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2020年7月 5日 (日)

オフサイトミーティング

オフサイトミーティング 仕事の価値を高める会議 若山修・刀袮館ひろみ 同文館出版

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 意識改革、風土改革に取り組んでいたときに、オフサイトミーティングという手法を知り、世話人(コーディネーター)をやっていた。

 この本を読むと腑に落ちることがたくさんあった。そして、自分に足りなかったことに気がついた。(問いかけが足りなかった)

 オフサイトミーティングは書籍やネットで紹介されているので概要や要点は知ることができる。しかし、やってみなければわからないことがたくさんある。文章にできないノウハウがたくさんあるのだ。だから、まず実行して、振り返り、次回に反映して、自分でノウハウを蓄積するしかない。

 この本は、多くの人や職場に共通するノウハウを文章にしてある。
オフサイトミーティングに取り組んだことがある人なら、腑に落ちることがたくさんあるだろう。

 仕事や職場のモヤモヤがある人は、仲間を見つけてオフサイトミーティングを始めることをおすすめする。世話人(コーディネータ)は自分の成長の機会になる。

閑話休題

 ウィズコロナ、アフターコロナの時代になってもオフサイトミーティングが不要になることはないだろう。しかし、多くのミーティングはリモートになるから、一同に介して顔を突き合わせるスタイルは難しいかもしれない。一方で、地理的に離れていて簡単に集まれなかったメンバーが参加しやすくなるだろう。

 リモートでのジブンガタリやモヤモヤガタリはどのようなものか興味がある。


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2020年7月 2日 (木)

好きなことを仕事にしたらいいかも

前澤友作氏がtwitterに投稿した「好きなことを仕事にしたらいいかも」がバズっているようだ。

https://twitter.com/yousuck2020/status/1277606575058808832

 

 堀江貴文にも当てはまるが、成功者が無神経にこの発言をすると、アンチが集まってくるようだ。バッシング避けか?こんな投稿も...

https://twitter.com/yousuck2020/status/1277740269866082304

 

 好きなことを仕事にするのが難しいのではなく、諦めている人が多いだけだと思う。挑戦もせず諦めている人が大半で、一度でも挑戦して諦めている人は少数だろう。

 人は、諦めた自分に向き合うのは辛いから、そんなことはは無理だとか、成功者は特別だと言う。

 中には、イチロー氏の「好きなことを仕事にすると大変ですか?」という質問に対する答え、「僕は野球をプロとしてやってきたけど、小学生、中学生の時とはまったく違って、楽しさはゼロだった」という発言を引く人もいる。

 イチロー氏は好きなことを仕事にして、しかも成功している。しかし、一つの成功例にすぎない。決してセオリーではないから、イチロー氏を真似ても好きなことを仕事にできるわけではないし、イチロー氏とは違う方法で好きなことを仕事にできる。

 全ては、自分で考えて自分で行動しなければ始まらないのだ。

 前澤友作氏が本当に、一度も就職したことのない自分の世間知らずさを痛感しているのかは分からない。

 挑戦・行動して成功した人に嫉妬するするのではなく、挑戦しない、行動しない自分に向きあえばよいのではないだろうか。


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2020年6月25日 (木)

接触確認アプリ

 接触確認アプリをボランティアで作った人がSNSで叩かれているようだ。
経緯は↓に詳しい。

  コロナ接触を通知する日本版「接触確認アプリ」を作ったのは誰か?…「6割普及」への挑戦

 ボランティアでしかも開発期間が短く、直前にAPI仕様が変わった中で、間に合わせたあげく、自分で評価・判断できないことは、とりあえず批判しておくという自称識者に、無責任に批判されたのではたまったものではない。 政治的イデオロギーからだろうか、政府が配布しているから危ないという論調のマスコミもある。 そして、その尻馬に乗るSNS民ももいる。

 さすがに、酷いのでOSS界隈から、コメントからまっとうな投稿が出てきた。

 OSSには"at your own risk"と"as is"という考え方がある。OSSは使用者が自己責任で使い、作成者は改修の義務を負わない。

 接触確認アプリはOSSで開発されたアプリを国が国民に配布しているのだから、使用した責任は国(厚生労働省)にあり、改修の義務は国から受注した業者が行うべきだ。

 国は少なくとも、開発者が不当に批判・避難されない配慮が必要だと思う。


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2020年6月22日 (月)

プログラマー 2種類のタイプ

https://www.facebook.com/groups/280993058608704/permalink/4011657725542200/

facebookの「40歳以上ですがコードを書いています会」への投稿。

 昔プログラマーは2種類いたらしい。特徴を一部引用すると

タイプⅠは朝しっかりと出勤し就業時間中は黙って机に向かいます。与えられた情報の中で仕事します。...

