フォト
無料ブログはココログ

« 2016年11月 | トップページ | 2017年1月 »

2016年12月

2016年12月31日 (土)

2016年総括 <此何遽不為福乎>

 2016年を振り返ると良くないことが多かった気がする。特別行いが悪かったわけではないと思うのだが... 「雨降らし男」の物語(2)(2016/08/24)
それでもいくつか良いこともあったので最低の年というわけではないのだろう。

此何遽不為福乎

だ。

 仕事では『「忙しい」と言わないように、忙しさを解消するために行動しよう』と『技術・知識の出し惜しみをしないようにしよう』に悩んだ1年だったように思う。

 自分に「頑張れ」と言おう。

###

2016年の目標は

  •     「忙しい」と言わないように、忙しさを解消するために行動しよう
  •     技術・知識の出し惜しみをしないようにしよう
  •     組織風土を変えるために行動しよう 
  •     他人に「頑張れ」と言わないようにしよう (2016/05/3追加)

だった。

〇「忙しい」と言わないように、忙しさを解消するために行動しよう

 成果を上げるために忙しいのは我慢できるけれど、成果が上がらない仕事に忙殺されるのは嫌なものだ。「忙しい」といわないで忙しさを解消したいのだけれど、忙しいとついネガティブな発言になってしまったような気がする。

〇技術・知識の出し惜しみをしないようにしよう

 現場のサポート業務をしている。技術・知識の出し惜しみをしているように感じる人がいるようだが、出し惜しみをしているわけではない。プロフェッショナルとプロフェッショナルとのコミュニケーション期待しているので、プロフェッショナルではない人とのコミュニケーションが上手くとれないことがある。その人はこちらが知識・技術の出し惜しみをしているように感じるのだろうか。

 自分の部署以外で講義・講演することがある。「去年もやったから今年も...」とか「エライ人が言いだしたから...」のような依頼もあり、技術をたかられているのかと感じることもある。 技術をたかる(2016/12/10)
 部下にやらせたらと言う人もいるのだが、部下の方が稼いでいるし、部下が講義しなければならないほどの内容でもない。つまり部下にとって成果にならない仕事なので自分が引き受けている。

 単に断ればよいというものではないと思っているが、飯のタネの技術をたかられるのは癪だ。優先順位を考えて成果が上がる順に実行すればよいのだろうと思う。

 これらの悩みは来年に持ち越すしかないのだろう。

〇組織風土を変えるために行動しよう 

 今年も地方のマネジャが集まるミーティングを企画したら有志が参加してくれた。気楽にまじめな話(2016/10/27)
 このミーティング大変良かったと宣伝したらスポンサーが付いたので拡大できそうだ。スポンサーの目指すところとは違うかもしてないけれど、そこは走りながら考えることにしよう。

〇他人に「頑張れ」と言わないようにしよう

 ジミー大西に「頑張れよ」と言ったら「お前もがんばれよ」と言われる。自分が頑張れば良いことは分かっているのだけれど、つい気軽に「頑張れ」が出てしまう。
「頑張れ」を挨拶がわりに使うのはやめよう。


最近の投稿

2016年12月29日 (木)

戦略的思考とは何か <愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ>

戦略的思考とは何か 岡崎久彦 中央新書

Photo

 この本の初版は昭和58年だ。ベルリンの壁が崩壊したのは1989年(平成元年)だ。冷戦は終わっていないから、情勢は現在とは異なる。しかし、「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という本質は変わっていないと思う。 

 2016/12/15に安倍総理がロシアのプーチン大統領と会談した。この本に書いてあることを考えると、プーチン大統領の対応は想定どおりだろう。

 ロシア海軍の太平洋艦隊にとって宗谷海峡、津軽海峡、対馬海峡の重要性は日露戦争の前から変わりはないから、北方領土4島は戦略的に重要だ。しかも、現にロシア人の住民がいるのだから「返還します。」などと言うわけがないだろう。今回プーチン大統領が言及した1956年の日ソ共同宣言でも「引き渡す」としたのは2島だけだ。

 冷戦末期に旧ソ連が経済的に困窮したときに、ゴルバチョフ書記長が経済援助と引き換えに帰属権を持ち出したときには、自らの政権が危ういという状況だったが、プーチン大統領は日本の経済援助がなければ政権が危うい状況ではないことを考えると、ビザなし交流の拡大と経済援助とのバランスはロシアが上手く立ち回った感がある。

