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2012年8月

2012年8月31日 (金)

弱腰外交

生後2月の猫を一晩預かった。(↓小熊みたいなので「くまちゃん」と呼ぼう)
Img_5883

我が家には、非理系猫 あづきさん がいる。
(普段はこんな感じ↓爆睡中のあずきさん)
Img_5853

 ↑あづきさんは蜘蛛を見つけても猫パンチはするけれど止めを刺せないし、家人に無体なことをされても爪を出したこともないような平和主義者である。

 ところが あづきさん くまちゃんがくると普段見せたことのない警戒態勢(まるで近くの国からミサイルが飛んでくるかのような)、一方くまちゃんはお構いなしにヨチヨチ歩き回る。あづきさんがパニック寸前なので友人からケージを借りて くまちゃんを隔離することにした。

 くまちゃんがケージに入れられて自由に歩き回れないのを知ると、ケージに近づきフーとメンチを切ってているが(一応縄張りを主張したようだが)、普段めったに居ない別の部屋にそそくさと退避していた。

 そんな弱腰でいいのか あづきさん!!
う~ん!この弱腰外交どこかで見たような...

2012年8月29日 (水)

野村の「人生ノート」 & 采配

野村の「人生ノート」 野村克也・野村克則 日本文芸社
Photo

采配 落合博満 ダイヤモンド社
Photo_2

 どちらも教訓となる考え方(ボールドになってる)を核に3、4頁(2,000~2,500字)にまとめているので非常に読みやすく、テーマ毎に完結しているので通勤途中の読書に適していて、前者にはストーリーは無くアラカルト的、後者はストーリーがある。

 訴えたいこと・重要なことをボールドにするのが流行っているらしく、バラエティ番組の字幕のようで鬱陶しいという人もいる。どこが重要と感じるかは読者に委ねるべきだという主張である。(斜め読み対策か?)

 これらの本は、最初に取り上げる一文(ボールドの部分)を決めてから無理やりビジネスの話にこじつけているような感じは拭いきれない。(ライタの腕次第か?)、1テーマが2,000字程度なので話に奥行きがない(←ちょっと抽象的か?)厚みがない。(←おなじだ)

 これらの本はビジネスマン向けだと思うが、編集者はちょっとビジネスマンをバカにしてはいないだろうか。

それはさておき中身の話
野村前監督は

「一流より「超二流」の選手の存在が大切」
「「超二流」は頭を使って必死に努力すれば、誰でもなれる」

といい
落合前監督は

「できる・できない両方分かるリーダーになれ」

という。両氏ともに下積みからの努力があったから這い上がって長い間一流のプレーヤーでいられたということだと思う。

 両氏とも選手として野村流にいえば超一流である。野村流にいう超二流ではないと思う。
野村前監督は、三冠王1回、本塁打王9回、打点王7回であり、方や落合前監督は三冠王3回、首位打者5回、本塁打王5回、打点王5回である。
これだけの実績を残せたのは決して二流の素質+努力ではないと思う。非凡な先天的な素質+努力があったのではないだろうか。

 野球業界は、一流選手は指導者としての力量に関わらず監督をやることが多いが、 監督という職業は、後天的な能力が重要だから、現役時代に努力した者と努力していないもの差が明確に表れるのであろう。
 その努力の結果得られた教訓が本の中で紹介されている訳だが、自己啓発本大好き人間はどこかで聞いたことがある教訓が多い。

 人生において成功の特効薬はなく言い古されてきた教訓を如何に理解し、如何に実践できるかが重要であり、その答えは、落合前監督の「采配」P280の、「俺のやりかたは、おまえのやり方ではない」の最後に書いてあった 

[采配],P283
技術、仕事の進め方というものには
「絶対的な基本」がある。
しかし、「絶対的な方法論」はない。

具体的な方法論は自分で見つけるしかなということだ。


 それは真実だ。
けれど...ならばこれらの本の存在意義はなくなってしまうのではないか?
この結論に至った過程・葛藤が書いてあれば参考になると思うのだが。(満足なインタビューしていないのか?)
 これらの本が想定しているターゲットはどんな人なのだろうか?