タイプⅡは、ほぼほぼ毎日遅刻します。でも夜遅くまで働きます。~ 就業時間中はよくしゃべりうるさいです。情報が不足すると勝手に席を離れ秋葉原をふらつき専門書を漁ります。しかもポケットマネーで買います。...

(投稿にはもっと詳しい特徴がかいてある)

そして、今はほとんどタイプⅠに見えるという内容。

 プログラマーだけではなくて、もっと一般的な問題だと思う。

 タイプⅡが見つけた仕事をルーチンワークにしてタイプⅠがこなすのは理想だ。(「両利き経営」と言うらしい)しかし、自然にそうなるわけではない。

 タイプⅡは管理されると消滅してしまうので、タイプⅡのマネジメントができる人材が必要だ。例えば、この投稿の社長や、海洋堂の宮脇社長のような存在だ。

 ところが、タイプⅡのマネジメントができる人材はタイプⅡより希少だ。理由はいくつかある

  • タイプⅠは管理できるが、タイプⅡは管理できない。
  • 管理は簡単だが、マネジメントにはスキルが必要だ。
  • タイプⅡのマネジメントにはタイプⅡが向いているが、そもそも、タイプⅡは昇進したがらない。

などだ。

 たまたま、タイプⅡのマネジメントができる希少なマネージャがいて、タイプⅡが見つけたネタが主力事業になることがある。

 その事業のライフサイクルが長いなら、その事業が衰退するまでタイプⅡは不要になる。しかし、変革期など事業のライフサイクルが短い場合は、次の「飯のネタ」を見つけなけばならないから、タイプⅡとタイプⅡのマネージャが必要だ。事業が衰退してから、タイプⅡとタイプⅡのマネージャの必要性がわかったときには、すでに手遅れになっている。

 タイプⅡだった経験(注1)とタイプⅡのマネジメントをやろうとした経験(注2)では、タイプⅡのマネジメント能力は後天的に獲得できると思う。
ただし、自力で獲得するのは非効率的なので組織的な支援が必要だ。
そして、なにより、タイプⅡが正当に評価される風土が必要だ。


注1:朝はちゃんと出勤してました。
注2:とても難しかったです。



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2020年6月19日 (金)

コロナ後の「管理職」 <管理職からマネージャへ>

「俺の時代は終わった」新型コロナで揺れる管理職たち 河合 薫 日経ビジネス  (2020/6/9)

★組織的に、真のマネージャの育成をしているかどうかが問われる。

 部下の管理だけでマネジメントしない「管理職」は、自ら意思決定せず上司や空気を伺うから意思決定が遅い。

 社会の変革期には意思決定の速度が必要なので、意思決定{しない|できない}「管理職」が多い組織は淘汰されるか、「管理職」が整理されて、マネジメントができる人材に替わると思っていた。この変化は数年で訪れると思っていたら、新型コロナウイルスの流行で加速されるようだ。

 今後、組織的は、非常時でも事業を継続しようとすれば仕事のやり方を状況に応じて変えなければならない。管理職は、迅速な意思決定と、慣習にとらわれず仕事をのやり方を替える柔軟さが求められる。

河合薫氏は、

多くの日本企業では「上」の承諾がないとそれが許されない。「名ばかり管理職」ならぬ、「名ばかりマネジャー」。つまり、「監視型の管理職は終わり」「名ばかり管理職は要らない」のではなく、企業は、管理職=マネジャーが、真のマネジャー(マネジメントする人)となるための投資をする必要があるのではないか。

とおっしゃる。

 長い間、昨日と同じように働いてきた50代の「管理職」は自ら変われないだろう。組織に適応しすぎた(優秀な?)40代も自ら変わるのが難しい。30代なら自ら変われるだろう。

