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2016年9月

2016年9月29日 (木)

跳びはねる思考 <会話のできない自閉症の僕が考えていること>

跳びはねる思考 東田直樹 イーストプレス

Photo

 娘が図書館で借りてきた。勧められたので読んでみた。

 作家で重度自閉症の寺田直樹氏の著書。寺田直樹氏は会話で意思を伝えることができず、パソコンや文字盤を使って意思を伝えることができるらしい。

 自閉症で会話ができない人と意思疎通できるのはレアケースらしい。たいていの人は会話できなければコミュニケーションをあきらめてしまうから。

 寺田直樹氏は、

啓蒙活動をしている人は、障害の理解を広めれば、誰もが暮らしやすい社会がつくれると思っています。しかし、人の心は複雑にできています。
理解できたから、協力するとは限りません。正しさがいつも、世の中を動かすわけではないのです。いろいろな矛盾も含め、多くの人たちの意思でこの社会は成り立っています。
それでも、自閉症を知ってもらうことで生きやすくなると思うのは、僕を見るみんなのまなざしが、変わってくるからです。

とおっしゃる。

 人は見た目で判断してはいけないというけれど、かかなか簡単ではない。

 そもそも他人の内側を推測することが苦手な人がいる。

 自分と似たニオイがしても理解できないことや許せないことはあるしなあ。

 自閉症に限らず「他人の内面は分からない」ということではないかな。

 普遍的にいうとマジョリティはマイノリティを理解したがらない。

 自閉症に限らず、ゆとり君がオジサンから理解されないのも同じなのかかもしれない。

###

昔の僕は、出口のない真っ暗なトンネルの中にいるようでした。どんなに困っていたか、悩んでいたか、誰にもわからなかったでしょう。
僕の望みは、ただ抱きしめて「大丈夫だよ」と言ってもらうことでした。そうしてもらうことができて初めて、人間かしての一歩を踏み出せたのです。
幸せな大人になれたのは、家族のおかげです。
僕が流した涙と同じくらい、家族も泣いてくれたことを、僕は忘れません。

 こういう見方もあるようだ。
とある施設職員のブログ 東田直樹さん問題③ 」 2013/10/2

 東田さんには、重度自閉症者の自閉症東田さんと作家としての作家東田さんがいて、自閉症東田さんの人権が侵害されているのではないかという指摘。

 重度自閉症者の東田さんと作家としての東田さんは同一人格ではなく別人格と感じているのか。

 また、このような主張もあるようだ。
お父さんの[そらまめ式]自閉症療育 幼児期の療育を考える(11)」 (2006/11/27)  (コメントの部分)

 結構、違和感を持っている人がいるようだけど、ここは「分からないまま」にしておこう。

 藤家寛子氏の著書も読んでみよう。


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2016年9月27日 (火)

異常なアクセス <ダウンローダーが来た>

一昨日(9/25)異常な数のアクセスがあったようだ。

Robot

 2時間で900超のアクセスがあったようだ。1日のアクセスが100程度だし、以前バグったことがあったので何かの間違いかと調べてみたら、「Pockey-GetHTML/5.3.0TR7 (Win32; GUI; ix86)」という見慣れないAgentを使ってのアクセスだった。

 Pockey-GetHTMLはGetHTMLW(http://forest.watch.impress.co.jp/article/2001/10/10/gethtmlw.html)というダウンローダーらしい。

 このブログは特に閲覧制限はしていないのだけれど、読まないで、ダウンローダーでごっそり持っていかれると、なんだかイヤな気分になるものだ。(robots.txtも無視するらしい)

 きっと、後から読むのだろう。しかし、丸ごとダウンロードしても読むのが大変だろうに。


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2016年9月25日 (日)

教育用コンテンツ <重要なのは教える能力>

 コンテンツさえあれば、誰が講師をやっても同じ効果が得られると考えている人が多い。

 研修の講師をやることが多い。
講義や実習のコンテンツは自分で作る。これは当然だと思う。他人に教える能力には、理解できるように伝える能力だけではなくコンテンツを作る能力も含まれている。

 研修の講師をやる人、教育に携わる人は皆知っていることだろう。

 ところが、他人が作ったコンテンツを使いまわそうとする人が結構いる。使いまわせると思っている人もいる。 しかし、たいていは使い回すことはできない。使い回そうとする人が作った人の意図を理解して、しかも、作った人と同等の能力があれば、一部を使いまわすことも可能だが、全部を使いまわす「まるパクリ」は難しい。