2012年8月27日 (月)

Forming Handwritten-Like Digits on CRT Display (2)

続き
’2’のシミュレーションができたので’0’から’9’までシミュレーションしてみた。
Num0_2 Num1 Num2_4 Num3Num4_2Num5Num6Num7Num8Num9

シミュレーションしただけで作ったつもりになってはいけない。
実際に作ってオシロで表示してみることが重要だ。

 これらの回路を使用した 時計を考えると

  1. ブランキング
    位相回路+ツェナーを使うと簡単そう
  2. (1)の波形が反転している
    CRTを天地逆にするか。逆立ちして見るか。
  3. オフセット
     数字によってDCオフセットが異なるので切り替えて使うには数字毎に外部からオフセット電圧を加えないと表示場所がずれる。
  4. 多桁表示
     時計なら4桁必要だがダイナミック表示は大変そうだし、スタティック表示にするとこれらの回路が4セット必要になる。

それはさておき
どうやって定数を決めたんだろうか?
出展は、Electronics, 1959 Vol.11 だ。当然その頃Excel等はない。そもそも8080の発売が1974だからマイコンもない。ゼロからC&Tは大変だ。

  1. 手書きの数字をX、Yの波形にする
  2. ↑を全サイクル、半サイクルの正弦波の組み合わせで作る
  3. 移相量、振幅を計算する
  4. 実際に組んで、cut&try

でやったのか?

2012年8月25日 (土)

Forming Handwritten-Like Digits on CRT Display

電子回路大辞典に載っている、オシロをX-Yモードにして数字を描かせる回路

0 1 2

3 4 5_2

6 7_2 8_2

9

すべて受動素子しか使っていないところがミソである。

基本的には↓の移相回路で移相した波形をダイオードで合成して必要な波形を作っている。
Ps
↑の移相回路は振幅は変わらず180°まで位相できる。

’0’、’1’の回路は面白くないので’2’を作る回路をシミュレーションしてみた。
トランスの2次側電圧がわからないのでとりあえず6Vでやってみる。
1N222がどんなダイオードか判らない。ぐぐってみるとデータシートは見つからなからず、zenerだったりGeneral Purpousだったりだ。zenerではないので1N4148でやってみる。

Num2_2

Num2wav 2wave

(1)の波形は反転している。(2)は本に載ってる波形とちょっと違うようだけど...

 見やすいように(1)を反転してプロットしてみた。
Num2xy1

’8’に見えるけど一部をブランキングしたら
Num2xy2

ちゃんと’2’に見える。

シミュレーションしただけで作ったつもりになってはいけない。

2012年8月23日 (木)

電子回路大辞典

電子回路大辞典 John Markus編、東芝半導体技術部訳 誠文堂

2 1

 この本を初めて見たのは学校の図書館であった。

 初版は昭和46年、写真のものは第3版昭和47年で、真空管よりトランジスタを使った回路のほうが多い。
 就職して間もない頃に何気なく立ち寄った古本屋でこの本を見付けた。古本だから定価9500円より安くなっているのかと思いきや、なんと定価より高く値切ったがまけてくれなかった。
でも、どうしても欲しかったので思い切って(飲み代を節約して)買った。(当時給料は少なかったので本当に大変だった。)

 回路にはそれぞれ数行の簡単な解説があるだけで、詳しいことは出典(EPE MagazineとかEEE Magazineとか)を当たれということだ。当時田舎で海外の技術雑誌(しかもバックナンバー)を見ることはできないので動作が理解できない場合は実際に作ってみるしかなかった。
最近はSPICEのシュミレーションで横着をしてしている。

 時々この本を眺めていると、娘が「お父さん、画だけの本を見ていて楽しい?」と聞いてくる。
わけのわからない画(回路図)を眺めて悦に入っているように見えるらしい。
 回路図(画)だけの本を楽しそうに読んでいるのは理解できないのは分かる。子供の頃、親父が趣味の盆栽の本(写真集)を、真面目な顔で見ているのが理解できなかった。それと同じだろう。
 他人には理解できない楽しみがあるのだよ。

