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2014年5月11日 (日)

情報共有(2) 何を共有するのか?なぜ共有するのか?

 情報を共有するために具体的に何をすべきかは簡単にまとめられないので、思いつくままに、何を共有するのか?なぜ共有するのか?について書いてみる。

 「情報共有」を語る人は、「何を共有するのか」「なぜ共有するのか」を語らない。
「何を共有するのか」「なぜ共有するのか」はけっして自明ではない。現に「情報共有」といいながら共有するのは「何も加工しない生データ」だったり、「ノイズだらけの情報」だったりするではないか。トップがご熱心だからという理由で、「誰も必要としない情報」を共有しようとするではないか。

 「データ」「情報」「知識」「知恵」のどのレベルを共有すべきか考えるべきだ。

 富士通のサイトにある「本質博士の仕事塾 第4回:データ・情報・知識・知恵」の資料(pdf)が参考になる。

 「知識創造企業 野中郁次郎 東洋経済新聞社」にセブンイレブンの例がある。セブンイレブンは早くからPOSを導入している。

  1. 店舗ではPOSデータを見なが発注ができる
  2. 各店舗は発注する商品について、本部の巡回指導員のアドバイス、天気予報、地域の行事などの情報を基に、仮説を作る
  3. 仮説は実際のオーダで確認される
  4. 巡回指導員は成功した仮設を集め仮説を1つ選ぶ
  5. 選ばれた仮説は全国から集まった巡回指導員、本部のトップ、スタッフが集まった毎週開かれる会議で報告される
  6. 報告された仮説は次週全店で試される
  • 「データ」は、POSデータ
  • 「情報」は、天気予報、地域の行事、売り上げ
  • 「知識」は、成功した仮説
  • 「知恵」は、全国で成功した仮説

我々が共有すべきは本当に「情報」なのか?

 どのレベルを共有するかを考えると必然的に「なぜ共有するか」という問題に突き当たる。しかし、この問いは大きな問題ではない。答えは簡単。新しい価値を創造するためだ。

 大きな問題は、
  組織として新しい価値を創造しようとしているのか?
である。
新しい価値を創造しようとしていないなら、そもそも共有する必要はない。

 掲示板やDBなどのシステム(箱物)を整備する前に議論する必要がある。セブンイレブンの例では(2)~(6)を実行するからPOS(箱物)が必要になるのである。「知恵」を共有するためにPOSが必要なのだ。POSを導入したから「知恵」が共有されるわけではない。

 トップだけでなく現場も「新しい価値」を創造しようとしているのか?

たぶん続く...


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