 使い回すことを前提に作ったコンテンツは使い回しやすいのだが、それでも「教える能力」は必要だ。「教える能力」がない者が使えるわけではない。

 困るのは、
人に教えたことがない人(特にエライ人)だ。コンテンツさえあれば、誰でも、コンテンツを作った人と同じレベルの研修ができると思っているように見える。こういう人は「教える能力」を評価できないし、コンテンツの価値も評価できないのだろう。

 その結果、コンテンツを使いまわして研修ができると考えている人は、講師の能力を評価できないから、コンテンツを使い回す能力が無い人に研修をやらせてしまう。

 当然研修の効果は期待できない。

 研修を命じる人も、講師をやる人も、大抵の人はこのことを知っているのではないだろうか。

 つまり、
他人が作ったコンテンツをパクって研修しようとする人は、研修の効果は期待していなくて、「研修したことにしよう」と思っているのではないだろうか。


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2016年9月23日 (金)

RFワールド No.35 作る!ベクトル・ネットワーク・アナライザ

RFワールド No.35 作る!ベクトル・ネットワーク・アナライザ CQ出版

Rfworld35

RFワールド誌はやはり気になる。

 この本で紹介されているVNAがRFワールドの特設サイトで領釜されている。39,360円で100k~500MHzは魅力的だけど、CALキットを含めると56,160円なのでちょっと決心がいるなあ。と、躊躇していたら受け付は終了していた。

 今時はパソコンを使ってソフトウェアで処理すると、ハードウェアは安価になって個人でも手が出るようになった。 プリント基板用も個人で作れる時代だ。

 この記事で使われているデバイスは手に入りそうだけど、一から作るにはウデと測定器と根気が必要だから、使いたいなら完成品を買うのが正解だろう。

 もう少し低い周波数なら...


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2016年9月21日 (水)

なぜイマドキ社員は定時で即帰ってしまうのか

なぜイマドキ新入社員は定時で即帰ってしまうのか 櫻井樹吏 DIAMOND Online 2016/8/10

 この記事が炎上しているようだ。8/10の記事だけど、最新のコメントは9/2で、コメントが87件も付いている。

「なぜキャリアコンサルは「定時で帰る新人」にケチをつけるのか大炎上した「トンデモ新入社員」記事から考える」 キャリコネニュース 2016.8.12

は厳しい。キャリコネ曰く、著者の櫻井樹吏氏が自身のクライアント(企業の経営者や役員)に阿った記事だと。

 櫻井樹吏氏はイマドキ社員を

  • 何かやることはありますか?」の一言が言えない
  • 会社は「アウェイ」な場所だから早く帰りたくなる

と指摘する。櫻井樹吏の主張は、

 どこか1ヵ所だけが「居場所」なのではなく、会社「も」居場所と思えるような仕事を与えていくことが必要です。そうした家庭のなかで、残業が必要になる場合は、残業を良い悪いではなく、何のために残業が必要なのかを新入社員に考えさせる。そうしたコミュニケーションを丁寧にとっていくことがまずは重要ではないでしょうか。

だと思う。

 しかし、反応した人達は「定時で帰る」に反応したようだ。

 櫻井樹吏氏が指摘するのは、「定時で帰る」の是非ではなく、今時の新入社員が職場になじめない原因で。「今時の新入社員が職場になじめない」ことと「定時で帰る」ことに関係があるという主張ではないかと思う。

 反応した人たちは、その次の行間を読んで、「じゃあ残業しろというのか!!」ということになるようだが、短絡的だと思う。

 新入社員を「トンデモ新入社員」と感じるのは中堅以上の社員の目線だ。この記事自体が中堅社員以上(年寄り)をターゲットにしているから、中堅社員以上の社員の目線で書くのは合理的だ。キャリコネが若者の目線でこの記事を批判するのも合理的だ。

閑話休題

 

 この連載は一言でいえば昔からある、鉄板ネタ、「ジェネレーション・ギャップ」だけれど、昔と違うのは、年寄り向けの記事に対して若者が文句を言えるようになったこと。

 この記事は釣りっぽい感じはあるにしても、論旨からズレたところで他人を一方的に叩く。これも昔と違うことだ。ネット社会の縮図かと思う。


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2016年9月19日 (月)

Digispark(3)

 DigisparkはATtiny85を使っていて、bootloaderが2k使っているので、スケッチは6k使える。はずだが、3k以上書けなかった。(Digispark(2) 2016/9/5)

