではなく「試してみよう」と言った方が行動しやすいだろう。いつでも現状に戻れる「保険」があると精神安定上非常に良い。

 「テメー保険掛けてんじゃネーヨ!」という意見もあるが、ビビッて行動しないより、行動するために保険を掛けるなら問題はないではないか。

 それでもなお行動しない人は手ごわいから別の方法を考えよう。
神様やカーネギーさんではないので人を動かすことはできない。


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2018年1月 3日 (水)

2017年投稿一覧

2017年の投稿一覧

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(2017/01/02)   2017年の目標
(2017/01/04)   高専ロボコン2016 <起こる可能性があることは、いつか起こる。しかも、大事な場面で>
(2017/01/06)[本]日本のITなんか変 <手段が目的になっている>
(2017/01/08)[本]大人の科学 カエデドローン
(2017/01/10)   2016投稿一覧
(2017/01/12)   キーワード分析2016 <このブログをKeyGraph分析>
(2017/01/14)   アンケート <目的が重要>
(2017/01/16)   レポートを書く時間が足りない <足りないのは時間ではない>
(2017/01/18)[本]逆転のメソッド <駅伝もビジネスも同じです>
(2017/01/20)   君の名は
(2017/01/22)   「あの時、こんなことを言いましたよね」
(2017/01/24)   組織風土改革世話人交流会2017
(2017/01/26)   使命を説く <使命感の押し付けにならないように>
(2017/01/28)[本]地方創成大全 

--2017/02--
(2017/02/01)[本]『男はつらいよ』の幸福論 <寅さんが教えてくれたこと>
(2017/02/03)   誤信念課題 <大人向けテスト>
(2017/02/05)   老化の宿命をどう乗り越えるか <「老いゆく者」のすべきこと>
(2017/02/07)[本]できる人が会社を滅ぼす <意味・目的・価値を考える>
(2017/02/09)   なぜ三菱自動車は芯から腐ってしまったのか <頭からではなく内臓から腐ることもある>
(2017/02/11)   成功は学べない <他人のマネでは成功しない>
(2017/02/13)[本]トヨタの問題解決 <組織の強さの淵源>
(2017/02/15)   高濃度の学び <今までの方法を変えなくてはならないのか>
(2017/02/17)   実力以上の給料を受け取るとどうなるのか、教えてもらった話。
(2017/02/19)[本]ここから会社は変わり始めた
(2017/02/21)   「指示待ちの部下」の原因は「無能の上司」
(2017/02/23)   昇任する覚悟 <自分だけはできると思ってる?>
(2017/02/25)   言うことが違うことは悪いことか
(2017/02/27)   この世界の片隅に

--2017/03--
(2017/03/01)[本]広島人に告ぐ! <広島県人には耳が痛い>
(2017/03/03)   社内報炎上 <外野が騒ぐこと?>
(2017/03/06)[本]東芝解体 東洋経済 2017/2/4
(2017/03/08)   東京海上日動の広告 <メッセージがハンパない>
(2017/03/10)   オフサイトミーティングを企画して分かったこと(2)
(2017/03/13)   なぜ年寄りは変われないのか
(2017/03/15)[本]コミュニケーション技術
(2017/03/17)   オフサイトミーティングを企画して分かったこと(3) <48時間メール>
(2017/03/19)   ケースバイケース
(2017/03/21)[本]COCORA自閉症を生きた少女 <最後まで読めなかった>
(2017/03/23)   若い人たちに話すこと <年齢が1回り以上離れると伝わらない?>
(2017/03/25)   中の四季の森公園 桜(2017)
(2017/03/27)   PC-9801NC <懐かしい>
(2017/03/29)[本]人生に悩んだらアドラーを読もう
(2017/03/31)   早見あかり <キャリアチェンジ>

--2017/04--
(2017/04/02)   少ないコストで大きな成果
(2017/04/05)[本]LIFE SHIFT <100歳まで生きるとするとどうするか>
(2017/04/08)   Fnキーが使えない
(2017/04/11)   「話し方」の講義 <わかるように話すという意識>
(2017/04/14)[本]WORK SHIFT
(2017/04/17)   コアメモリ <とうとう手にれた>
(2017/04/20)[本]イギリス人の、割り切ってシンプルな働き方
(2017/04/23)[本]データ・サイエンティストほど素敵な仕事はない <アウトソースできない?>
(2017/04/26)    踏み出す人の「かかとを踏む」善人に、近づいてはイケナイ
(2017/04/29)   ピーターの法則と人材育成

