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2021年9月

2021年9月28日 (火)

いじめ問題とICT <学校だけの、子供だけの問題ではない>

町田市の小学校で発生したいじめ事件が話題になっている。
第三者委員会が設置されたらしいので、原因が解明できて再発が防止できることを願っている。

一連の報道で気になるのは、主因でなく遠因がフォーカスされていること。
マスコミは原因を解明することが目的ではないから仕方がない。
販売部数は視聴率が取れそうな話題にフォーカスするのは仕方がない。

多くのマスコミが取り上げている話題は、GIGAスクール端末の

  • パスワードが共通だったこと
  • チャットが規制されていなかったこと

が指摘されているが、どうもすっき入りしない。
この2点は主因ではないからだろう。

こんな記事が目に留まった。

異なるパスワードを使っていても、チャットを規制していても、この問題は解決しない。
なぜなら、問題はいじめが存在し、大人がいじめに対応することができなかったことだから。

閑話休題

とはいえ、パスワードの管理とチャットは重要だ。
パスワードの管理が杜撰だとか、個人同士のチャットを規制していないなどの正論を唱えても問題は解決しない。

●パスワードの管理

低学年では難しいだろう。高学年になっても、いきなり管理するのは難しい。
30人もいれば、capsやカナになったままパスワードを入力したり、パスワードを忘れたりする子供はいる。
このようなログインのトラブルに1人の教師が対応していたのでは、学習の時間がなくなってしまう。

パスワードの管理について正論を述べているマスコミは多い。
しかしだ。
大人は皆、マスコミがが書いているようにきちんとパスワードを管理しているのだろうか?
ポストイットにパスワードを書いてディスプレイの縁に貼っている大人はいないのだろうか?
"1234"や"qwer"をパスワードにしている大人はいないのだろうか?

学校だけの問題、子供だけの問題にしてはいけない。

●チャット

GIGA端末で自由にチャットが使えることについては、整備される間から議論があった。
GIGA端末に限らずSNSの利用や文字でのコミュニケーションの注意点は、多くの学校で、情報モラルの授業で教えている。
チャットを規制していない学校は、検討した上でチャットを規制しなかったのだろう。

全ての親や教師などの大人が、適切なSNS使い方を指導できるわけではない。
それは、SNSで頻繁に発生する、誰かを死に追いやる炎上を見れば明らかだろう。

GIGA端末でチャットを規制することは問題の解決にならない。

子供たちは遅かれ早かれスマホを使うだろう。
それまでに、SNSでのコミュニケーションについて指導できなければ、問題を先延ばしするだけだ。

結論

パスワードの管理やチャットの利用について正論を語ることは簡単だ。
大人は、子供たちに満足な指導できないできないことを知るべきだ。

そこから、始まる。


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2021年9月21日 (火)

方、人、者の使い方

三原じゅん子副大臣のTweetが炎上している、というアサ芸Bizの記事が方々で配信されていた。

「妊娠中の者」という表現が不適切だという指摘だ。
tweet自体は厚労省の公文書のタイトルの引用のようだから、非難するなら三原じゅん子氏ではなく厚労省のではないかと思う。
まあ、三原じゅん子氏は副大臣だから無関係ではないのだが。

三原じゅん子氏もアンチがたくさんいて大変だ。

閑話休題

ブログで文章を書くときに、方、人、者の使い方でいつも迷っていた。
小学館 類語例解辞典によると
「人」は、目上・目下、内・外にかかわりなく使える
「方」は、目上、あるいは目下でも距離のある相手を敬っていう。
「者」は、卑下や軽視を含む。公式的な文書などにも用いられる。
「奴」は、見下したり、悪くいったりするときに使う。
らしい。
敬意や軽視を含まない、客観的に人間を指す場合には「者」を使うことが多かった。
公用文を書くことが多かったので、特に軽視を含むことを意識しないで使っていたが、世間一般の概念からズレていたようだ。

三原じゅんこ氏も役人が書いた文章をたくさん読んで、「者」の概念が世間からズレてきたのかもしれない。

気をつけよう。


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2021年9月17日 (金)

心理的安全性 <自然には作れない>

「サラメシ」会議は性別や地位で差別されないすてきな場 日経Xwoman たむらようこ

NKHの「サラメシ」は好きで毎週見ている。
ひととき昼の再放送も見ていた。

サラメシの会議では、

若手もベテランの企画に疑問点があれば、どんどん突っ込む。若かろうと、ベテランだろうと、一人のクリエーターである限り、納得いかない点を放置しておくのは職務怠慢、といった雰囲気。