 GitHubにDigispark用のArduinoIDEがある。(https://github.com/digistump/DigistumpArduino/releases/)
これは Digispark用ライブラリインストール済のArduinoIDE ver1.6.7だ。

 このIDEを使っていたのだが、ArduinoIDEの最新版(1.6.11)に変えて、Digispark用ライブラリを手動でインストールしてみた。

 コンパイル終了時のメッセージを見ていて気が付いた。ArduinoIDE 1.6.11はRAMの使用量をレポートしてくれる。

最大6,012バイトのフラッシュメモリのうち、スケッチが4,360バイト(72%)を使っています。
グローバル変数は980バイトのRAMを使用しています。

 ATtiny85のRAMは512byteしかないはず。

 DigisparkはArduinoIDEを使っているので最後にavr-gccでコンパイルされる。

DigiKeyboard.println("hello, world");

と書くと文字列 "hello, world" は、CODE領域つまりフラッシュメモリに配置されると思うが、初期化済データとしてRAMに配置される。って「avr-gcc constをプログラム・メモリに配置(2013/02/08)」で書いてる。(^^ゞ

 文字定数をフラッシュメモリに配置するにはF()マクロを使うとよい。

DigiKeyboard.println(F("hello, world"));

文字定数をフラッシュ・メモリに配置するように書き換えてコンパイルすると、

最大6,012バイトのフラッシュメモリのうち、スケッチが4,330バイト(72%)を使っています。
グローバル変数は96バイトのRAMを使用しています。

RAMの使用量は512byte以下に収まった。

 ATtiny85はRAMが512byteしかないので、RAMの使用量を増やさないようなプログラミングが必要だ。簡単にUSBデバイスがつくれるのだけれど、初心者向きではないのかも。


 F()マクロは  include/avr/pgmspace.hではなく、hardware/arduino/avr/cores/arduino/WString.hで定義されている。


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2016年9月17日 (土)

2段飛ばしの研修 <せめてスタート位置に>

 最近研修の講師をやることが増えてきた。多くは部内の研修での講師だ。

 講義だけのこともあるし、講義+実技のこともある。前者は「知識向上」後者は「技能向上」を目的とすることが多い。

 問題を感じるのは後者の「技能向上」を目的とした研修だ。
与えられた時間を考慮してスタート(前提知識・技能)とゴール(修得すべき知識・技能)を決めて、実習内容を考えて、資料を作る。

 こちらが想定した参加者が無理なく階段を登れるように内容を考えている。 ところが、想定していない人が参加すると非常に困る。 

 2段飛ばしや3段飛ばしで上がらないとゴールできない階段になってしまう。

 想定した受講者から外れた受講者をどれだけゴールさせることができるかが講師の技量なのだろうが、現在の技量では想定から外れた受講者をゴールさせるのはとても難しい。

 最近増えたと感じるのは、2段飛ばし問題より大変な、スタート位置まで達していない人だ。
研修期間が長く、しかもスタート位置まで1段、2段足りないなら何とかなるが、飛びついてもスタート位置まで届かないような受講者の場合は、ほとほと困り果ててしまう。

 さらに困るのは、スタート位置に達していない人を送り込んでくる管理者だ。

理解できなくても、受講しないよりマシだろうとか、資料だけでも貰ってくれば御の字という管理者もいる。

 「知識の向上」を目的とした講義(座学)ならそれでも良いのだが、「技能向上」を目的とした研修の場合はほとんどムダだ。しかも、講師の負担が増えると他の受講者の迷惑になる。 講師のサポートでゴールできるレベルの人が、講師のサポートを受けられず、その結果ゴールできなくなる。

 姑息だけど「分かったつもり」とか「できるような気がする」ようにはできる。 しかし、受講者が理解できなければ、また、できるようにならなければ、そのツケが自分たちに降りかかるので安易に「分かったつもり」とか「できるような気がする」ようにしてはならないと思っている。

 「技能向上」を目的とした研修は

  • 短期の研修だけで技能が向上するわけではなく、継続的な自己学習が必要
  • 講義資料だけあっても、講師と同等の知識・技能がなければ活用できない

受講すればよいというものではない。


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2016年9月15日 (木)

心に響く話し方

心に響く話し方 青木仁志 アチーブメント出版

703

青木仁志氏は、話し手が喋りたことではなく聞き手が聞きたいことを話すことが肝要だと仰る。 基本中の基本だけれどなかな難しい。スピーチやプレゼンのように一方的に話すならまだしも、会話の中ではかなり難しいと思う。