--2017/05--
(2017/05/02)   はとバス <1か月半の研修で実践投入>
(2017/05/05)[本]海軍技術研究所
(2017/05/08)   主観的誤認と客観的誤認
(2017/05/11)   新卒エンジニアが1年間で上司に感じた5つのこと
(2017/05/13)[本]親鸞
(2017/05/15)   新卒エンジニアが1年間で上司に感じた5つのこと(2) <先輩君へ>
(2017/05/18)   Japan IT Week 春 2017
(2017/05/21)   やらない限り始まらない
(2017/05/24)[本]上司は思いつきでものを言う
(2017/05/27)   ツブシがきく <違和感がある言葉>
(2017/05/30)   サイバー防御コンテスト

--2017/06--
(2017/06/02)[本]「ひらがな」で話す技術 <大和ことばで話す>
(2017/06/05)   沈黙時間 
(2017/06/07)[本]サボタージュ・マニュアル(2)
(2017/06/10)   講義
(2017/06/14)[本]ソフトウェア開発で伸びる人、伸びない人
(2017/06/16)   世話人 <雑務担当ではない>
(2017/06/19)   公務員になるというリスク <安定神話>
(2017/06/22)[本]なぜ今、シュンペーターなのか <イノベーション=技術革新とはかぎらない>
(2017/06/23)   ヒネクレ者にどう対峙するか <オマエが云うか!!>
(2017/06/24)   小林麻央さん亡くなる
(2017/06/26)   GPPLTE <3Gは安定している>
(2017/06/28)[本]ジェフ・ベゾス 果てしなき野望
(2017/06/30)   問題解決 <プロセスを知ることが重要>

--2017/07--
(2017/07/02)   AI・人工知能EXPO
(2017/07/04)[本]東洋経済2017/5/27 <知の探索>
(2017/07/06)   気にしないこと”こそ最大の防御
(2017/07/08)   モラル <ルールとは違う>
(2017/07/10)[本]日経ビジネス 2017/6/26 <アナデバのリニア買収>
(2017/07/12)   そんなに武士になりたいか? <昔の価値観に捉われる>
(2017/07/14)[本]トランジスタ技術1971年5月
(2017/07/16)   業務改善を現場に求める狂気
(2017/07/18)[本]伝えることから始めよう <創業者を乗り越えるのはいつの時代も若い人の力>
(2017/07/20)   完璧な個人が集まらなければ、いい組織ができないのか?
(2017/07/22)   エンジニアは業務時間外でも勉強するべきなのか
(2017/07/24)[本]「問題解決」基礎講座 <テキストに良いかも>
(2017/07/26)   Softbank World 2017 <速い!いやウチが遅すぎる>
(2017/07/28)   サイバーセキュリティ人材不足 <時流に踊らされてる?>
(2017/07/30)   ミドルアップ、ミドルダウン

--2017/08--
(2017/08/02)[本]東芝解体 電機メーカーが消える日 <親方日の丸の時代は終わってる>
(2017/08/04)   おっさんになったとき間に合うこと、間に合わないこと
(2017/08/06)    これからのエンジニアに必要な「マネジメント」の考え方
(2017/08/08)[本]常識の越え方 <プロ経営者>
(2017/08/10)   テック・ギークと確証バイアス
(2017/08/12)[本]トランジスタ技術 1973年5月
(2017/08/14)   赤外線送受信モジュール
(2017/08/16)   「エンジニアは業務時間外でも勉強するべきなのか」への批判意見
(2017/08/17)   炎上記事のコメントを読んでみた
(2017/08/18)[本]シナリオ・シンキング
(2017/08/20)   MOMO初号機打ち上げ報道と確証バイアス
(2017/08/22)   エンジニアと名乗るからには頭を使え!
(2017/08/24)[本]三四郎 <美禰子さんの気持ちはわからない>
(2017/08/26)   創造力をどうやって獲得するか <受け流す>
(2017/08/28)   マズローの欲求5段階説と倫理
(2017/08/30)[本]最高のリーダーは何もしない <ようにみえる>