 ロシアは北方領土4島を安全保障上の問題と捉えているけれど、日本は経済問題として片付けようとしているのだろうか。

 とはいえ、損得ではなく領土を守るという姿勢を示すことは尖閣問題を考えると安全保障上の問題からも重要であると思う。

 宗谷海峡、津軽海峡、対馬海峡の戦略的重要性を40年前に教えてくれたのは高校の社会科の先生だった。今は尖閣諸島が問題になっているけれど、ロシアにとっての宗谷海峡、津軽海峡と同様に中国にとっての尖閣諸島も重要なポイントということだ。

 日本は島国だから隣国の意識が低いのかもしれない。ロシアも中国も隣国であることを忘れてはならないと思う。


最近の投稿】【最近の書籍・雑誌

2016年12月27日 (火)

頑張っている人に「がんばれ」といってはいけない!

闘病中の小林麻央さんのブログ 「心の声」 2016-10-03
(http://ameblo.jp/maokobayashi0721/entry-12206042757.html)

「がんばれ」と言ってはいけない。「応援している」と言ってはいけない。
小林麻央さんはすでにがんばっているし、応援してもらおうとは思っていない。

「がんばれ」は他人に言うことばではなく、自分にいう言葉だ。
他人を応援する前に自分を応援しなければならない。

「がんばれ」と言われる状況になったときに考えることは、「自分は悔いなく生きたのだろうか」ということ。

「悔いがある」と思っても「悔いがない」と思っても、せめて生きている間は「悔いなく生きよう」と思う。

小林麻央さんのメッセージは、「がんばれと言ってほしい」「応援してほしい」「見守ってほしい」ではなく、「悔いなく生きたい」ではないだろうか。


最近の投稿】【最近のよしなしごと

2016年12月25日 (日)

SAQ 2016クリスマス運用

 今年もスウェーデンのヴァールベリ無線局(SAQ)が2016/12/24 8:00(UTC)に運用した。

  ヴァールベリ無線局(SAQ)は1924年に開局した長波帯の送信局で、2004年に世界遺産に登録されている。当時の送信機が稼働できる状態で保存されていてアレキサンダソン・デー(6月の第1日曜)とクリスマスイブに運用している。

 いつものようWebSDR(University of Twente PI4THT (http://websdr.ewi.utwente.nl:8901/)で聴いてみた。

Saq20161224

 受信機はオランダのトゥウェンテ大学に設置されている。信号はS7程度で強くはないが安定して受信することができている。去年の受信レポートを見るとKL7(アラスカ州)でも受信した人がいるようだ。

 今年は12/24が土曜日なのでリアルタイムで受信できた。7:30(UTC)からVVV(試験電波)が送信されて、8:00(UTC)からCQ DE SAQ(一斉呼出)に続いてメッセージが送信された。

 録音しておいた(websdr_recording_start_2016-12-24T07_59_48Z_16kHz.mp3 (579.0K))

今年のメッセージ

cq cq cq de SAQ SAQ SAQ
=
this is grimeton radio/SAQ in a transmission using the alexanderson
200 kw alternator on 17.2khz
=
we sincerely wish you all a merry christmas and a happy new year
=
signed : the world heritage at grimeton and the alexander-grimeton
veteranradios vaenner association AR
=
for qsl info please read our website:www.alexandere.n.se ii
www.alexander.n.se
=
de SAQ SAQ SK

 


最近の投稿】【最近のRF

2016年12月23日 (金)

「バカな」と「なるほど」

「バカな」と「なるほど」 <経営成功の決め手!> 吉原英樹 PHP

 この本は初版は1988で2014に復刊している。
 1988年は昭和最後の年でバブルの絶頂期で、多角化経営がキーワードだった記憶がある。結局3年後にバブルがはじけてブームに乗っただけの多角化は不良債権を残したそんな時代だった。

現在とは時代背景は違うけれど、バブル時代という時代背景を考えながら読むと、経営成功の法則は変わっていないのだと思う。

この本のタイトル、「バカな」と「なるほど」は、違う言い方をすれば、
論理的に考えてたどり着いた結論(「なるほど」)が常識はずれ(「バカな」)でも実行する勇気が必要
ということかと思う。