具体的にどうすればよいのかというと、コミュニケーションのチェックポイントが書いてある

  • チェックポイント1「同じ目線で話す」
  • チェックポイント2「話すときの癖をチェックする」
  • チェックポイント3「間の取り方」、「話す速度」
  • チェックポイント4「相手の目をしっかり見て話す」
  • チェックポイント5「落ち着いた親しみのもてる態度」
  • チェックポイント6「座り方」
  • チェックポイント7「自分自身を示す言葉に否定的な表現を入れない」

 はっきり言って7つもあると覚えておくのが大変なんだよね。敬語の本を読んんだときも思うのだけど、全部覚えておけないんだよね。

 2つか3つにしてくれないかなあと思ってしまう。

 こんなときは、7つも覚えようと思わないで自分にとって重要と思う、3つから始めるようにしている。そして3つができたら他のポイントを覚える。

 まあ、7つもあると最後まで覚えてられないんだけど...


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2016年9月13日 (火)

セキュリティ・コンテスト <逆は真ならず>

 最近セキュリティ・コンテストが増えてきた。

 それは悪いことではない。違和感を感じるのは、CTFとセキュリティ人材育成に絡める人達だ。

 優秀な技術者がセキュリティ・コンテストに出場すればよい成績を残すだろう。逆に、セキュリティ・コンテストで良い成績を残そうとするなら、必ずしも優秀なHackerでなくても、ちょっとした知識とツールが使えれば良い。悪く言えば、耳年増のScriptKiddyでも良い。

 耳年増のScriptKiddyはセキュリティ・コンテストに参加してはならないと言うつもりは毛頭無い。所詮セキュリティは結果だ。自分で作ったツールを使おうが、そこらに落ちているツールを使おうが、ヤラれてしまったらそんなことは関係ない世界だ。

 しかしである。

 少なくとも人材育成を唱えるなら、ScriptKiddyを育ててはならない。ScriptKiddyとHackerの違いが分からない人達に迎合してはいけない。

 さらに、CrackerとHackerの違いが分からない人達の言うことに無批判に従ってはいけないと思う。


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2016年9月11日 (日)

磁気コアメモリ

ヤフオクで磁気コアメモリが定期的に出品される。
1つはわりときれい↓で、もう一つは引きちぎられた配線が付いている。


↑(http://auctions.c.yimg.jp/images.auctions.yahoo.co.jp/image/ra172/users/1/6/1/7/pasocom4567-img600x488-14728787282hb0cq21099.jpg)

 以前に即決で出品されたときに参戦したのだが、欲を出して競合相手に即決で落札されて敗北。以来何回か出品されている。 悪いことに、落札価格が吊り上がっている。

 今回はきれいな方が2,000円から、もう一つはバブルメモリ付きで5,700円で出品された。(以前出品された写真と同じに見える) ところが、終了時刻が悪く参戦できない。

 今回は、きれいな方が10,500円で終了、もう一つは18,500で終了。

ちょっと手が出ないな。

 磁気コアメモリは破壊読出しで駆動電流も大きいので駆動回路は結構大変だ。
Arduinoに繋いでいる人もいる(Magnetic core memory rebon)。標準ロジックを使うとそうでもないが、ディスクリートで構成していた時代は大変だったろうと思う。

次のチャンスを待とう。


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2016年9月 9日 (金)

サイバーセキュリティ人材育成 <橋渡し人材>

 政府が「サイバーセキュリティ人材育成」を言い始めたので一部で盛り上がっているようだ。

 もちろん、サイバーセキュリティ人材が増えること、育成することに異論はない。教育機関では既に取り組みが始まっていたりする。

サイバーセキュリティ人材育成総合強化方針」(http://www.nisc.go.jp/active/kihon/pdf/jinzai_kyoka_hoshin.pdf )を読むと、目新しいのは、

経営層と実務者層との間のコミュニケーションを円滑にする「橋渡し人材層」の育成を推進する

としているところ。「橋渡し人材層」の育成について記述がある。

  • 経営層と実務者層との間のコミュニケーションを取りやすくするためのツールとしての具体的な事例を交えたコンテンツを作成する。(平成28 年6月を目途)
  • 組織内をまとめ、指揮できる能力を高めるため、組織横断的な調整、マネジメント能力を目的とした演習を実施する。(継続・拡充)
  • サイバーセキュリティと経営等の他分野との専門を併せ持つ教育を推進する。(継続)