--2017/09--
(2017/09/01)   35年ローン <不良資産になる>
(2017/09/04)   「昔のソニー」をありがたがる風潮への違和感 <読者の需要がある>
(2017/09/06)[本]はじめての課長の教科書
(2017/09/08)   デジタルが全てを破壊したフォントのはなし <変化できないものは消え去る>
(2017/09/10)   ググれカス <ググったらカス>
(2017/09/12)   ガイアの夜明け <キリン炎上>
(2017/09/14)   相談対応 <真意を聴きだす>
(2017/09/16)[本]RPA革命の衝激 
(2017/09/18)   iPhone バッテリー交換とクロネコポスト追跡
(2017/09/20)[本]学習する組織 <現場に変化のタネをまく>
(2017/09/22)   スペシャリストとプロフェッショナルの違い
(2017/09/24)   STC12C2052
(2017/09/26)[本]チーズはどこへ消えた(4) <スニッフやスカリーのように>
(2017/09/29)   手間の代行

--2017/10--
(2017/10/01)   AI嫌いな人達 <カブれているだけ?>
(2017/10/03)[本] 「いいね!」が社会を破壊する
(2017/10/06)   Excel方眼紙 <一太郎の様式と大して変わらない>
(2017/10/08)   STC12C2052(2) <8Queen問題>
(2017/10/11)   年功制 <時代に適していない>
(2017/10/13)[本]仕事で必要な「本当のコミュニケーション能力」はどう身につければいいのか?
(2017/10/15)   優れたエンシ゛ニアか゛集まり継続的に成長する会社にする方法
(2017/10/17)[本]サイバー犯罪入門
(2017/10/19)   事実と意見 <感情的にならないように>
(2017/10/22)   「ホウレンソウ」は不要 <ホウレンソウはマイクロマネジメントのツール>
(2017/10/24)[本]9 9 %の人がしていないたった 1 %のリ ーダ ーのコツ
(2017/10/26)   働き方改革 <働かされ改革ではない>
(2017/10/29)   オトナノチエ <問題を先送りする知恵>
(2017/10/31)   ブルーオーシャンは自分で「つくれ」 <年寄りの優位性>

--2017/11--
(2017/11/02)[本]99%の人がしていない たった 1 %の仕事のコツ
(2017/11/04)   秋葉で買い物 <千石も模様替え>
(2017/11/06)   人材育成プラン
(2017/11/08)[本]成功のコンセプト
(2017/11/10)   変わろう <そんなに苦痛ではない>
(2017/11/13)   スペシャリスト
(2017/11/15)[本]あなたは、なぜチェックリストを使わないのか? <コミュニケーション・ツールとして使う>
(2017/11/17)   アクセス増加 <全部読んだの?>
(2017/11/20)   働き方改革(2) <成果を定義する>
(2017/11/22)[本]優れたリーダーはみな小心者である
(2017/11/24)   安崎暁氏の新聞広告 <おれの奢りで一杯飲もうぜ>
(2017/11/26)   価格破壊 <神の見えざる手の仕業>
(2017/11/28)   教える能力 <自助努力に頼りすぎ>
(2017/11/30)[本]10年後、君に仕事はあるのか?

--2017/12--
(2017/12/02)   ハイコンテキストすぎる
(2017/12/04)   軽くなろう
(2017/12/06)[本]誰がアパレルを殺すのか <業種は関係ない>
(2017/12/08)   リーダーを育てる
(2017/12/10)   おっけー ぐーぐる
(2017/12/12)   オッサンに言うな、行動せよ!
(2017/12/14)[本]行こう、どこにもなかった方法で
(2017/12/16)   シャープ復活? <社風は変わったのか>
(2017/12/18)   google home mini <1週間使ってみた>
(2017/12/20)   高専ロボコン <合体は漢のロマン>
(2017/12/22)[本]ブルー・オーシャン戦略 <重要なのは方法論>
(2017/12/24)   メルカリで買ってみた
(2017/12/26)[本]好きなことだけで生きていく
(2017/12/28)   羽生永世7冠 <トップを走り続けること>
(2017/12/30)   2017年総括


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