経営トップが戦略を幹部や社員に伝達する方法は

  • 口頭
  • 文書
  • 人事
  • 予算
  • 組織
  • 日常の言動

の6つがあって、これらのメッセージに一貫性があることが必要であるという。

 「今後君の部署は重要だから」と言われる事は多いが、人が増えなかったり、金が自由に使えなかったりすることはよくある。古くて大きい組織は既得権益にすがっている者が多いから、トップが裸の王様になっていると、経営戦略のメッセージに一貫性がなくなるのだろう。

 組織改革の手遅れについて、新日鉄の例を引いて

「このままではつぶれるかもしれない」という危機感が、社長からミドル、ロワー、さらには現場の従業員までをも襲い始めたのである。絶対的危機感を前にしては変化への抵抗は消え去り、組織慣性もなくなる。大手鉄鋼会社でも企業変身計画を策定し、着手できるようになるのである。
 しかし冒頭の紹介したある有力財界人の表現のように「10年おそかった」のである。

「このままではつぶれるかもしれない」という絶対的危機感が生まれる前に、つまり10年前から、企業変身のための長期計画を策定し、その計画に着手すべきであったのである。

 組織は「オカシイと思ったらヤバイ「ヤバイと思ったらかなりヤバイ」のだろう。
トップのメッセージに注目しよう、特に人事と組織。

 具合が悪い情報はトップまでなかなか届かないいという裸の王様問題がある。
吉原英樹氏は

 経営者がマイナス情報をほんとうに手に入れたいならば、マイナス情報に情けをかけてやらなければならない。マイナス情報が自分のところに届いたならば、それを届けてくれた部下に、にこにこしながら「よく届けてくれた。良い情報を届けてくれた」といって接しなければならない。たとえ、心の中では怒っていても。

という。

 怒らないにしても、すぐに届けられたマイナス情報を考えてはいけないということか。まず、届けてくれた人をねぎらう。これができるかどうが人の器ということだろう。

 難しいいなぁ。


最近の投稿】【最近の書籍・雑誌

2016年12月21日 (水)

190,000アクセス

190,000アクセスを超えた

190kaccess

最近のアクセスランキングは

  1. 位:ウイルスバスタークラウドのCPU負荷が大きすぎる <解決しない>
  2. 位:hontoで電子書籍を購入
  3. 位:ロジアナ(2)
  4. 位:AVR CP/M
  5. 位:OpenOCD ST-Link
  6. 位:VBSでSJIS→EUC-JP変換 おまけにURLエンコード
  7. 位:BadUSB
  8. 位:iPhoneリモコン付イヤホン
  9. 位:トランジスタ技術2016年4月増刊 - FPGA電子工作スーパーキット -
  10. 位:urJTAG(2)

 10,000アクセスに3か月かかっていたのが2か月になっている。ウイルスバスタークラウド恐るべし!。

検索キーワードランキングは

  1. anti-malware micro platform solu...
  2. 6809 basic
  3. rycm301
  4. yoshi品質研究所
  5. anti-mal torendmicro
  6. cpu ウイルスバスタークラウド
  7. cpu使用率 ウイルスバスター
  8. 悪用 情報セキュリティ技術者育成
  9. @homepage 移行
  10. anti-malware micro platform solu...

 う~ん検索キーワードランキング10位中5つがウイルスバスター関係かっ。ウイルスバスター恐るべし!


最近の投稿

2016年12月19日 (月)

ドライブレコーダー

安物のドライブレコーダーを買ってみた。
Ftdr_zero_set

本体、電源ケーブル(シガーライター・コネクタ)、SDカード(4G)、マウンタ、USBケーブルがセットで5,000円だ。

Ftdr_zero1 Ftdr_zero2

フロント(左)、リア(右)にはディスプレイと操作ボタンがある。側面にSDカードスロットと電源スイッチがある。

Ftdr_zero_sd2 Ftdr_zero_sd1

 付属のSDカード。 MADE IN JAPANらしい。
SD-K04GならばTOSHIBA製みたいだけれど。

 SDカード耐久テスト結果にはドライブレコーダーを想定したテスト結果があって、一部を除いて5年以上使用できるという結果だが、結構問題があるのではないかと思う。

 ドライブレコーダーのSDカードに寿命があって交換しなければならないと考えている人は少ない(いない?)のではないだろうか。しかも、頻繁に画像を見る習慣がない場合には、事故が起こったときに画像を見ようとしたら、SDカードが壊れていて画像を見ることができなかったということになるのではないだろうか。