 「実務者層」の育成については「高度な専門性を持つ人材の育成」が話題になる。ところが、「実務者層」がいくら高度な人材でも「経営層」がセキュリティの必要性や重要性を認識できなければ意味がない。そこで登場するのが「橋渡し人材層」というわけだ。

 高度セキュリティ人材を育成するなら高度人材をマネジメントできるマネジャは不可欠だ。これに異論を持つ人はいないだろう。問題はマネジメント人材の育成だ、感覚では、高度セキュリティ人材を育成するより、マネジメント人材の育成する方が難しい。

 アタマのイイ人達には、非専門家が専門家のマネジメントできるという前提があるのだろう。

 でも、多く見かけるのは、聞きかじりの知識で「経営者層」の御用聞きをやって、成果を考えないで「実務者層」に仕事を振る、手配師モドキだ。言うことは立派で「オタクを使いこなす」などと考えているのだろう。 「実務者層」にオタクが多いことは百歩譲るとしてもトウシロがオタクを使えるとは思えないのだが。

 「実務者層」の端くれとしては、「実務者層」から「マネジメントができる実務者」が育って欲しいと思う。


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2016年9月 7日 (水)

ミドルの自己学習 

 ミドルの自己学習 濱中淳子 Works Review Vol.3

 リクルートワークス研究所の研究論文集「Works Review Vol.3」に発表された濱中淳子氏の論文。

 濱中淳子氏の著書「学歴の効用」でも自己学習は重要なファクタとして取り上げられている。 「学歴の効用」では学生時代の自己学習習慣がその後の所得に与える影響について論じている。

 「ミドルの自己学習」では大手商社のミドル(35~45歳)を対象に調査した結果である。 濱中淳子氏も調査の限界と述べているように、対象は商社社員なので結論は一般的でない可能性はある。

 時短が浸透していて自己学習に対する障壁が低い商社を調査の対象としたらしい。

 調査対象であるミドルの自己学習については、ABOの3つのタイプに分類できるという。

  • タイプA 業務に関することのみを学習
  • タイプB 業務に関すること以外に、きっかけとなることを学習
  • タイプO 自己学習しない

 3つのタイプのうち、タイプAを標準としている。自分が担当する業務に関する知識を得るために自己学習するのは普通のことだとしている。

 そして、自己学習しないでタイプOになるかどうかは新入社員時代に、学習したかどうかが影響しているという。

 また、業務以外のことまで自己学習するタイプBには自身のキャリアを明確に描いている人に多い。

というのが結論だ。

 考えてみた。

 タイプOに関して、
 新入社員のときに、業務に関する知識を得るために自己学習しない新入社員というのは、つまり、言われたことしかやらない社員だろう。 この調査から、新人のときに、言われたことしかやらない人は、10年後にやはり言われたことしかやらないミドルになっているのではないか。

 タイプBに関して、
 将来のキャリアを明確に描いている人は、きっかけを得るために自己学習をしているのではないかという。

 ミドルになると転職しなくても、仕事をマネジメントに変えなければならないことがある。 これもキャリア・チェンジだ。マネジメントに関する知識は業務に関する専門知識とは異なることが多い。将来マネジメントの仕事をすると明確に考えている人は、業務に関すること以外の自己学習をしているのではないだろうか。

 困るのは、将来キャリアが変わることを意識せず、時間に流されて、心太方式で押し出されてマネジメントの仕事をやるようになった人だ。

 言われたことしかやらないタイプOの存在よりも、キャリア・チェンジを意識せずマネジメントに必要な自己学習をしなかったミドルマネジメントの存在の方が影響は大きいと思う。

 これが、ミドルマネジメントの弱さの原因かもしれない。


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2016年9月 5日 (月)

Digispark(2)

 Digisparkは簡単に言うと、V-USB+ArduinoをATtiny85で作ったもの。BootloaderにV-USBを仕込んであるのでUSB経由で書き込める。おまけに、V-USBデバイスなので、HIDやSerialデバイスなどのサンプルが用意されている。

 開発環境は、arduino IDEが使える。
Arduinoのサイト(https://www.arduino.cc/en/Main/Software)からArduino IDEをDLしてインストールし、ボードパッケージ(http://digistump.com/package_digistump_index.json)をインストールすればよい。Digisparkでググるとたくさん情報が見つかる。

 基本動作は、
 DigisparkをPCに接続すると、libusb-win32 Usb Deive/Digispark Bootloaderとして5秒くらい認識されるので、この間にスケッチを書き込む。 Digispark Bootloaderとして認識している間に書き込まなければ、既に書き込まれたスケッチが動き出すという仕掛けだ。

