フォト
無料ブログはココログ

« 2013年9月 | トップページ | 2013年11月 »

2013年10月

2013年10月30日 (水)

会社は頭から腐る

会社は頭から腐る 富山和彦 PHP文庫
Photo

そんなことは分かってるよという本かと思ったら、産業再生機構で腐った会社を数多く見てきているだけに説得力がある。

「第6章 今こそガチンコで本物のリーダーを鍛え上げろ」では、試験型エリートをリーダにすることの問題について、1章かけて、これでもかと語る。

 しかしである。試験型エリートしか採用していない場合はどうするのか?
採用担当が試験型エリートだから、採用を変えることは自己否定につながるので、採用を変えることができないというデットロック状態をどう変えるのかが問題だ。

 若い人たちに話す機会があるときには、「仕事の出来と学歴には相関は無い」と伝えている。「記憶力には無を有にする力はない」とも伝えるいる。若い人たちは頭ではわかるけど行動できないのだろう。20年以上記憶力で評価されてきた人たちにい対して、きなり仕事では記憶力より思考能力・創造力が重要だと言っても難しいかもしれないと思う。

 かといって、若い人たちが全く使えないわけではない。お勉強の出来と仕事の出来に相関が無いだけなので、自ら考えて、能動的に知識・技術を修得できる人も一定確率で存在する。しかし、おじさん達が下した評価が低いと、自ら考えて行動する人を発見しにくい。

 変化が激しい時代に適応するには、試験型エリートでは難しいことは、多くの識者が指摘しているとはいえ、一夜にして方針が変わるなどとは考えられない。

 とりあえず、自分の周りから変える。酒席でウダウダ言っていても始まらない。

2013年10月28日 (月)

分からないことが分からない(3)

分からないことが分からない」について
分からないことが分からない(2013/10/15)
分からないことが分からない(2)(2013/10/24)
に書いた。

 「わかる」について
畑村先生は、「わかる」とは知識の抽象化といわれる。
佐伯先生は、「わかる」とは既に知っていることの体系化だといわれる。

 つまり「分かる」ステップは「分からないことが分からない」→「分からないことが分かる」→「分からないことに関する形式知、暗黙知を得る」→「抽象化、体系化する」→「分かった」である。

  • 「分からないことが分からない」状態
    抽象化、体系化の対象となる形式知、暗黙知が無いか極わずかしかない状態
     
  • 「分からないことが分かる」状態
    ある程度、形式知、暗黙知が得られ、足りない形式知、暗黙知が分かる状態
     
  • 「分かったつもり」
    既に抽象化、体系化された形式知を得た状態
     
  • 「分かった」状態
    抽象化、体系化に十分な形式知、暗黙知が得られ、抽象化、体系化できた状態

 形式知は分かる人に訊くのが最も簡単である。一方、暗黙知は自ら獲得する他に方法は無い。

 形式知を得るために、情報を集め、それを検証する過程で手を動かすと暗黙知が得られる。ところが、形式知を誰かに教えてもらった場合には、暗黙知を得ることができないので、「分かる」ではなく「分かったつもり」になる。

 学校では、暗黙知が必要ないか暗黙知の比重が軽い問題しか扱っていないので、体系化した形式知を記憶させ、記憶した形式知をいかに早く効率よく取り出すかについてテストで数値化する。
 自分で、形式知を獲得しているわけでもなく、体系化しているわけではないので、大抵は「わかったつもり」だ。金をもらって仕事をするようになると、分かっていないことが分かる。

 仕事では、「参考書を見てはいけない」とか「人に答えを訊いていけない」とか「『はじめ』の前に始めてはいけない」などありえない。すべて記憶に頼る学校の成績が実社会ではほとんど役に立たないことは誰が考えても分かりそうなものだが...

 「分からないことが分からない」状態から脱出できない人は、これまでの癖(成功体験)で、体系化した形式知が与えられるのを待っているのだろう。

###

「分からないことが分からない」についてネットで調べてみると、


  1. 分からないことが分からない(2013/10/15)
  2. 分からないことが分からない(2)(2013/10/24)

2013年10月26日 (土)

Interface 2013/11

Interface 2013/11 CQ出版
Interface_2013_11

 Interface誌がリニューアルしていて、ちょっと小さくなって表紙のデザインも変わってる。
前回リニューアルが1996/12で、オマケがFDからCD-ROMに替った頃だったかな。

 大きさが小さくなったせいか内容が増えている感じがする。
CQ出版は、この前までトラ技、IF、DWMの差別化ができていない状態だったから整理したというとこだろうか。

 今月の特集は「新定番の研究ARM×Linux」だけど、内容はRenesasのRZ特集だ。
評価ボードは、\7,350@Computex\8,750@マルツ\9,975@CQ出版だから、さすがにオマケにはできないけれど、10名に読者プレゼントだそうだ。

 Renesasには頑張ってもらいたいなあ。(評価ボード買うのはちょっと躊躇するけど...)

