« 2020年10月 | トップページ | 2020年12月 »

2020年11月

2020年11月26日 (木)

やりがいは自己満足

「やりがい」なんてものを追求するよりも「成果」を追求したほうが、圧倒的に幸せになれる 識学総研 (2020/11/19)

「やりがい」とは仕事に紐づくものではない。
個人の願望に基づくものである。

は賛成だけど

成果にこだわれば、きっとやりがいはついてくる。

は賛成できない。

〇やりがい

 やりがいは自己満足だと思う。だから他人の評価は関係ないのだけれど、他人の評価は気になるものだ。

 やりがいが自己満足であれば、他人の評価に依存する、

  • 他者にうらやましがられること
  • 他者に称賛されること
  • 人より抜きんでること

をやりがいとすることも人それぞれだ。

〇成果とやりがい

 成果を上げることやりがいにつながる組織もあるだろう。
組織の成果と個人のやりがいに因果関係がある場合だ。たとえば、成果が顧客満足度ではなく売り上げで評価される場合には、売り上げを上げると、人より抜きんでてやりがいを感じる人もいるだろう。しかし、顧客の喜びをやりがいとする人は、成果を上げればあげるほどやりがいから離れることになる。

 つまり、成果を上げればやりがいにつながるのは「既定(規定)のやりがい」がある組織だろう。
「既定のやりがい」は、多くのメンバーがやりがいとはこういうものだ!と感じていることが多く、組織風土になっていたりする。

 成果とやりがいが相反する場合どちらを優先するか迷うことはよくある。
組織に属している限り成果を優先するべきだ。成果はその組織の存在意義だから。成果が優先できないなら、その組織から離れればよい。その自由を自ら手放してはならない。

 何度も言うが、「既定のやりがい」が悪いわけではない、人それぞれだから。
「既定のやりがい」を押し付けると、途端にブラックぽい組織になってくるのは確かだけど。

〇結論

  • やりがいは自己満足。だから、何をやりがいにするか他人を気にすることはない。
  • 成果がやりがいに繋がるとはかぎらない。組織に属しているかぎり、やりがいとは関係なく成果を上げる行動をすべき。

最近の投稿
Yoshiのよしなしごと】【Yoshiのブログ】【よしなしごと】【最近の書籍・雑誌

2020年11月23日 (月)

プレーヤータイプ <理解できないタイプがいることを自覚する>

 プログラミングを学ぶ子供たちには、デザイナータイプとアーティストタイプがいることがわかったと書いた。
アーティストタイプとデザイナータイプ (2020/09/27)

 最近、更にプレーヤータイプがいることが分かった。

  • デザイナータイプ
     解決指向で与えられた課題をクリアしようとする。
  • アーティストタイプ
     表現指向でプログラミングツールを使って、絵を書いたり音を鳴らしたりする。
     課題解決には興味がない。
  • プレーヤータイプ
     操作指向でパソコンやプログラミングツールを使うこと自体に興味を持ってる。
     課題解決にも表現にも興味はない。

どれか一つの特性だけが現れるわけではなく、三つの特性が連続して現れるようだ。 もちろん、どのタイプが良くて、どのタイプが悪いということはない。

 例えばゲームの作成考えると、

  • デザイナータイプは新しいゲームを考えられる。テトリスのようなシンプルなゲームなら作れるが、RPGを作るとキャラクタや画面がダサい。
  • アーティストタイプが作ったゲームはキャラクタには凝っているが、バグが取れていない。
  • プレーヤータイプは、ゲームを作らない。

 自分のタイプはかなり顕著なデザイナータイプだと思う。昔組み立てなくてよいマイコン(パソコンという言葉は無かった)が発売された頃にはすでにゲームは主要な用途だったが、ゲームには興味は無くひたすらプログラムを作っていた。

閑話休題

 子供がViscuitやScratchでプログラミングする際に、キャラクターを書くことに没頭してプログラムが出来ない、アーティストタイプがいることは前から気がついていたのだけれど、絵を描くことより、プログラムより、サンプルのゲームをプレイすることに興味がある子供が結構いることに気が付いた。

 この特性は大人なっても変わらないと思う。大人になる過程でいろいろな経験をするから、顕著には現れなくなるだろうが、本質は変わらないのだろう。

 以前。ほとんどの理工系の人のIT関係の職場にいたときには、明らかにアーティストタイプと分かる人はいなかった。この職場の技術研修でプログラミングの講師をやったときに、プログラミングより、問題を解決した事例が知りたいと言う人が多く、中にはそのプログラムが欲しいという人が必ずいた。彼らはプログラムは作るものではなく使うものと考えているようだった。 彼らに、プログラムが作れるようになると、初めて遭遇した問題も解決できるようになると説明しても反応は芳しく無かった。自分でプログラムが作れたら簡単に解決できる問題は多のだけれど。

 考えてみれば、この世の中初めて遭遇する問題は少ない。問題の多くは世界中の誰かが解決していて、その解決方法は大抵ネットにある。 だから、誰も解決していない数%の問題が解決できるより、誰かが解決している90数%が解決できる方が頼りになるのは確かだ。 しかし、デザイナータイプは納得できなかったりする。