2012年8月21日 (火)

i-Pot

帰省したら、i-Pot(iPodのパクリではない、iPodより先に発売されている)が新しくなっていた。
見た目は普通の湯沸かしポットだが、給湯するとメールしてくれたり、Webで使用状況が見れたりするというスグレモノである。
Ipot

DoPaサービスの終了に伴いFOMAを利用したi-Potに変わったらしい。
離れていても家人の生存確認ができる。

2012年8月19日 (日)

ふるさとの山にむかいて言うことなし

ふるさとの山にむかいて言うことなし ふるさとの山はありがたきかな

Yama1

ふるさとの山は変わらない。
変わったのは、知り合いが歳を取ったこと(自分も)と、
生家がgoogle mapの航空写真で見えること。

###

 歳を取ると、「ふるさと」とは、生まれ育ったところだから「ふるさと」なのだろうか、帰る自分を迎えてくれる親戚縁者、友人がいるから「ふるさと」なのだろうかと思う。
(追記8/20)

2012年8月17日 (金)

誰かが助けてくれる

一生懸命に取り組んでいると何故か助けてくれる人が現れる。

 昔話である。
職場の「発明考案コンクール」に応募するために、静止画を無線で伝送する装置を作ろうとしていた。ビデオカメラで撮影した画像を、キャプチャしてJPEGで圧縮して無線回線で伝送するというものである。
 当時、手元にあったのは、PCとビデオカメラだけだったので、キャプチャボード、無線機-PCのI/F、画像圧縮プログラム、伝送プログラムを作る必要があった。
 先ずキャプチャボードを作ろうとして挫折した。NTSCに関する知識も足りなかったし、音声帯域のA/Dコンバータは使ったことがあったけどビデオ帯域は扱ったことがなかったので無謀といえば無謀だった。
 キャプチャした画像は無線で伝送するので24bit/pixでは厳しい、圧縮方法を調べたらJPEGという規格があってこれを使うとかなり圧縮できるらしいことが分かった。今では、JPEGに関する情報は書籍でも、ネットでも簡単に見つけることができるし、フリーのライブラリもあるが、当時田舎では資料を見つけることができなかった。(インタフェース誌がJPEGの特集をしたのは数年後)
 とあるメーカのキャプチャボードにJPEGライブラリが付属していることを知り、これらを使うと作れそうな気がしたが、購入する金がない。
 職場のコンクールに応募するとはいえ予算は少ないし、JPEGの規格も入手できないで八方ふさがりになっていたとき、前の部署で勤務していたときの上司が、PC98用のキャプチャボード+I/Fbox+JPEGライブラリの予算を付けてくれた。
「こんなに製作費もらっていいんですか」と聞く私にその上司は「できない奴のところに予算を付けても仕方がない」と言われた。
 その後なんとかその装置を完成させてコンクールに出品し、無事最優秀賞を貰った。
予算を付けてくれた元上司は既に退職されている。退職される前に本当に完成すると思って予算を付けてくれたのか尋ねておけばよかったと思っている。

 30歳を過ぎてからUNIXの勉強を始めた。
UNIXの存在は知っていたが当時触ったこともなく、UNIX、ワークステーションという響きに漠然としたあこがれを持っていた。
 異動したとき隣の部署にはSUNとAIXがあったが自由にさわれる環境ではなく、UNIX-magazineやUNIX-Userを読んで妄想していた。1995年頃だったかPC9801でBSD386が動くのを知り、PC98NC(386SX20MHz)にインストールしようとしたらSCSIのHDDしかサポートしていない。
 調達を担当していた先輩にそんな話をしたら、340MBの外付けSCSIディスクと98NOTE用SCSIアダプタを買ってくれた。
結構高かったので「本当に買ってくれるの?」と聞くと「他の人は、買うだけ買っで使ってないんだから、本当に使う人の為に買えばいいんだよ」と言ってくれた。
 おかげで、誰に気兼ねすることもなくUNIXを使うことができるようになった。
隣の部署のSUN SS20とは比べものにならないが、時間がかかるmakeもリブートも自由にできたのでずいぶんUNIXやネットワークの勉強になった。
 それまでは無線屋さんだったのだが、当時ネットワークやUNIXの知識を持った者が少なかったので、この関係の仕事に鞍替えし現在に至っている。
 その先輩は残念ながら若くして他界されたので、本当にモノになると思って買ってくれたのか尋ねることはできない。