###

 Interface誌は何年かに1度そのまま別冊(TECH I)になるような特集がある。

にはずいぶんお世話になった。もちろんTECH Iの基になったIF誌も買ってる。

 Vol8、Vol10は改訂版が出ている。

2013年10月24日 (木)

分からないことが分からない(2)

  • 「分からないことが分からない」状態から脱出する方法を知らない人が増えてきたこと。
  • 歳を取れば何度か経験したであろう「分からないことが分かる術」をおじさんが若い人たちに伝えられないこと。

について「分からないことが分からない(2013/10/15)」に書いた。

 「分からないことが分からない」状態から脱出する方法を自分の経験から考えてみた。暗黙知の形式知化に挑戦してみる。

  • 調べる
     調べようににも、分からないことが分からないので、カンを頼りに調べざるをえない。
     最近は、ネットを上手に使うと、昔より簡単にヒントにたどり着くことができるようになった。ヒントを求めて、昔は書店や図書館に行き、今はネットを使っているが、彷徨っているのは今も昔も変わらない。
     数多く彷徨っていると経験値が増加して、カンは経験で磨かれ、ヤマ勘が直観に変わる。(はずだ)
     
  • 知っていそうな人に聞く
     知っていそうな人に聞いてみるのだが、知っている人に遭遇することは稀で、1人や2人に聞いただけで知っている人に遭遇すると考えてはいけない。
     知っている人は教えてくれるかもしれないけれど、「分からないことが分からない」ので、何を質問したらよいか分からない。質問しても、知ってる人が言うことがさっぱり理解できない。
     「人に聞く前に○○を読め」と言ってくれる人は、優しい人だ。普通は「いやぁ難しいことやってるねぇ、頑張ってね」などと、適当にあしらわれるのがオチだ。
     「分からないことを調べるためのヒント」を尋ねると相談に乗ってもらえるかもしれない。
     
  • 無手勝流でやってみる
     失敗から得るものは多い。たくさんハズレを引くとたまにアタリが出るように、たまに大きなヒントを掴むことができる。
     実際に失敗すると、分かっていたつもりになっていたが、実は分っていなかったことが分かったり、分からないことが明確に分かったりする。
     本当に大事な場面で失敗しないための練習と考えれば、失敗を過度に恐れる必要はない。
     
  • 同じ問題を抱えている人に相談してみる
     同じ問題を抱えている人と相談すると失敗を共有することができて、ヒントを得るための時間が短縮されることがある。
     重要なことは、自分の失敗を他人の参考にしてもらうこと。他人の失敗だけいただくというズルをしないことである。

 自分の経験から思いついた手法は時間が必要で、短時間で問題を解決しなければならないような場面に使えない。効率的な方法とは言えないけれど、じっとして黙って待っているだけでは天の啓示は得られないようだ。

 経験を積むことで経験値+暗黙知が増加して、「分からないことが分からない」状態を脱出する時間は短縮できるようになった気がする。短期間で「分からないことが分からない」状態を脱出することが必要な場面に遭遇する前に経験値を増加させる必要があるのだろう。

 しかし、もう少し効率が良い方法がありそうなものだが...まだ形式知とはいえないなぁ

2013年10月22日 (火)

PL2303SA (2)

PL2303は、「PL2303SA(2012/12/23)」で、マルツにチップ単体だけ売っていなくて、シリコンハウス共立で売っていそうだと書いた。しかし、シリコンハウス共立に入荷した気配が無い。

 マルツではPL2303SAを実装したシリアルモジュールMPL2303SAは以前から売っていたのだが、マルツの通販サイトを眺めていて、PL2303SAのチップだけ売っているのを発見した。

 シリコンハウス共立は\150だったけど、マルツは\525だ...
ということで、買ってみた。

Pl2303sa1 Pl2303sa2

ProlificのPL2303SAは、モデム制御に必要なCTS,RTS,DTR,DSR,CDC,RIを省略してTxD,RxDだけにして8pinSOPにしたUSB-Serialブリッジだ。今時モデムに繋ぐことはないし、フロー制御もすることが無くなったのでTxD、RxDがあればよいという割り切りがいい。 小さいチップなら、SILICON LABSのCP201xが前からあったけど、高価なんだよね。

