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2017年2月15日 (水)

高濃度の学び <今までの方法を変えなくてはならないのか>

「働き方改革」時代の人材開発に求められるもの?:「高濃度の学び」をいかに実現するのか!? NAKAHARA-LAB.net (2017.1.13)

 中原淳氏は、「長時間労働」→「残業時間の短縮・廃止」の流れから、今後「人材開発のための時間圧縮」が起こる。しかし、「人間が何かを学ぶために必要になる時間」は、そう変わらないから、「短い時間」で「高濃度の学び」を提供しなければならないと仰る

 自分の職場を考えると、すでに「人材開発のための時間圧縮」要求はある。技術に関わる仕事をしているから、技術・技能の修得が必要だ。指摘どおり、技能習得に必要な時間は短縮できない。

 暗黙知が含まれている技能の習得を高濃度にするには、高い技能を持つ者と同じ職場で働かせる(徒弟制)しか思いつかない。ところが、高い技能を持つ者の仕事は人材育成だけではないし、高い技能を持つ者は少ないから、一般的にどこ職場でも実行できるわけではないだろう。

 これまでの方針を転換しなければならない時期に差し掛かっているのだろうか。少なくとも、今後の人材育成については検討が必要だ。

  • 時間優先
    確保できる時間で修得できる内容に業務(事業)を特化する。
  • 業務優先
    技能をツールやマニュアルを導入して補う。
  • 人優先
    適性がある分野の技能だけ習得する。 

 業務(事業)を特化する方法は、業務(事業)の再構築だから難しい。事業が傾いているか、強力なトップダウンでないと実現は困難だろう。

 ツールやマニュアルの導入は簡単だが、技術力の低下は避けられない。したがって、将来的にはツールやマニュアルを作る者がいなくなる。アウトソースする方法もあるが、ノウハウ等の暗黙知がなくなるから競争力は無くなるから、将来的にはジリ貧だろう。

 適性がある分野の技能だけ修得する方法は理想的に見えるが、適性がある分野を持った者が程よく分散していれば良いが、集中している場合には、特定の分野だけ適性を持った者がいないという状況が予想される。ある程度の母数が必要だろう。

 技能の修得には時間が必要だから早めに対応しなければならない。問題が顕在化してからでは手遅れになる。


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