 心配なのはこのSDカードがMLCなのかTLC(Panasonicに分かりやすい説明がある)なのかということ。そして、本当にちゃんとしたメーカー製なのか(パチもんじゃないのか)ということ。

 心配なら買ってくればいいんだけれど。


最近の投稿

2016年12月16日 (金)

SoftwareDesign 2016/12 <温故知新 ITむかしばなしスペシャル>

Software Design 2016/12 温故知新 ITむかしばなしスペシャル

Sd201612

 おっさんホイホイらしいと聞いて買ってみた。

 いやぁ懐かしいなあ、特に

第5話:IDEのさきがけとなったTurbo PascalとTurbo C ......大野 元久
第6話:VZエディタ開発秘話 ......兵藤 嘉彦

たしかマニュアルがあったはずと本棚を探してみたら、

Turboc20

↑Turboc 2.0のリファレンスマニュアル(今でも捨てられなくて持っている。)

Vzeditor

↑Vz Editorのマニュアル(今でも捨てられなくて持っている。)

 PC9801を使いはじめたのは遅くて、それまではPC8801でCP/Mを使っていた。
N88 DISK-BASICは強力だったけど、Cを使いたかったのでCP/MのSuperSoft-Cを使っていたのだが、Z80 4MHzだからコンパイルが遅い。結局使えるアプリを作ることができなかった。

 PC98(といってもPC286Lだけど)に買い替えたときには、真っ先にTurbo C Ver1.5を買った。 MS-Cは個人で買える値段ではなかったからTurboCの値段はありがたかったが、次の年にVer2.0が出て、次の年にTurboC++が出た。安いのはいいが毎年新しいバージョンを追いかけるのは辛い。 MSA(Micro Soft Associates)版を買った。聞きたい事があってMSAに電話したとき、「マイクロソフトさんですか?」と聞いたら「違いますっ(--メ」と言われたことを思い出す。

 最初は付属のIDEを使っていたのだが、ちょっと大きなソースをコンパイルしようとするとメモリが足りなるし、エディターのカスタマイズはできないしで結局使わなくなってしまった。

 TurboCにはコマンドライン版のコンパイラ、リンカ等が一式含まれていたし、makeやgrep、touchも付いていた。さらにヘルプを表示する常駐ソフトthelpも付いていた。

 使い慣れたVZとthelpを常駐させて、コマンドラインでmakeして、エラーが出たらVZでスクリーンをテキスト化してタグジャンプでソースファイルを編集していた。thelpはカーソルを画面上のキーワードに移動してホットキーを押すとヘルプが表示されるので困らなかった。
 最近はAVRやARMで遊んでいるけど、Eclipsがなくても困らない。

 TurboC 2.0が出たときに、TurboC2.0単独版とTASMとTurboDebuggerがバンドルされたProfessional版があった。高かったのだが、TuroboDebuggerに期待してProfessional版を買ったら、TurboDebuggerは全然使えなかった。

 その後、常駐ソフトやデバイス・ドライバーを書くようになった。デバイス・ドライバはインラインアセンブラや直接レジスタにアクセスするコードを書かなければならない。
TurboCはインラインア・センブラやレジスタにアクセスするソースは一旦アセンブラにしてからTASMでアセンブルするので、TASMがないとデバイスドライバを書くのはとても面倒だ。買って何年もたった後でTASMを買っておいてよかったと思った。

 Turbocを買った当時、周りはHost/Terminalの影響が強くてコボラーはたくさんいたけど、Cで書いている人はいなかったから全くの独学だ。

 その後UNIXの勉強を始めたときにCで読み書きできることが役立った。 今と違って、UNIXのアプリはソースからコンパイルするのが当然だったので、自分が使っている環境ででコンパイルが通らない場合はソースにパッチを当てなければならないのだが、当時google先生はいなかったので、自分でソースを読んでパッチを当てなければならなかった。