 古いCPUを使ったボートを作って、シリアルでPCに繋ごうとするとフロー制御したいことがある。昔シリアルは速くても9600bpsだったけど、今時は115,200bpsが普通だ。
 PC側はUSBなので、CPUボード→PCで取りこぼすことは無いのだが、PC→CPUボードではCPUの処理が間に合わずデータを取りこぼすことがある。割り込みを使うとバッファがオーバランする。

 コンソールに使っているのなら、9600bpsで十で、1200bpsだとレトロ感十分でそれなりに楽しい。プログラムやバイナリをCPUボードにダウンロードしようとすると遅くてイライラすることがある。

 昔は辛抱良く待っていたのに、歳を取ったらイライラ人間になってしまったので...、
ターミナルで送信データ1バイトごとにウエイトを入れて誤魔化すわけだが、ならば最初から9600bpsにしておけばいいのに・・・

2013年10月20日 (日)

横須賀

久しぶりに家族で出かけようということになり、横須賀に行ってみようということになったので、ゴリ押しして三笠公園に行ってきた。
1

 三笠はバルチック艦隊を迎え撃った日本海海戦で有名な戦艦である。司馬遼太郎の坂の上の雲にも登場する。

 やはり気になるのは無線室。    奥に受信機(コヒーラ検波器だ)
54

 バルチック艦隊を発見し出動する前に

「敵艦隊見ユトノ警報ニ接シ聯合艦隊ハ直チニ出動、コレヲ撃滅セントス。本日天気晴朗ナレドモ浪高シ」

を打電したのは有名だ、最後の1文

「本日天気晴朗ナレドモ浪高シ」

は参謀秋山真之が長い電文を短い電文にして付け加えた名文として知られているが、
昔昔、通信術を教えていただいた先生は「これでも長い」と仰った。「テンキハレ、ナミタカシ」でよいのだと。

閑話休題

 この頃の日本海軍は当時先端技術だった無線を活用し戦果を上げたが、40年後には「電探」の開発・実用化に遅れたわけだ。
40年は合理的といわれる海軍でも官僚的になり合理的な判断ができない組織になるには十分だったということであろう。

2013年10月18日 (金)

技術者たちの敗戦

技術者たちの敗戦  前間 孝則 草思社文庫
Photo_2

第4章 なぜ日本の「電探」開発は遅れたのか―緒方研二の敗戦

 イノベーションにおける魔の谷と死の谷を1人で超えられる人材がいなかったということか。マグネトロンというイノベーションをレーダ開発に応用できなかった。

 魔の川を越える能力を持った者は必ずしも死の谷を越えられるとは限らない。常識的に考えれば、魔の川を越える者と死の谷を越える者を分ければよいのだが、軍部は超官僚組織だったので適材を配置できなかったということ。

 官僚組織において、適所に配置されていない者は適材を適所に配置することはできないという例であろうか。

電探の開発について失敗例は
 「失敗の本質−日本軍の組織論的研究」 ダイヤモンド社
英国が技術的に未熟であったレーダを使用した防空システムを構築した成功例は
 「戦略の本質−戦史に学ぶ逆転のリーダーシップ」 日本経済新聞社
にあったと思う。

 研究者、技術者が悪いとか軍部が悪いとか説はいろいろあるようだけれど、研究・研究者、技術・技術者のマネージメントは官僚組織では無理だということで、これは70年を過ぎた今でも変わらない。

2013年10月15日 (火)

分からないことが分からない

 課題が与えられた時に、解決策以前に「何が分からないかが分からない」ことがある。皆目見当がつかないという状態である。
「分からないことが分からない」状態から脱出する方法を知らない人が増えてきたような気がする。
いや、昔から多くいたけれど、新しいことにチャレンジしなくても良かったので問題にならなかっただけかもしれない。

 「分からないことが分からない」場合にどうやってその問題を解決するかは、技術者に限らず重要な問題である。
現場では、悠長なことは言っていられないので、「分かっている」人や「分からないことが分かっている」人、「分からないことが分かる術を知っている」人が、解決することが多い。
このようなときに「分からないことが分からない」人は、分かる人の行動を一解決方法として記憶するが、「分からないことが分かる術」を身につけたわけではないので、別の場面ではやはり、皆目見当がつかない。単に経験値が+1されただけである。

  「分からないことを分かる」ようにする具体的手法を考えてみたら、スラスラと浮かんでこない。どうやら暗黙知なので伝えることが難しいようだ。
今時の教育は「分からないことを分かる」ようにするというまどろっこしいことはやらず、「教師が教える⇒生徒が覚える」なので、「分からないことが分かる術」を身につけている若者は少ない。

 もっとも、「分からないことが分からない」はそれほど、問題にならないのだろう。学校では、先生が教えてくれるし、ヒントを出してくれる。現場では、デキル奴が片づけてしまう。
問題になるのは、誰も経験したことがないことを手掛けたときだ。