 と考えると、組織的に、真のマネージャの育成をしているかどうかが問われることになる。

 年寄りの昔話や気合注入という名の管理職研修ではマネジメントはできるようにならない。


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2020年6月15日 (月)

モチベーション下げマンとの戦い方

モチベーション下げマンとの戦い方 西野一輝 朝日新聞出版

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★「モチベーション下げマン」に対応することは、結局自分の感情に向き合うことかもしれない。

 西野一輝氏によると「モチベーション下げマン」とは、他人を攻撃し意欲を低下させることに喜びを感じ、モチベーションを下げてくる人のことらしい。

 「モチベーション下げマン」は身近に1人や2人はいるものだ。気をつけないと、自分が「モチベーション下げマン」になっているかもしれない。

 モチベーションは満足感や不満、優越感や劣等感などの感情に左右され、成果に影響を与えるので厄介なものだ。感情に左右されるから自分で制御することは難しく、他人の言動に左右されやすい。だからこの本のような「モチベーション下げマン」への対応やモチベーションを保つ方法が書いてある本が売れるのだろう。

 他人のモチベーションをコントロールするのは難しい。多くの人はアメとムチで相手の感情に訴えることでコントロールできるというのだが、「モチベーション下げマン」になることも多いようだ。

 西野一輝氏は、あとがきで

目の前の仕事に没頭し、モチベーションの上がり下がりなんて考え時間もない状態です。いわゆる「ゾーン」に入った状態ともいえるでしょう。ことさらに頑張っているわけではなく、無理をしているわけでもないのに、自然と仕事に全意識を集中できる。そんな時にとった行動は、相当な確率で高い成果につながります。

とおっしゃる。そして、このような状態に入るために必要なことは「ゴールの明確さ」だとおっしゃる。

 長く働いているとこのような経験がある。目的に向かって一心不乱に働いていると良い仕事ができる。ところが、報酬や評価を考えるとモチベーションに左右される世界に引き戻される。

 「モチベーション下げマン」に対応することは、結局自分の感情に向き合うことかもしれない。


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2020年6月12日 (金)

特別定額給付金 <人の心理をついた効果的な施策>

この投稿について考えてみた。

★バラマキという施策は人の心理をついた効果的な施策だ。

 今回の特別定額給付金は、当初、当面の生活資金が不足している人の救済が目的だったような気がするする。それが、議論を重ねるうちに「迅速さ」が焦点に変わっていった。

 迅速に配布する方法の議論はお粗末だった。今回の給付では、マイナンバー・カードを使用したオンライン申請が導入されたが、マイナンバー・カードの普及率や明日にでも現金が必要な人がオンライン申請できるのかというネット格差の問題があった。

 そもそも、一律給付にすると迅速に配布できるのか、迅速に配布する具体的な方法についての議論は生煮えのまま現場に丸投げされた感がある。

 世論は、一律給付になったころから、「当面の生活資金が不足している人の救済」という他人事から、「いつ10万円もらえるのか」という自分ごとに変わった。つまり多くの国民の関心は、生活困窮者対策から経済対策に変わった。

 総務省のサイトに掲載された特別給付金の目的には

 「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」(令和2年4月20日閣議決定)において、「新型インフルエンザ等対策特別措置法の緊急事態宣言の下、生活の維持に必要な場合を除き、外出を自粛し、人と人との接触を最大限削減する必要がある。医療現場をはじめとして全国各地のあらゆる現場で取り組んでおられる方々への敬意と感謝の気持ちを持ち、人々が連帯して一致団結し、見えざる敵との闘いという国難を克服しなければならない」と示され、このため、感染拡大防止に留意しつつ、簡素な仕組みで迅速かつ的確に家計への支援を行う。

とある。この施策は生活困窮者に対する支援ではないようだ。

 給付が始まったが、早く給付されたのはオンライン申請した人、小規模自治体(田舎)に住む人だ。これらの人の多くは生活困窮者ではないだろう。そして、生活困窮者には、大部分の生活困窮者ではない人とともに遅れて給付される。