 リセットスイッチはないので、arduino IDEの書き込みボタンをクリックして、

Plug in device now...(will timeout in 60 seconds)

が表示されているときに、Digisparkを挿すとスケッチが書き込まれる。

 この手順を覚えておかないと、デバイスの認識、取り外しが繰り返されるという、一見挙動不審な動作になる。ハマってしまった。

 ATTiny85は8kのフラッシュを持っていてBootloaderに約2k使っているので、ユーザは約6k使用できる。

 ところが、約3k以上書こうとすると正常に書けない。フラッシュを消しているときにUSB接続が切れているように見える。

 bootloaderのソースを見てみようか。


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2016年9月 3日 (土)

Digispark (1)

AmazonでUSB-Srialアダプタが安かったので買ってみた。
(https://www.amazon.co.jp/gp/product/B011DT2U9A/ref=oh_aui_detailpage_o00_s00?ie=UTF8&psc=1)
なんと150円、送料無料!

Ch3401

Ch3402

 150円の商品を送料無料で運んでもらうのはエコではないのでDigispark Kickstarter ATTINY85、340円を一緒に買った。(その後200円になってる)
(https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00VM5M4W4/ref=oh_aui_detailpage_o00_s00?ie=UTF8&psc=1)

 同じものをaitendoで売っていて前から気になっていたのだけれど、aitendoは「Digispark」ではなく「ATtiny85モジュール」で売っている。価格は500円だ。(http://www.aitendo.com/product/13064)

 本家は、米Digispamp LLCのようだ。こちらは$7.95だ。(http://digistump.com/category/1)

 HiLetgoとaitendoは同じ製品のようだが本家とは、シルクパターンが微妙に違う。本家はヘッダーソケットが付いているが、HiLetGoとaitendoはピンヘッダーが付いている。 3ピンには5V,GND,VINが出ているのでソケットの方が良いと思う。

Digistamp(本家)

↑(https://s3.amazonaws.com/digistump-resources/images/l/2520dcf84a0a3bf2257c2559d7a187db.jpg)

HiLetGo

↑(https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61rED3R3c9L._SL1010_.jpg)

aitendo

↑(http://www.aitendo.com/data/aitendo/product/20160208_364282.png)

かんたんな回路↓なので誰でも作れる。
Digistamp
↑(https://s3.amazonaws.com/digistump-resources/files/97a1bb28_DigisparkSchematic.pdf)

 Digisparkは KickStartで資金調達したようで、ライセンスは CC-BY-SA 3.0だそうだ。CC-BY-SAってなに?って調べてみたら、ここに説明があった。 つまり、パクってもいいけどクレジットを表示してねということらしい。 堂々とパチモンを売ることができるということだ。


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2016年9月 1日 (木)

ゆとり世代のトンデモ行動学

ゆとり世代のトンデモ行動学 櫻井樹吏 ダイヤモンド社

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 「ゆとり世代との付き合い方」というコラムが1~7まである。

  1. 適当な距離感で
  2. 働く背中をみせよう
  3. 世代間コミュニケーションを
  4. 失敗後のケアを
  5. まずは若い世代を理解しよう
  6. 次世代の育成に責任感を
  7. まずはアメを

 目新しくはないなあ...櫻井樹吏の顧客と同じ感覚なのだろう。

 ゆとり世代と新人類世代の共通点は多くの人が指摘している。
σ^^)も新人類世代だから良くわかるが、若い頃自分たちが先輩たちから言われていたこととよく似てる。

 ゆとり世代に手を焼いている新人類世代のオジサンは、自分たちの若い頃を思い出して、どうやって適応したか、適応できなかったかを考えてみればいいんじゃないだろうか。

 当時と大きく違うのは、若手の年齢が上がったことだ。
当時30歳は経験があって中堅として責任をもって仕事をしていた人が多かったのだが、ゆとり世代と新人類世代とを同じ年齢で比べると職歴は2~4年くらい少ないのではないだろうか。

 オジサンはつい、オレがコイツと同じ年のときにはと考えてしまう。職歴で比較するといいんじゃないかと思う。

 著者の櫻井樹吏氏のDiamond Onlineでの最近の記事が炎上しているらしい。(なぜイマドキ新入社員は定時で即帰ってしまうのか DiamondOnline 2016年8月10日)

これは後から考えてみよう。


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