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2017年2月11日 (土)

成功は学べない <他人のマネでは成功しない>

成功は学べない――アパレル3社に見るモデルの違い 菅野寛 日経BizGate (2015/03/11)

菅野寛氏は、ファスト・ファッションで成功している、ZARA、ユニクロ、ローリーズファームのオペレーション、ビジネスモデルを例にして、成功は、外から見えるオペレーションによる成果ではなく、外からは見えにくいビジネスモデルよる成果であるこという。

成功から学ぶ価値があるのは、「表面的な目に見えるアクション」(WHAT)ではなく「深層の成功・失敗要因」(WHY)です。成功あるいは失敗した企業がある意思決定やアクションを行ったという事実は、それ単体ではあまり意味がありません。ましてや、その意思決定やアクションだけを表面的にモノマネするのは最悪です。

 重要なのは「なぜ」その経営者がそのような意思決定やアクションを取ったのか、それを可能にした「要因」は何かという問いです。成功・失敗企業のどこが良いのか、どの特質がどの外部環境と合わさってうまく機能しているのか(機能しなくなったのか)を、深掘りしなくてはいけません。そうやって熟考していけば、一見すると当たり前でも、奥深い要因にたどり着く場合が多いはずです。

 そして、コンサルタント業から学んだことは、

「こうすれば必ず成功する」という成功の十分条件(すなわち"必勝法")は存在しない

だという。

 現場のマネジャを集めたオフィシャルな会議では、よく「好事例発表」がある。正直参考にならない。成功の真の要因は発表されないことが多い(ほとんど)だからだ。

 「失敗事例」の方が参考になるのだが、オフィシャルな会議の場で「失敗事例」を発表するのは、はっきり言って罰ゲームだ。だから、誰の参考にもならない「好事例」が発表されることになる。

 ある取り組みが成果を上げた場合、成功した真の要因が分かっていないマネジャは多い。つまり、自分たちを取り巻く環境やスタッフ、運などの様々な要因で成功しているのだが、取り組みしか説明しない。いや、出来ないのかもしれない。

 当然、よそで成功した取り組みをマネても、成功する確率は極めて低い。そのうちに、取り組むことが自体が目的になってしまい、何のための取り組みかわからなくなる。

 成功の真の要因まで伝えられる組織は強く、表面的な取り組みしか伝えられない組織は弱い。

 成功の真の要因を分析して伝えるのも、よその成功から真の要因を見つけるのもマネジャの仕事だ。

 勉強しないとマネしかできないよなぁ。


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