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2021年6月 7日 (月)

教育現場の連絡手段

教育現場の連絡手段は令和時代でもやはり…
ICT教育の情報収集は意欲的だが環境は未整備
東洋経済 (2021/01/10)

まだまだGIGAスクール構想自体の具体的な内容の啓発は必要と考えられるが、ICT教育に向ける先生方の興味関心は高く、情報収集や研修などに積極的に取り組んでいる様子がうかがえた。

と結論付けているけれど、アンケートに答えた人は意識が高く、意識が低い人はアンケートに答えていないのではないだろうか?

閑話休題

 業務改革にICTは付き物だ。そして、業務改善にICTを使うのではなく、ICTが活用できるように業務を変えることが重要だ。

 これまで、何度もIT化(古くはOA化)の掛け声のもと業務改善に取り組んできた。ところが、改善できないのである。なぜならば、改革でなく改善しているから。

 ICTの活用に取り組む人の多くは、現在の仕事のやり方を変えずに、個々の業務をICT化する。すると、ICT化は進むが業務は改善しない。改善しないどころか手間が増えたりする。

 学校ではGIGAスクール構想の目的を理解しないまま、これまでの教え方をICT化しようとしているのかもしれない。

 例えば、板書の代わりに大型ディスプレイやプロジェクタに表示する例は多いようだ。たしかに先生の手間は省ける。これをGIGAスクール構想で導入される、生徒のタブレットに表示したところで、先生から生徒に対する一方向の授業に変わりはない。

〇ノート

 生徒が手書きでノートを取ることに拘る人も多いようだ。

 漢字が書けなくなるとか、メモが取れなくなるとか理由を挙げるのだが、これまでは、手書きでメモを取る技能は必要だった。しかし、将来、手書メモの重要性は現状のままなのだろうか?音声認識技術も実用化されているし、携帯可能なデバイスも実用化されている。

〇辞書

 紙の辞書を引くことに拘る人も多い。

20年くらい前に娘が中学生だったときに、授業で電子辞書が必要だというので貸したことがある。娘に「軟弱者め」と言ったら、娘曰く、先生が電子辞書にしなさいと言ったのだと。

 先生は、辞書を引く目的は単語の意味を知ることだから、紙の辞書は効率が悪く授業時間がもったいないのだとおっしゃったらしい。

 とうとう、そんな時代が来たかと思ったのが20年前だ。ところが、未だに紙の辞書を引くことが重要らしい。

 全ての辞書がデジタル化するまでは、紙の辞書を引く最低限の技能は必要だが、紙の辞書を引く技能を向上させる必要性は低い。 今時一般人は、Googleに尋ねる方が速い。そして、子供たちは常時ネットにつながるタブレットを持つようになるのだ。

 板書も、紙の辞書も時代遅れだから廃止すべきというつもりはない。確かにこれまでは重要だった。 それは、その方法しかなかったからだ。別の方法方が使えるようになった今、板書、紙の辞書を引くことの目的を考え直す必要があるのだろう。

 目的を考えれば自ずと、現在において最適な方法が見えてくるだろう。

 もちろん、その方法は未来永劫最適とは限らない。


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