フォト
無料ブログはココログ

« 公務員になるというリスク <安定神話> | トップページ | ヒネクレ者にどう対峙するか <オマエが云うか!!> »

2017年6月22日 (木)

なぜ今、シュンペーターなのか <イノベーション=技術革新とはかぎらない>

なぜ今、シュンペーターなのか 秋元征紘 クロスメディア・パブリッシング

Photo_2

 東洋経済の記事にあった「シュンペーターのいう『新結合』」とういう言葉に引っかかったので読んでみた。

ここでシュンペーターの言っている「新結合」とは何だろうか。
『経済発展の理論』では、「経済諸要素を新たに組み合わせて結合させることにより、新しい製品、サービス、事業を創造すること」と説明されているにすぎない。

      :

 「経済諸要素を新たに組み合わせて結合させること」と一貫して論じている。つまり、技術の問題ではない。

 イノベーションは「技術革新」と訳されることが多い。シュンペーターのいう「新結合」とは「イノベーション」のことらしいが、イノベーションは技術にかぎらない広義のイノベーションだ。

 この本では例としてスティーブ・ジョブズを挙げている。
よく言われることだが、iPodには技術的な革新は無かった。シリコン・オーディオプレイヤーはすでにあったし、音楽データの圧縮技術もあった。「音楽を持ち歩く」のはSONYのWALKMANが始めたことだ。

 イノベーションはiPodではなくiTunes Storeだ。SONYが先に始めたbitmusicにできないサービスをiTunes Storeが提供したということだ。

 技術のマネジメントという観点で見ると、技術者や研究者の関心は技術革新に向きがちだ。もっと言えば、既存の技術の寄せ集めなど価値は無いと思っている。 しかし、マネジャは今まで無かったモノを顧客に提供することを考えなければならない。モノは「物」とは限らず「サービス」のこともある。

 ここが、技術者上がりのマネジャにとってはコペテンだったりする。


最近の投稿】【最近の書籍・雑誌

« 公務員になるというリスク <安定神話> | トップページ | ヒネクレ者にどう対峙するか <オマエが云うか!!> »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/577514/65401582

この記事へのトラックバック一覧です: なぜ今、シュンペーターなのか <イノベーション=技術革新とはかぎらない>:

« 公務員になるというリスク <安定神話> | トップページ | ヒネクレ者にどう対峙するか <オマエが云うか!!> »