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2017年5月11日 (木)

新卒エンジニアが1年間で上司に感じた5つのこと

エンジニアを指導する立場の人こそ読んでほしい、新卒エンジニアが1年間で上司に感じた5つのこと
(http://qiita.com/H_Crane/items/22ea96300dda82ec5b02)

この記事を書いた新人君は

  1. 「本当にそれググった?」って聞き返さないで欲しい
  2. やたら「同じミスはするな」って言わないで欲しい
  3. 意見やツールの押し付けをしないで欲しい
  4. もっと褒めて!
  5. 「わからないことはすぐ聞いて」という人ほど聞くと怒る

と思ったらしい。

 昔の人はRTFMと言った。昔、通信設備の保守をやっていたときは「取説(取扱説明書)読んだのか?」だった。
 そして、つい最近まで「ググれタコ」と思っていた。東京でぐぐっても、地方でググっても結果は同じだと。最近になってよく考えたら、検索結果として出力されるデータは同じでも、そこから得られる情報は人によって違う。データを情報にできる人とできない人がいると考えるようになった。

 「RTFM」も「取説読んだか?」も「ググったか?」も、その真意は、「正確な情報を基に自分で考えたか?」であろう。決して、マニュアルや取説を「読む」ことでも「検索」することでもない。

 先輩や上司が業務に従事した期間が長いからといって、その業務を全て明文化できるわけではなく、暗黙知による部分も多い。(KKDだけで乗り切っているツワモノもいるけれど。)

 新人君に暗黙知でやっている部分の質問をされたら、正直なところ大変困る。
暗黙知を明文化するのはとても難しい。暗黙知の前提となっている基礎知識から順を追って説明しようとすると気が遠くなってしまう。しかし、基礎知識を理解しているなら、対話によって暗黙知を伝えることができるのではないかと思う。

 ところが、新人君は基礎知識を理解していないことが多い。
そこで、「基礎知識は理解しているかな?理解していないのなら、まず基礎知識を理解してね♡?」という意味を込めて「ぐぐったか?」と尋ねてみる。そして、「ググったか?」に対する返答を聞いて、暗黙知を伝えられるかどうかを判断しているのではないだろうか。 「ググったか?」と何度尋ねても、暗黙知を伝えられるレベルにならないと「ググれカス」とか「ググれタコ」になる。(こういう言い方がいいわけではないのだけれど) (^^;

 重要なことは「検索」することではなく、検索結果の内容を自分の頭で考えること。

 新人君たちは学校でも塾でもお客様扱いで教えられたのではないだろうか。 特に塾は金をもらって教えているので本当に「お客様」だ。

 ところが、現場に出たら、塾の先生のようにわかりやすく教えてくれる先輩や上司は稀だ。先輩や上司は指導・教育のプロではない。自分の業務はプロだが、教えることはプロではない。 そのプロではない人に教えるプロの対応を求めているのではないだろうか?

 もし、オヤジが新人君から「先輩や上司がちゃんと教えてくれません」のような相談を受けたとしたら何と答えるか考えてみた。

  1. 「本当にそれググった?」って聞き返さないで欲しい
     「本当にそれググっ(て自分の頭で考え)た?」という意味かな。
     君の理解度が、先輩が短時間で教えられるレベルに達していないのだと思う。 君の理解度が足りない場合と、先輩が要求するレベルが高すぎる場合が考えられるけど、ググった結果を鵜呑みにするのではなくて自分の頭で考えてから相談してみたらどうだろう。
    ★技術で食っていくために必要なことは、自らの頭で考える習慣。
     
  2. やたら「同じミスはするな」って言わないで欲しい
     「ごめんなさい」「どうしたらいいですか」で済ましていないかな。
     先輩や上司は、失敗した原因の特定は得意だ。自分たちも失敗しているから。
     その後の失敗しない方法を自分で考えているかな。失敗しない方法は知識として教えてもらうものではなくて、自分で考えて習得するものだと思う。
    ★ミスしない方法は教えてもらうものではなく自ら学ぶもの。
     
  3. 意見やツールの押し付けをしないで欲しい
     「なんでこんなことやってるの?」と思う感覚はとても重要なので持ち続けてほしいと思う。
     いっそのこと、自分の意見やツールで通してみたらどうだろう? その意見やツールのほうが有効なら変わるのではないだろうか。
     そこまで強硬手段に出れないのなら素直に聞いておいたほうがいいと思う。人間関係は重要だから。
    ★先輩や上司は常に正しい判断や行動をするわけではない。
     
  4. もっと褒めて!
     キモッ!! 
     技術者が褒められるのは「結果」だ。過程や取り組みを褒められてもメシは喰えない。それは、新人も先輩も上司も、年寄りも同じことだと思う。
    ★技術者として食っていくなら「結果」で褒められるという気概を持つこと。
     
  5. 「わからないことはすぐ聞いて」という人ほど聞くと怒る
     「わからないことはすぐ(調べて自分で考えてから)聞いて」という意味かな。
    ★先輩や上司はすべての正解を持っているわけではない。
     

 新人君がこれまで接してきた「先生」は正解をすべて知っていて教えることができたけれど、先輩や上司は正解を全て知っているとは限らない、正解を知っていても教えることができるとは限らない。
 この事実を前提にすると、先輩や上司の不可解な言動が理解しやすくなると思うよ。

閑話休題

 この記事を読んだときに違和感を感じた。何度か読み返してみてわかったのは、随所にちりばめられた、

  • あなたにメリットがあります。
  • あなたにとってメリットは大きいと思います。
  • お互いのためになりません。

という文言。そして、後書きの

上の意見は甘えだと思ったあなた、その段階であなたの指導レベルはそこで終わりだと思います。
「俺が若い時は誰も教えてくれなかった」だの過去を引き合いに出される方も同じです。さぞ苦労されたのかもしれませんが、その苦労をあなたは後輩にさせることに意味があるのですか?

指導する側・される側が、それぞれお互いの気持ちに立って、歩み寄っていくことが大切だと思っています。

は、オヤジの感覚では、かなり上から目線だ。新人君の台詞ではないような気がする。

 釣りかな?



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