 ここで、冒頭の投稿を考えると、大部分の人生活に困窮していない人たちの関心は、地自治体の事務手作業の迅速さになったということだろう。自粛が始まった頃は、政府の生活困窮者の救済対策に関心があったはずなのに。

 バラマキという施策は人の心理をついた効果的な施策だ。政治家はまた学習したことだろう。


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2020年6月10日 (水)

チーズはどこへ消えた(6)

チーズはどこへ消えた スペンサー ジョンソン (著), 門田 美鈴 (翻訳) 扶桑社

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毎年この本をネタに書いている。

 この物語に登場するのは2人の小人ヘム、ホーと2匹の鼠スニッフ、スカリー。チーズがなくなった場面で、こんな件がある。

 ホーが提案した。「もうあれこれ事態を分析するのはやめて、見切りをつけて新しいチーズをみつけたほうがいいと思うんだ」

 「だめだ」ヘムは言い張った。「なんとしても真相を究明するんだ」

状況が大きく変わっているときに、真相究明にこだわっても、真相は分からないことはある。ましてや、有効な対策が打てないことは多い。

 小人と鼠は生まれつき違う。でも、いつでも歩き始められるようにスニーカーを履いておくことはできる。年を取ったことはスニーカーを脱ぐ言い訳にはならない。

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↑きっと正しいと思う。



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2020年6月 6日 (土)

コロナ収束の原因 <国民性や民度ではない>

「コロナ収束は日本人のマジメさや清潔さのお陰」という勘違いの恐ろしさ 窪田順生 Diamond Online (2020/5/28)

 政府の対応が遅れたにもかかわらず、感染爆発や医療崩壊が起こらなかった原因を国民性に求めるのは危険だという主張。

 感染爆発が怒らなかった原因は科学、医療の観点で明らかにするべきだ。山中伸弥先生はそれを「ファクターX」と呼んでおられる。当然だが、その候補の中には「国民性」や「民度」はない。

 国民性や民度という因果関係が分からない漠然とした要因を持ち出すのは、原因がわからないからだ。

 技術の世界では、2つの装置を接続したときにうまく動かないときには、必ず原因があって優秀な技術者はその原因を見つけることができる。装置の相性が悪いという偽術者がいるのだが、単に原因を見つけることができないだけだ。そして、「原因を見つけることができない」と言えないので「相性が悪い」と話をすり替えるのだ。

 同じように、感染爆発が起こらない原因や対策の効果が分からないから、国民性や民度を原因にするのである。

原因をうやむやにすると

  • 次の危機が訪れたときに正確な意思決定ができない
  • 過剰なナショナリズムを生む

という問題がある。

 マスクの全戸配布、定額給付金一律配布、緊急事態宣言など対策をあと知恵で批判する者は多い。前例のない意思決定に正誤はない。しかし、その結果を検証して、成功/失敗した原因を明らかにしなければ、次に同じ意思決定を行うことができない。

 ゆめゆめ、相性や国民性、民度という便利な言葉でごまかしてはならない。



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2020年6月 3日 (水)

これからの「正義」の話をしよう

これからの「正義」の話をしよう  マイケル サンデル 早川書房

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 この本を読んだのは3回目だ。ハードカバーを買って読んだときには、なかなか読めなかった。通勤途中に読んでいたので、乗換などできりが良いところまで読めないことが多い。哲学は読んで理解するだけでなく考えることが必要なので、まとまった時間が必要だと思った。

 NHK Eテレのハーバード白熱教室で予習して読んだら、ようやく読めたのだが、長い間鞄に入れていた。

閑話休題

 マイケル・サンデル先生の専門は哲学、政治哲学、倫理学らしい。

 今回のコロナ対策の過程で、営業自粛要請の議論の際に、感染拡大か経済かどちらにしても命が失われる、トロッコ問題だという意見があった。

 為政者はトロッコ問題を避けては通れない。どちらを選択しても命が失われるから、判断には覚悟が必要だ。そして、判断が実施できること、判断した理由をわかりやすく説明しなければならない。

 今回のコロナ禍で、図らずも政治家や自治体の首長の覚悟、実施能力、説明能力が顕になったようだ。


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«行政を預かる者として意識していること <政治家の評価にも使える>

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