 誰かがコンパイルしてくれたバイナリを探しているだけでは、UNIXは使えるようにならなかっただろうし、世の中にないアプリは作ればいいと考えるようにはならなかっただろう。

 と考えると、TurboCを買ったのは人生の転機だったのかもしれない。


最近の投稿】【最近の書籍・雑誌

2016年12月14日 (水)

市役所の窓口

 急遽市役所の窓口で手続きしなくてはならなくなった。

 一昔前は、対応が悪いのは、役所、病院、警察あたりが常連だったけれど、竹原市役所の窓口対応はたいへん良かった。

 健康保険証の再発行をするために行ったのだが、接遇が良いだけでなく関連する手続きまで丁寧に教えてくれた。

 接遇はスキルだからトレーニングで向上させることができる。しかし、市民が必要としていることを考えて問いかけるようにするためには意識改革が必要だ。

 竹原市役所にも職場の意識改革を成し遂げた人がいるんだろうなと思った。

ふるさと納税しよう。


最近の投稿

2016年12月12日 (月)

講義で伝えたかったこと <初心に戻る>

 先日やった講義のアンケート結果が届いた。

 いろいろなところで講義している。主催者が受講生に聞かせたいと思っていたり、受講生が聞きたいと思っていたり、自分が伝えたいと思っていたりと、話す側と聞く側の組み合わせはさまざまだ。

 アンケートが届いた講義は、以前に自分が伝えたいと思って、主催者にお願いして時間をもらった経緯がある。この講義はもう何年もやってるのだが、今回は聴衆の年齢や経歴、バックグラウンドが違う人が多かった。

 誰に何を伝えるかを考えて、去年の内容から半分リニューアルして臨んだのだが、成功とは言えない感じだ。説明につい熱が入り、リニューアルした部分が伝えられなかった。 講師(自分)のバックグランドを知らない人もいる。当然、「このおじさんに何故こんなことを言われなくてはならないのか?」と思う人もいるのだろう。

 初心に戻って、何故講義の時間をもらったのかを考えてみた。

この研修は技術研修だから基本は技術の習得で

  • 技術力を向上させること
  • 技術力を使って成果を上げること
  • 技術力を使った結果を説明すること

を学ぶ。「わかるように」なることが目標だ。しかし、「できるように」はならないから研修後のOJTや自己訓練で「できるようになる」ことが重要だ。

 IT業界なので技術の移り変わりは速いから、受講者の中には、

  • 技術ではなくツールの使い方などHowToを習おうとする人もいる。
  • 時代の技術に付いていけなくなったら、さっさと管理職になろうと思っている人もいる。
  • 希望しなくても、なりゆきで管理職になるのもしかたないと思っている人もいる。

一方、講師は、

  • 偉い人は管理職の立場で話すので、マネジメントの観点で話す人はいない。
  • おじさんは技術者の立場で、話す人はいない。

しかし、

  • 技術志向の人に対しては、管理職然として「技術も重要だけど~」と言う人より、「全力で技術を追え。そのためには~」と言わなければならない。
  • 管理職志向の人には、「技術屋崩れと言われるな!技術者のマネジメントをせよ。」と言わなければならない。

これが伝えたかったことだ。

 伝えたいことが、時間内に伝えられないのは、伝えたいことに対して多くの言葉が必要で、端的な言葉や内容でないということだろう。伝える内容が練られてないのか、伝えることに自信がないのか?

 いずれにしても、もう一回考えよう。

 伝えたい相手に伝えることができるように、せめて、伝えたい相手に過不足なく発信することを目指そう。

 伝えたい相手ではない人の評価が良かろうと悪かろうと気にすることはない。(とはいえ、本当は気になるのだが...^^;)


最近の投稿】【最近の人材育成

2016年12月10日 (土)

