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2016年10月 5日 (水)

他の誰かになりたかった <多重人格から目覚めた自閉の少女の手記>

他の誰かになりたかった -多重人格から目覚めた自閉の少女の手記- 藤家 寛子 花風社

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 22歳のときに、アスペルガー症候群と診断された藤家寛子氏の著書
それまでの間の制御できない自分への苦労を綴ってある。

 藤家寛子氏は、アスペルガー症候群の存在を多くの人に知ってほしいと書いておられる。 しかし、藤家寛子氏の苦労を知っても、やはり、満足な対応はできないのではないかと思う。

 人が他人と接するときには常識的な対応を期待する。常識的な反応が返ってこない場合には困惑する。そして、困惑が高じると相手を責めるようになる。普通の人は、相手の性質がわかっていても、やはり責めてしまうのではないだろうか。

 最近、自分はコミュニケーションが苦手であることが自覚できるようになった。歳をとったので、経験したことがある反応なら対応できるようになった。 しかし、経験したことが無い反応が返ってくると、未だに困ってしまう。

マニュアル作成は、アスペルガー症候群の人間が日常生活を送る上で重要なものになると同時に、アスペルガー症候群の人間を取り巻く人々とっても、彼らとの生活を円滑にするための重要な手段です。

注意事項を言ってもらった方がいいと思う、少なくともコミュニケーションがゼロではなくなる。

 藤家寛子氏も書いておられるとおり、藤家寛子氏のケースが典型的なアスペルガー症候群ではないだろうから、この本だけで、アスペルガー症候群の理解は難しいと思う。

 あとがきに「外の世界」という表現がある。

癒しを求める傾向が、私たちの知らない「外の世界」を物語っているように思わますが、この本を~

私がこの本を書こうと思ったのは、絶望的に不安に満ちた「外の世界」の中にも、少なからず希望に変える優しさが存在することを知ったからなのです。

 σ^^)のことを考えると、「外の世界」と「内の(自分の)世界」は自由に行き来できる。
時々、「内の世界」にいると「外の世界」から呼びかけられたことに気が付かないことがあるけれど。

 他人を見ていると、「内の世界」が「外の世界」と融合していてないんじゃないだろうかと思う人もいる。きっとこういう人は「外の世界」から「内の世界」見られるのだろう。おそらく他人の「内の世界」も見られるんじゃないだろうか。

 藤家寛子氏のいう「外の世界」はσ^^)の考える「外の世界」とは違うかもしれない。
ただ、藤家寛子氏にとって「外の世界」に出ることはかなり大変なことは想像できる。
そして「外の世界」とのコミュニケーションを取りやすくするのがマニュアルなのだろう。

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 なぜ2冊あるかというと、Bookoff Onlineで注文したら。在庫がないとメールがきたので、Amazonで買ったら、Bookoff Onlineも送って来た。ちゃんと、代金は引き落とされていた。


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