 教える側もこの3つのタイプがいて、純粋なタイプほど他のタイプが理解できないことがある。 とすると、デザイナータイプの自分はアーティストタイプやプレーヤータイプが理解できなくて、有効なアドバイスができない可能性があることを、自覚しなくてはならないのだと思う。



最近の投稿
Yoshiのよしなしごと】【ICT×教育】【Yoshiのブログ

2020年11月20日 (金)

micro:bitで跳び上がると表示する名札 <ウケ狙い>

 micro:bitで加速度センサーを使ってみた。
加速度センサーのY軸の値を監視して、一定値より小さくなったら表示が始まる。micro:bitを身に着けていると、飛び上がると表示が始まる。

Jumptostart

電池ホルダーを胸ポケットに入れてmicro:bitを外に出すと跳び上がると表示する名札になる。

ダウンロード - makecode.microbit.org.lnk

micro:bitを初めて触る子どもたちにmicro:bitはどのようなもので何ができるのか説明するよりサンプルを見せたほうがイメージしやすい。

けっこうウケたので、ちょっと嬉しい。v(^^

ところで、

子どもたちにmicrobitを教えるときには、

  • ChromeでMakeCodeエディタを開くリンクを用意しておく
    IEが規定のブラウザに設定されていると、MakeCodeエディタのページを開くのに一手間二手間が必要。
    (makecode.microbit.org.lnk)

     
  • デバイス接続して直接書き込む方法を教える
    ダウンロードの設定でダウンロードフォルダが指定されている場合、ファームウェアを書き込むときに、ダウンロードフォルダからMICROBITドライブにコピー(D&D)が必要となり、パソコンの操作に慣れていないと結構手間がかかる。
      
  • ファームウェアが古くてデバイス接続できない場合は、Chromeのダウンロードの設定を変える
    chromeの詳細設定でダウンロードの前に保存場所を確認する設定にすると、ダウンロード時に保存場所を聞いてくるので、MICROBITドライブを選ぶと、プログラムが書き込まれる。
    Chromeの設定(右上の縦に3つ並んだ●)→設定→詳細設定(左下の▼)→ダウンロード→「ダウンロード前に各ファイルの保存場所を確認する」をON


最近の投稿
Yoshiのよしなしごと】【ICT×教育】【Yoshiのブログ

2020年11月17日 (火)

一生使える技術? <惑わされないように>

一生使える技術を身につけ、あなた自身の力で勝ち取る人材に
大変革時代!人生を変える新たなスキルを身につけろ!
(https://www.arciszewska.com/society/lp02/)

 今後、多くの仕事がAIやロボットに代替されていきます。そこでAIやロボットなどに代替されない人間しかできない仕事はとなると、テクノロジーを使って課題を解決したり、何か新しいものを創造するといった仕事になってきます。

とおっしゃる。 これは間違っていないと思う。

 だから、IT(情報技術)を学び理解するために、まずはプログラミングを学ぶことを勧めている。技能習得サービスの広告記事だから、プログラミング技能修得を薦めるのはわからなくもない。

 しかしだ。

 40年技術の世界で働いてきた経験では、「一生使える技術」があるとすれば、それは「新しい技術を短期間で習得する技術」だろう。 決してプログラミング技能ではない。

 「プログラミング」は文脈によって「プログラミング技能」とも「プログラミング的思考」ともとれる。義務教育で始まったプログラミング教育は後者だ。「プログラミング技能」は技能で「プログラミング的思考」は、ものの考え方や思考様式だからどちらが長く使えるか言うまでもないだろう。

 IT業界で職を求めるときに、「プログラミング技能」は評価される。しかし、「プログラミング的思考」は評価されないだろう。評価しようがない(雇用側に評価できる者がいない?)のだ。

 IT業界には「プログラマー35歳限界説」という伝説がある。プログラミング技能を習得しているがプログラミング的思考を修得していない者は10~15年働くと燃え尽きてしまうのだ。 だから、いつまでたってもIT技術者が足りないことが社会問題になったままだ。そこで、政府はようやく義務教育でプログラミング教育を始めたのだろう。
 
 今後働き方は変わるから、稼げる技能がなくなった者は、なんとなく会社にしがみついて人生を過ごすことができなくなるだろう。だから、新しい技能を習得しなければならなくなる。

 そのときに、「一生使える」に踊らされないようしなければならない。

 プログラミング技能を学んで首尾よく職を得たら、仕事を通じてプログラミング的思考(思考様式)を習得すれば一生使えるだろう。


最近の投稿
Yoshiのよしなしごと】【転職】【Yoshiのブログ

2020年11月15日 (日)

テキストプログラミング <大人の先入観で決めてはならない>

「テキストプログラミングは小学生には難しいは大人の思い込み」松田孝氏 ReseMom.biz (2020/10/29)