技術をたかる <たかる奴より厄介な奴>

「人間関係を切れ」 “技術をたかる人”について分析した母の一言に共感が集まる。 FEELE

ソースは はがんさんがTwiiterに投稿した「「技術を気軽にたかってくる人たちへの対応」

「技術を気軽にたかってくる人はお前を頼ってるんじゃなくて下に見てる証拠だから人間関係切れ」

 投稿した はがんさんのお母さんは仰る。

 個々の人間関係の問題はあると思うのだが、そもそも、日本人は技術や知識などの無形のものを評価する習慣が無いことが原因ではないかと思う。

 「匠の技」などと評価しているのは、技術ではなく技術を使って作った有形の製品で、技術は製品を売るためのオマケ程度にしか考えていない。だから、気軽に「ちょっとやってよ」と、技術をたかってしまうのではないだろうか。

 例えば、自動販売機で缶コーヒーを買おうとしたら小銭が無かったので、友人に「ちょっと100円貸してよ」ということはある。しかし、車を買うときに「ちょっと100万円かしてよ」という人はいない。つまり、100円なら気軽にたかれる。が100万円は気軽にはたかれないということだ。

 たかる人は技術を「ちょっと100円貸してよ」レベルだと思っているということだから、「人間関係を切れ」はある意味正しいのだろう。

閑話休題

 部内やよそ様などで技術的な講演・講義をやっている。とあるよそ様も手弁当で何年もやっているのだが、座学だけでなくデモやハンズオンもやって欲しいという依頼がある。

 講義やハンズオンの講師をやったことが無い人にはコスト感覚が無いからわからないのだろうが、ハンズオンはかなりの負担だ。とくに受講者のレベルが異なっているときには勘弁してほしいいと思う。

 しかしである。それを割り引いても、ハンズオンまで手弁当でやってくれというのは、講義やハンズオンの価値が「ちょっと100円貸してよ」レベルだと思っているということではないだろうか。

 その担当さんは、講義が好評だったとか重要だと思っているとか言うけれど、所詮「ちょっと100円貸してよ」レベルだと思っているということだ。残念ながら、そのよそ様は組織的に技術レベルは上がらないのだろうと見ている。

 それでも講義を聞いてくれる人達に罪は無いので最善の努力はする。しかし、「ちょっと100円貸してよ」程度に見られているのは癪だ。

 もっとひどいのは、技術を安売りする身内のエライ人だ。(一般論ですよ!一般論!)

 技術の価値がわからないから、技術をたかられたときに、「ちょっと見てやれよ」とか「ちょっと教えてやれよ」などと気軽にのたまふ。

 大抵は、エライ人が知り合いから「ちょっと100円貸してよ」レベルでたかられたときに、エライ人も「100円くらい貸してやれよ」的なノリで言うことが多い。はがんさんのお母さん言を借りると、エライ人は知り合いに下に見られているのに阿ってそのツケを技術屋に回しているということだ。

 たかりだと正論を言うと業務命令などと言い出すので始末に負えない。(一般論ですよ!一般論!)
 百歩譲って彼らが技術の価値がわからないのは我慢しよう。しかし自分たちのメシのタネの技術を安売りするのは自らの首を絞める行為であることは明白だ。

###

 技術をたかられないように技術者自身が技術をマネジメントしなければならないのだろう。そのためには、技術を目指す人にもマネジメントを教えなければならない。

 先の長い話だけれど。


最近の投稿

2016年12月 8日 (木)

信念の言葉

信念の言葉 土光敏夫 PHP

Gwwryfnlq0o7a2xvlfidoa

 土光敏夫氏は石川島播磨重工、東芝の社長を歴任され経団連会長、の後第二次臨調会長として行革に手腕を振るわれたことはあまりにも有名だ。

 名言集は、美味しいとこどりなので、その前後を読まなければ、本当に言いたいことは伝わらないと思っている。しかし、この本は1話が400字程度にまとまっており非常に読みやすくわかりやすい。

 「人の上に立つ」ということ「組織を動かす」ということは、府に落ちた。それに引き換えて行革ネタや、経済ネタは、ナルホドレベルだ。おそらく、自分も普段考えていることは行間まで読めるけれど、普段あまりにも考えることがないことは文章以上のことを読み取ることができないからだろう。

 といっても、分かっているわけではなく「分かったつもり」になっているのだろうと思う。

 土光敏夫氏の文章は考えて実践した上で書かれたものだから、ただ考えただけの自分とは深さが違う。

 腑に落ちたことは実践してみなくて分かるようにはならない。


最近の投稿】【最近の書籍・雑誌

2016年12月 6日 (火)