 この2人に出会わなければ、今の自分はなく違った仕事をしているのだろう。
それなりに歳を重ねたが、一生懸命やっている人を助けることが{できる|できている}のだろうかと思う。

2012年8月15日 (水)

あなたが変わるまで、わたしはあきらめない

あなたが変わるまで、わたしはあきらめない 井村雅代 光文社
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村井氏は教育者で、教育者ならではの育成方法だと思う。

 人材(選手)育成を考えた時、結果のために必要なスキルを成長させればよいという考え方もある。トップアスリートのコーチはたいていスキル毎に分業制だ。
 村井氏は、選手育成をスキル獲得だけでなく人間的成長まで考えているから、体格的に劣る日本人や、チームワークに問題がある中国人を指導して選手達に結果を残させることができるのだろう。

 一般的に、人材育成を考えた時にここまで考えているかというと、とりあえず一人前の仕事ができるくらいのスキルが身につけばよい程度の意識ではないだろうか。
その上のクラスの人材を育成しようとすると人間的成長が必要だが、他人の人間的成長に関わるには”覚悟”が必要である。
 今後の組織を背負って行く人材を育てようとするとするなら、「育てる」という者が先ず覚悟を決めなければならない。

「教育とは流水に文字を書くようなはかない業である。だが、それを岸壁に刻むような真剣さで取くまなければならぬ」 
森信三

2012年8月11日 (土)

Google 20%ルール

イノベーションのジレンマ」に陥らないようにするための工夫

 既存の優良企業が行っている開発は持続的なイノベーションであり、優良企業であり続けるためには持続的イノベーションが必要であるが破壊的イノベーションの前には無力である。
 この対策としてGoogleは業務の20%の時間を自分のプロジェクトに割り当てるというルールを設けているそうだ。古くは3Mに15%の同様のルールがあったらしい。

ここに20%ルールを導入しようとしている人のblogがある。実際に導入し成果を上げるためには次の問題点あるようだ。

  1. 義務か推奨か
    業務時間の20%を自分のプロジェクトに使うことを義務化するか、推奨に留めるか
  2. 評価
    アプトプットをどのように評価するか

 σ^^)も考えてみた。

文化的観点
 成果主義、個人主義の欧米では、他の人とは異なる成果を上げたいという動機が存在する。また、ジョブデスクリプションの逸脱は困難なため、自分で管理・差配できる時間に対するニーズが存在する。
 一方年功序列、日和見主義の日本では、他の人と比較して能力が劣らないように勤務年数を重ねることが重要で、日和見主義(協調的)の観点から抜け駆を嫌うという性質があり、自分で管理・差配できる時間に対するニーズは低いと考えられる。

ワーカー的観点
 義務化された場合には失敗したときに言い訳ができるという心理は働くが、義務化によってモチベーションが低下するおそれがある。
 推奨された場合には制度の利用は任意であるから、制度を利用した結果が求められるが、破壊的イノベーションを目指すことはハイリスク・ハイリターンであるからリスクを取りたくないという負の動機がある。

マネージャー的観点
 破壊的イノベーションの創造に割り振った20%分を超える成果を上げればよく、実際には、誰か1人でも破壊的イノベーションが達成できたなら十分お釣りが来るであろう。
この制度の導入は従業員が決める問題ではなく、マネージャーが判断すべき問題であろう。
ただし、実際の運用はモチベーションを低下させない仕掛けが必要である。

σ^^)的観点
 σ^^)が制度を利用する立場ならば、σ^^)は山師的気質があるので、推奨でもこの制度を使用すると思う。でも、リスクヘッジは必要と考えていて、スキルアップを兼ねるテーマを選ぶと思う。

 マネージャー的立場ならば、破壊的イノベーションはマネージメントできるのだろうかと考える。
ワーカー的観点で考察したように、管理的(義務的)に運用することでのモチベーションが低下する可能性はあるが、義務的運用で、モチベーションが低下するような人材には、破壊的イノベーションが起こせるとは思えないので気にしないという選択もあるのだが...