らしい。

サラメシ製作チームは普通ではない特殊なチームだと思う。

普通の人は、権限を持っている人に忖度して、企画を上げたり意見を言うことが多い。
社会に出て、少し仕事をすれば、それが、手早く仕事を終わらせるための方法だということがわかる。
特に顧客から遠く、誰が顧客かわからなくなる職場では、顧客より職場の空気、上司の意見が優先する。

  • 上司が「誰でも自由に発言してね」と雰囲気を良くしているチーム
  • 上司の発言に関わらず、メンバーが誰でも意見が言えるチーム

は似て非なるものだ。

例えばチームの中で最も立場の弱いメンバーが発言することを考えると、

  • 前者は、上司の意思、
  • 後者は、メンバー個人の意思

重要なことは、メンバーの意思で発言できることだ。
サラメシ制作スタッフの雰囲気は、局Pの資質によるものか、伝統なのかはわからない。

しかし、局Pはメンバーが自分の意思で意見が言える雰囲気や環境を作る努力をしているのだろう。
この雰囲気は努力しなければ、作ることも維持することもできない。

さらに、その努力を見えないようにしているのだろう。
努力が見えると、局Pの努力に忖度してしまうから。

サラメシに注目しておこう、番組を通して制作スタッフの雰囲気や雰囲気の変化が見えるかもしれない。


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2021年9月14日 (火)

尾身会長のインスタ <若い人たちが試されている>

★尾身会長の行動で若い人たちが試されている。

尾見会長が
インスタ
を始められたと聞いたので、アカウントを作ってフォローした。

最新の動画ではインスタを始めた理由を話しておられる。
若い年代の人たちと会話したいのだそうだ。

NHKのニュースウォッチ9でのEXITのりんたろー氏との会談でも、若者との意識の違いと政府や分科会のメッセージが若者に届いていないことに驚いておられた。

コロナ感染症分科会では
政治家や有識者がそれぞれの視点で議論している。
その結果は新聞や地上波TV放送などマスメディアで発信することが普通で最善とされいる。
そして、そのメッセージを受け取った国民は、メッセージに従って行動すると考えられていのだろう。

ところが、若い世代を中心に、メッセージを受け取っていない国民が、多くいる。
若者は地上波TVそれもニュースなんか見ない。

学者の悪い癖だが、
人は合理的判断に基づいて行動することを前提にしているのではないだろうか。

多くの人の、情報を開示すべきという要求はもっともだ。
しかし、その真意は「正解を示せ」だ。
ところが、万人に取っての正解は無い。
日本人はコロナ対策のように前例や正解の無い判断をしてこなかった。
だから、正解のない問題を自ら判断できない人は多い。

合理的判断ができたとしてもその判断に従って行動できるとは限らない。
日本は同調圧力が強い。
マスク警察や自粛警察などの自警団が現れて自主的取り締まりを始める。
自粛警察に逆らってまで、個人の合理的判断通りに行動できないことは多い。

世の中には異なる世界がある。
一国民にとっては、政治家や学者、有識者の集団は異なる世界だ。
一方、政治家や学者、有識者にとって一般社会は異なる世界だ。

自分がいる世界とは価値観や、判断基準が異なる世界の存在がわからなくなる。

話を戻して
尾身会長が、自ら若い人たちの中に入るという姿勢は素晴らしいと思う。

歳を取って地位と名声を得ると、自分と異なる意見、価値観を持っている集団に自ら入ろうとしない。
エライ人は呼びつけて、フカフカの絨毯の部屋の応接セットに座って対応する。

最新の投稿ではアンチがたくさん集まってきたようだ。
6000件もコメントが付いたら、まともな議論ができる相手を探すのが大変そうだ。

若い人達(尾身会長から見て)は
尾身会長と会話することができるのだろうか?
最近のコメントを見ると、自分の特殊事情と陳情と憂さ晴らしと罵倒が多いような気がする。

正解のない問題への対応は、異なる価値観を持った人と会話できる人の存在が重要だ。
若い人たちは、同じ価値観を持つ世界に閉じこもっていてはいけない。

尾身会長は純粋に若い人たちと話したいのだろう。

尾身会長の行動で若い人たちが試されている。


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