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2021年3月

2021年3月31日 (水)

LINE <一企業にインフラとしての責任を期待してはいけない>

LINEには国民的インターネットインフラを提供する覚悟が足りないけれど、国にそのことを言う資格はあるのか
山田 祥平 (2021/3/20)

 後発のLINEが災害対策を前面に出したのは目の付け所が良かった。

 最初は若年層のメッセージ交換アプリとしてユーザを確保して、裏技を使って上場し、既存の枠組みを壊さないようにユーザを拡大し、気が付いたら社会インフラ化していた。 LINEの戦略は成功した。

 しかし、私企業に社会インフラとしての責任を期待するのはやはり無理がある。そして、行政は社会インフラ化してきたLINEを便利に使ってきた。

 LINEに覚悟を求めるなら行政も同じように覚悟が必要だ。しかし、行政は覚悟どころか、便利なアプリくらいにしかとらえていないから、社会インフラとしてのメッセージ交換システムを提供するつもりも無いのだろう。

 山田祥平氏は行政のデジタルリテラシーが無いことに問題があると指摘されているが、それは、国民のデジタルリテラシーが無いことと同じことだ。

 問題を起こした企業と監督する行政を糾弾することは簡単だ。

 重要なことは、まず自分のデジタルリテラシーを向上させるための行動だろう。


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2021年3月25日 (木)

失敗を許す文化

デジタル庁「失敗許容する文化を」 民間採用助言の石黒氏 日経 (2021/1/21)

なぜ、民間の人を多く活用するのか。

今回の人事戦略について政府にアドバイスする、IT系スタートアップ企業の幹部・石黒卓弥さん(41)は、その狙いとして「新しい組織の立ち上げにおいては、必ずしもすぐに成功するものではない。失敗を許容する文化が必要。失敗を恐れず、様々なことに挑戦できる人が必要」としています。

正しいと思う。

その上で、

霞が関には失敗を許容する文化がないという前提があっての提言だろう。
文化は一朝一夕にはできないから、失敗が許容されない文化ができた要因があるはずだ。

石黒卓弥氏は、役人の資質や官僚組織にその要因があると考えているのではないだろうか?確かに役人や官僚組織にもその要因はある。

しかし、

最大の要因は、役人の失敗を許容しない国民やマスコミ、野党だろう。

デジタル庁はさっそく提出した法案に、不備があったらしい。
彼らはこの失敗を許容するのだろうか?

いくら、

庁内で失敗を許容しても、彼らが失敗を許容しなければ、失敗を許容する文化を作ることは難しい。

役人、役所もメルカリのように
「ごめんなさい」で世間が許容してくれると、失敗を許容する文化ができると思うのだが...



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2021年3月22日 (月)

Winny <金子勇氏が訴えたかったこと>

日本が失った天才、金子勇の光と影 Wired (2018/11/10)

 Winnyは昔注目していて、公判も見に行ったことがあるので、この記事に引っかかってしまった。

 推測だけど、
金子勇氏が創ったWinnyは、本来才能ある者のためにある著作権がジジイの既得権益化していることへの問題提起だったのではないだろうか。
才能に群がって利益を得ている人たちがいる現状から、才能を持った人が利益を得られる社会を目指していたのではないだろうか。

 ホリエモンこと堀江貴文氏がそうであったように、ある意味確信犯的であったように感じる。そして、首尾よく世間に自らの主張を披露する機会を得たにもかかわらず、中途半端に終わってしまった感がある。最高裁まで争ったが、結審した頃には世間は興味を失っていた。

であれば、法廷で堂々と主張すればよかったのに、著作権幇助の議論に終始した感がある。

 金子勇氏を天才と称して記事を書いたり映画を作ったりするのも、金子勇という才能に群がる人たちだという見方もできる。そう金子勇氏が変えようとしたそれだ。


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2021年3月 8日 (月)

ローマ字入力

小学校で区からiPadが配布され、授業で「まだローマ字は習っていないから、全員かな入力」と教わってしまった話

(小学校で区からiPadが配られたのだが、授業で「まだローマ字は習っていないから、全員かな入力」と言われたのだという。うちではパソコンでローマ字入力しているというのに。習っていない漢字は使ってはダメ的に、ローマ字入力は禁止って、そんな「GIGAスクール構想」っていったい何なの。)

2021-02-15 22:12:33

らしい。子供にかな入力の練習をさせると言う人がいたので、本気で止めたことがある。

 40年くらい前に、パソコンを買ってワープロソフトを本格的に使い始め、ローマ字入力より、カナ入力の方が打鍵数が半分なので練習たことがある。 しかし、タッチタイプできるようにならなかった。ローマ字入力はタッチタイプできるようになった。どちらも、誰かに教えてもらったこともない。

カナ入力は打鍵数は半分になるけど、

  • 覚えなければならないキーが倍ある。
  • 右手小指でタイプする文字が多い。
  • 数字のキーも使うのでホームポジションから遠い。
  • 最上段を小指でタッチするのが難しい。(小指が薬指の第一関節くらい)

ので、けっこう頑張って練習したのだが、カナ入力は早くならず、タッチタイプもできるようにならなかったので、ローマ字入力の速度を上げることにした。

 P検のサイト(https://www.pken.com/tool/typing.html)

逆にタイピング速度が「話すスピード」に近づく人にとっては、パソコンを単なる“清書ツール” としてではなく、自分の脳(思考力)の延長として活用することもできるようになります。

とある。これは重要だ。

 タイピング速度が遅いうちは、頭を、かな→ローマ字変換、キーを探すことに使うので、全てのローマ字に対応するキーを押下する前に、思い浮かべた文章が消えてしまい、思考が中断してしまう。

 しかし、タッチタイピングで話すスピードで入力できるようになると、思考を中断せずに文章を書くことがができる。 また、パソコンで議事録が取れるようになる。疲れていなければ、会議や打ち合わせで発表者の発言を要約しながら入力できる。 打ち合わせで発言をメモして、後からメモを見ながら入力するのは時間がかかる。 打ち合わせ終了時に議事録ができているのと、後から入力しなければならないのでは仕事の効率が大きく違う。

 タイピングの練習はローマ字を習ってから始めるべきと言う人は多い。しかし、小学3年生でローマ字を習い始めても、すぐにローマ字を運用できるようになるわけではない。特に、拗音や促音は書けるようにならないようだから、ローマ字を習得するまで待っていてはいつまでたってもタイピングが始められない。

 さらに、タッチタイピングできるようになると、頭の中で、かな→ローマ字変換しなくなる。 つまり、ローマ字を習っていなくても、かなに対するキーの位置を覚えたらタイピングはできる。

 20年前に、娘がローマ字を習う前にパソコンを使いたいと言うので、チラシの裏に、かな→ローマ字表を書いて渡しておいたら、ローマ字入力できるようになった。さらに、練習していたらタッチタイピングもできるようになっていた。最近、ローマ字を習うときにタイピングは役に立ったのか訊いてみたら、「ローマ字とタイピングは全く別物だった」らしい。

 タイピングは知識ではなく技能だ。掛け算と九九の暗唱と似ている。掛け算が理解できても九九の暗唱ができるようになるわけではなく、暗唱できるためには練習しなければならない。同じようにタイピングも、少しでも時間を見つけて練習しなければタイピングができるようにならないのだ。

 タイピングの練習ををするならば、iPadのキーボードではなく、ちゃんとしたキーボードで練習した方が良いと思う。


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