バレーボールの試合 <マネジメントの観点で見てしまう>

 生涯スポーツに取り組んでいる地方自治体は多い。住んでいるところの周りは1960年代に埋め立てたところだから高齢者の増加が問題になっている。

 生涯スポーツも盛んで、以前から日曜日にバレーボールをやっている。競技スポーツとは違ってゆるいバレーボールなので男女混合若年者から高齢者まで参加できる。

 先日そのゆるいバレーボール大会があったので参加したら、会場になった中学校のバレー部も参加していた。コートの外で見ているとあまり強そうではない。(年寄りチームに負ける)

 監督(コーチ?)は叱るタイプの先生で、昔の部活そのままのイメージだ。監督の先生にバレーボールの競技経験があるのかわらない。

 アドバイス(叱責)を聞くとはなしに聞いていると「自分の意思でボールを取りに行け」とか「止まってからボール取れ」とか聞こえてきた。

 困るのは、試合中にゲームを止めて生徒を叱ることだ。生徒は先生の方を見て話を聴くから試合が止まってしまう。タイムをとってから指示すればいいのに... 更に、ゲームが終わると、また叱るのだが、叱る内容が抽象的すぎる。

 上司と部下の関係で同じような叱り方をすると、パワハラだよなと思いながら聞いていた。

 「自分の意思でボールを取りに行け」というアドバイスは、職場では「自分で考えて行動しろ」というアドバイスに似ている。 職場では、仕事の目的や目標、スキルを教えないで「自分で考えて行動しろ」と言う、よくある理不尽な指示だ。

 なぜ、監督の叱り方が理不尽に聞こえたかを考えてみた。

 ゲームの目的、このゲームでの目標、個人のスキルへのアドバイスが区別されていないことが原因ではないかと思う。

  • ゲームの目的、位置付(他チームとの試合で何を学ぶか、何を確認するか?)
    • 勝利
    • チームの課題を明らかにする
    • チームの課題の達成状況

  • ゲームの目標(ゲームで何を目指すのか)
    • 得点数
    • レシーブ成功率
    • コンビネーション成功率

このあたりを試合前に説明しておくと、アドバイスが理解されやすいと思う。

  • 個々のプレー
    • メンタルの部分でのアドバイス
      緊張をほぐすとか、励ますとかメンタルの部分。
    • 個々のプレーに対するアドバイス
      練習でクリアしているかクリアしそうなプレーについては効果がある。経験上練習でクリアできていないプレーについてアドバイスしても効果は無かった。

 聴こえてきた監督のアドバイス
「止まってからボールを取れ」は個人のスキルに対するアドバイスだ。しかし、普段の練習でできていないのにゲーム中にアドバイスしても、ほぼ無駄で、失敗への叱責になる。
 確かに動きながらボールを取っているのでレシーブが安定しないのは事実だ。ただ、ボールに向かって走って、止まってからレシーブするにはどうしたらよいかのアドバイスはなかった。(練習の時には説明があるのかも?)

 「自分の意思でボールを取りに行け」はコンビネーションのアドバイスなのか個人のスキルにに対するアドバイスなのかわからないけれど、アドバイスは個人のプレーヤに向けられるから、失敗への叱責に聞こえる。

 監督・コーチのスタイルはいろいろあるけれど、少なくとも試合中の監督の指示がチームへのアドバイスではなく個人のプレーに対するアドバイスのように聞こえ、しかも叱責口調だったから、理不尽に聞こえたのだろう。

 仕事で、日々業務をこなしながら、指示やアドバイスを与えて成果をあげるという観点では、マネジャの仕事はバレーボールの監督と同じだ。

 経験が少ない者に対して、失敗したことを叱責するだけで、失敗の原因については「自分で考えろ」は理不尽だ。

 自分で考えられないのはなぜかを考えていないとか、自分で考えられない環境にしておいて「自分で考えて仕事をしろ」も理不尽だ。

 中学生と監督の先生に教えてもらったような気がする。

###
 ちなみに、うちのチームは成績が良くなかった。オジサンやオバサンは中学生のように素直でないことも原因だが、それ以前に思うように体が動かない。 (^^;


最近の投稿

« 2016年11月 | トップページ | 2017年1月 »