 この制度を導入するなら義務ではなく推奨として導入し、モチベーションの低下を防ぎつつ、破壊的イノベーションはモチベーションの高い人材に期待する。←普通だな!思考が足りてない!

 3Mは15%で運用していたそうだが、Googleが20%で運用している。20%はかなり大きな値で、成果はモチベーション依存であることを考えると、最悪実績が20%低下する可能性がある。

 成果=(能力×モチベーション) ≧ (実績見込み*20%)とすると、Google社員のモチベーションはかなり高い。
成果に対して高いモチベーションを有している環境・社風だからこそ可能な制度かもしれない。

2012年8月 8日 (水)

「わかる」 ということ

畑村式「わかる」技術 畑村洋太郎 講談社現代新書 ISBN 4-06-149809-6
S

「わかる」ということの意味 佐伯胖 岩波書店 ISBN 4-00-003939-3
Photo

畑村先生は、「わかる」とは知識の抽象化といわれる。
佐伯先生は、「わかる」とは既に知っていることの体系化だといわれる。
畑村先生は、学ぶ立場から、佐伯先生は教える立場から書かれておられる。
「単に解法を運用することと理解とは異なる」という点で一致している。

 佐伯先生の本は初版が1983年で、ゆとり教育がはじまったころである、なぜ佐伯先生の提言は日本の教育に受け入れられなかったのだろうか?

 小学生の頃、元素記号に興味を持ち、担任の先生に聞いてみたら図書室に連れて行かれて「このあたりの本を読みなさい」と言われた。
また、三角形の辺の比と角度について考えたことがある。授業で使う分度器を忘れて、辺の比で角度は計算できるのではないのかと思ったのだ。昼休みの間、考えてもわからないので先生に聞いてみたら「う~ん」としばらく困って「高校に行ったら教えてくれるよ」と言われた。(確かに高校で習った。)

 三角関数は先生に言われたとおり高校で習って、公式は覚えたが分かったとは言えなかった。その後無線屋さんを目指したので三角関数から逃げることができず、付き合ってきた。

 分からなくても興味があるうちにさわりだけでも教えることはできないのだろうか?と小学校を卒業して40年近く経ってふと思う。
尤、あと3分で午後の授業が始まるという時に小学生が三角関数を教えろと言って来たら誰だって困ると思うけど。

経験的には
 「わかる」に秘訣はなくて、「分かる時」が来るまで(学び|伝え)続ける他に方法はないような気がする。
 「わかる」は大きな容器に水を汲む作業に似ている。最初は、満杯になりそうにないと感じているが、水が満杯に近づくと、簡単に満杯になりそうだと思う。
これと同じように、「分かる」も最初は全く理解できないことが、ある程度理解が進むと急激に理解が進み「わかった」と思う。
ところが、その喜びも束の間、外側にもっと大きい容器があるのに気付く。つまり全然わかっていないことが「わかり」また学習を続ける。
「わかる」はこの繰り返しだと思う。

 親になって娘達に教える立場になり、職場では指導する立場になって思うことは、
教育する立場の人が教育に関して語るとき「分からせる」とか「理解させる」とか使役表現で語ることが多いということである。
ところが、理解力の悪い私としては 「分からせる」とか「理解させる」とかは絶対無理だと思う、なぜならば、自分自身のことを振り返ってみて、「わからされた」ことも「理解させられた」こともないからである。

 若い人たちの「わかる」ことに関して私が関わることは僅かであるけれど、彼らの「わかる」瞬間に立ち会うことができたら幸福なことだと思う。

2012年8月 6日 (月)

Arduinoそっくりさん

作りかけて放ってあった、秋月の「FT232RL USBシリアル変換モジュール(AE-UM232R)」そっくりさんを作った。
Aeft232_clone Aeft232_clone1_2
FT232RLを使った、ただのUSB-Serial変換アダプタだ。

 FT232RLをSOPのピッチ変換基板に載せて、コネクタ、コンデンサ類は千石で売ってるフレキシブル基板(曲がる万能両面基板両面スルーホール)をはさみで切って使った。