 何かヒントが分かればそのヒントを足掛かりに
「分からないことが分からない」→「分からないことが分かる」→「分からないことについて学習する」→「分かる」
という順に理解を深めることができる。しかし、 問題は、そのヒントをどうやって得るかで、かなり大きな壁がある。

 効率よく短時間で、「分からないことが分かる術」を身につける方法もうまく言えない。
歳を取れば何度か経験したであろう「分からないことが分からない」状態を脱出した経験から得た「分からないことが分かる術」をおじさんが若い人たちに伝えられないわけだ。と納得した。
ならば、せめて「分からないことを分かる」ようにする機会を提供しようと思い立ち、 Chip Challenge を企画してみた。

2013年10月13日 (日)

ルネサス国有化 & ビッグローブ売却

 ルネサス国有化(EE Times Jpan)

 とうとう国有化か...
CPU/MPUは知的財産の塊だから、CPUを創る技術が無くなってしまってはモノづくりニッポンとしてたちゆかなる。だから国が支援するのは理解できる。

しかし、昔から使っているからと言う理由で金を出してくれた車屋さんと家電屋さん
とお上に頼っていて良いのか。

 国有化したJALは稲盛和夫氏を社長に据えて復活したわけだが、社員に依るところが大きいのではないかと思う。

 ルネサスの文化は、HさんとMさんとNさん、その内で営業、製造、企画開発と3×3の複雑さではないのか。9種類の文化を超えて一体になれるのだろうか?

 H+M+N≠Rを見守りたいと思う。

###

BIGLOBニュースによると、「NEC、ビッグローブ売却へ」だそうだ。

NECがインターネット接続子会社のNECビッグローブ(東京)を売却することが10日、分かった。

って自分ちのことじゃないのかっ!! 
って時事から配信された記事をそのまま掲載してるのか。

2013年10月11日 (金)

ももクロの美学

ももクロの美学 安西信一 廣済堂出版
Photo

最後まで読めなかった。 orz
ももクロはきらいじゃないのだけれど...

ウルトラマン研究序説 SUPER STRINGSサーフライダー21 中経出版
とか
東洋経済Onlineの AKBの自爆と、ももクロの戦略マーケティング

のような短編の方が読みやすいなあ。

2013年10月 9日 (水)

中野セントラルパーク秋祭り

中野セントラルパーク一周年記念で秋祭りをやっていた。
2

普段はロープが張ってあって入れない四季の森公園の芝生も公開されていた。
Photo
気を使ってボカしたわけでははく、携帯のカメラがマクロになっていた。orz

2013年10月 7日 (月)

ChipChallenge

RSから買ったメモリ

Chipcharengeroms

得体の知れないチップからどうやってデータを読むかという課題に使う予定。
定型郵便で送れるようにSOICにした。

加工する前の画像アップで見たい? (^^
Chipcharengerom1

ソケットアダプターも買ってきた。

Socket
秋月のソケットアダプタが安かった

 

2013年10月 5日 (土)

拉致と決断

拉致と決断 蓮池薫 新潮社
Photo

 読み終わった後の感想は、なんとも奇妙な感じである。
日本人がほとんど登場しないのは当然としても、登場する日本人は発言しない。蓮池薫氏の家族の発言もない。招待所にいたであろう他の日本人も登場しない。

 未だ帰国していない拉致被害者の身の安全を慮ってのことであろう。
拉致被害者自身の与り知らぬ所での出来事で、身の安全、家族の生活を脅かされた蓮池薫氏の経験からのことであろうか。

 蓮池氏らの一時帰国から家族を呼び寄せるまでの中山恭子氏の活躍は見事だったと今でも思う。

2013年10月 3日 (木)

所用で出かけるときは雨で、中野セントラルパークの前を通ったらビル風で雨が横から降ってきた。
帰りには晴れていて大きな虹が見えた (^^
20131002_3_2(セントラルパーク北側の歩道から東向)
何かいいことあるかも

2013年10月 1日 (火)

ラジオストアー閉館

秋葉原ラジオストアーが2013/11末で閉館するらしい。

 中央通り方面に向かうとき、帰るときには、用もないのに通り抜けていた。

 秋葉のパーツ屋さんも「型番言ってくれたら探しますよ」とか「Web見ましたか?」という店が増えた。互換品を複数調べているわけじゃないし、店に行ってWebページ以上の情報が無いなら、ネットで買う方が便利だ。

 そう考えると、昔からあるパーツ屋のおじさんたちが持っている知識や情報は貴重で、これが無くなるのは結構な損失だと思う。

« 2013年9月 | トップページ | 2013年11月 »