★重要なことは、大人の先入観で決めてはならないということ。誰にとっても、ビジュアルプログラミングよりテキストプログラミングが良いわけではない。

松田孝氏は、

 大人は、テキストプログラミングは小学生には難しいと考えがちだ。しかし、松田氏はこれは大人の思い込みだという。松田氏の経験から、子どもたちは「テキストプログラミングはかっこいい」といい、ビジュアルとテキストを選ばせると「テキストをやりたい」という子どもが多いのだという。「子どもたちは、実はゲームを通してキーボード操作に慣れている。文字の入力に慣れていないのは、トレーニングしていないから。最初はキーボード入力できなくても、子ども同士の学び合いで身に付けていくのです。もうひとつ、3年生からはローマ字を習い、英語活動が始まります」と説明し、「そういう意味からも、テキストプログラミングはこれからの時代にマッチしていると思います」とする。

とおっしゃる。そのとおりだと思う。昔のマイコン少年はテキストプログラミングしか選択肢がなかったが、ちゃんとプログラミングしていた。

 Scratchなどビジュアルプログラミング言語でプログラムを書くときに、ちょっと凝った構造にすると構造がわかりにくくなる。

 例えば、↓はネコが矢印キーで動く方向を変えるプログラムだ。がデフォルトの大きさの場合は下が切れるのでスクロールしなければ全体が見えない。

Blockeditor1

全体が見えるまで縮小する機能(マイナスの虫眼鏡)はある。しかし、当然小さくなる。

Blockeditor2

これより複雑な構造をプログラムを書いているのを見ると感心する。「うまく動かないんです」と相談を受けたときに、肩越しに画面を見ただけで構造を理解するのは大変だったりする。

 Scratchで書いた立派なゲームが公開されているが、コードを見るとすごく不雑で構造が分かりにくい。自分がこの量のコードを書くなら、とてもブロックエディタでは書く気になれない。

 昔のエディタは25行とか40行だった。関数や手続きなど一まとまりの処理は1画面に収まるように書けと言われていた。条件分岐や繰返しなどの構造が画面跨ぎになってスクロールしなければ処理の全体が見えないコードは格段にバグが増える。

 そう考えると、ビジュアルプログラミングでブロックエディタを使う場合は簡単なサンプルくらいのシンプルなプログラムを書くくらいがちょうど良くて、プログラミングに興味を持った人には、テキストプログラミングを教えた方が良いと思う。

★重要なのは、ビジュアルプログラミングよりテキストプログラミングが良いわけではないということ。

 人それぞれに向いたプログラミング環境があるのだ。さらに、プログラミングより、絵と絵を動かすことに興味がある子には、複雑なコードを書いていてもScratchが良いのだ。 大人の先入観で決めてはならないのだと思う。


最近の投稿
Yoshiのよしなしごと】【ICT×教育】【Yoshiのブログ

2020年11月 2日 (月)

定年後も働きたい。 

定年後も働きたい。 人生100年時代の仕事の考え方と見つけ方 松本すみ子 ディスカヴァー・トゥエンティワン

Photo_20201101003901

人生100年時代という言葉がよく聞かれるようになった。来年から人生100年時代になるわけではないとはいえ、60歳のオジサンの平均余命は22.84年だ。60歳の定年後5年再雇用で働くと18年くらい隠居生活が待っている。18年は結構長い。定年が5年延びても素直に喜べない。

 先輩たちのような生き方はもうできなくから、生き方を変えなくてはならない。そのためには、まず、オジサンが意識を変えなくてはならないのだろう。

 松本すみ子氏は、

  • 長寿とは、何もしない時間が長くなることではなく、社会のために生きる時間が長くなること。
  • 働きたければ、再雇用だけを当てにせず、自分から動くことが大切。
  • 自分の経験と知恵を生かせる職場や環境を探そう。
  • 即戦力として自分自身を生かせる機会を探そう。
  • 定年後の生き方が定まっていないなら、むやみに焦らず、悩む時間を意識的に作ろう。
  • ただし、考える期間はせいぜい半年から1年に。それなりに悩んだら、まずは動いてみて、そこから軌道修正していこう。

とおっしゃる。

 この本では触れてないのだが、ローンはとても重要だ。50歳を過ぎて、あるいは60歳を過ぎてから、真剣に次の仕事を考えようとした時にローン残額の制約は大きい。

 35年の住宅ローンを組んでいると60歳で返済が残っていることが多く、退職金で一括返済すると老後の資金が足りなくなるので、次の仕事を選ぶ時に、収入で選んでしまう。 いきなり収入が1/3になるとローンが支払えなくなるから、働かないおじさんと言われようが妖精オジサンといわれても我慢してしまう。

 一番の問題は、35年ローンを組むのが30代~40代の定年ははるか先と思っている世代だ。 そして、定年が現実味を帯びてきたときには手遅れになっている。

閑話休題

 60歳で定年して65歳まで働くとしたら、5年再雇用で働くほうが収入は多くなるだろう。 しかし、70歳まで働くとしたら、65歳で再雇用が終わったときの市場価値を考えなくてはならないだろう。

 まあ、今時だから、5年先のことなんてわからないんだけどね。


最近の投稿
Yoshiのよしなしごと】【転職】【Yoshiのブログ

« 2020年10月 | トップページ | 2020年12月 »