 なぜ、わざわざAE-UM232そっくりさんにしたかというと、秋月のArduino互換基板を持っているからである。
Img_5860

AE-UM232にソケットを使うと、シールド基板と干渉することは知っていたのだけれど、本当に干渉する。
Universalsheeld

秋月C基板で作るか
Akizukic

ホストシールドを作るためにMAX3421EはDigikeyで買ってある。

 ここを参考すzのAVR研究所 にあるFT232RのBitBangが使えるavrdudeを使ってBootloaderを書いて、サンプルスケッチをロードするとちゃんと動いた。
Arduinoide

 AVRの書き込みは、arduinoISP+avrdude+avrdude-GUIを使っている。
学研のjapaninoも買ったのだがarduinoISP専用になっている。)
本家のavrdude-GUI 1.0.5はFlashメモリに書くデータファイルをうまく指定できなかった。

ファイル名、ディレクトリ名、またはボリューム ラベルの構文が間違っています。

と叱られる。
ソースも公開されているので読んでみようかと思っていたら、既にパッチを当てている人がいて修正版が公開されていた。
(横着しないでコマンドラインで使えば良いんだけど...)

2012年8月 4日 (土)

JTAGkey Clone

以前作ったJTAGkey そっくりさん
Jtagkeyclone
秋月のAE-FT2232(FT2232変換モジュール):下
とレベル変換IC(SN74LVC125:左上、SN74AVC4T245)を使ったもの

回路図は、ねむいさんJTAGkeyClone(FT2232系JTAG I/F)製作のすすめを参考にしている。
異なる点は

  1. 部品の変更
    手持ちの部品の関係で
    SN74LVC2G125、SN74LVC1G125→SN74LVC125
    SN74LVC2T45→SN74AVC4T45
    を使ったので5Vは使えない
  2. 3.3V出力
    FT2232の3.3V出力をターゲットに供給できるようにSWを付けた
  3. シリアル
    シリアルの端子も出しておいた
  4. EEPROM省略
    EEPROM(93LC64)を省略したのでコンフィグで対応する

これとOpenOCDを使ってIFのおまけARMボードにアクセスする記事はこちら

2012年8月 1日 (水)

「文章の書き方」本

コラム・イナモトというblogに「嫌いな書き方」という記事があった。

 ここで3冊の「文章の書き方」本が紹介されている。いずれも、著者が避けたほうがよいと考えている書き方、あるいは許してはならないと考えている書き方が紹介されている書籍である。
その3冊とは

  • 理科系の作文技術(中公新書)木下是雄
  • 日本語の作文技術(朝日文庫)本田勝一
  • 「超」文章術    (中公新書)野口悠紀雄

である。

偶然にも、この3冊は、私が薦めている「文章の書き方」本である。
数ある「文章の書き方」本で1冊だけ薦めるとしたら「理科系の作文技術」、3冊薦めるとしたら上記の3冊である。

「理科系の作文技術」
1
 この本を先ず薦めている。職業柄、レポート、報告書、説明書、マニュアルを書いたり添削することがあるが、私が書き方について説明するよりこの本を読んでもらった方が話が早い。

「日本語の作文技術」
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 この本は、「事実的」「実用的」な文章を書く技術が論理的に説明してあり、練習したら書けると思うきっかけとなった本である。

「「超」文章術」
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 この本は、後発だけあって非常にまとまっていて、いいとこどりの感がある。
今の職種でなければ、この本を一番に薦めると思う。

「文章の書き方」本をたくさん読んで分かったことは、

  • 事実を伝える目的の作文は才能ではなく技術である
  • 日本の国語教育では事実を伝える目的の作文技術を教えない

ということである。
 義務教育で書いた作文と言えば、読書感想文や、遠足の感想文、反省文^^;)等の、自分の感情を表現する文章である。 しかし、事実を伝える文章を作文する技術がないので感情を伝える文章は書けなかったし、先生に添削されても何が悪いのかわからないので身に付かなかった。

 事実を伝える目的の作文は技術なので、大人になってから習得可能である。

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