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2017年7月16日 (日)

業務改善を現場に求める狂気

「業務改善を現場に求める狂気」 megamouthの葬列 (2016-11-19)

「改善できない業界もあるんですよ」 megamouthの葬列 (2016-11-18)

カイゼンを行うには「教育」と「コミュニケーション」が必要だということを言った。この二つが意味を持つには雇用の安定と年功序列が不可欠である。

の続編。このエントリは

「見えない非効率 ー 今、動いているんだからいいじゃないか」 タイム・コンサルタントの日誌から (2016-11-13)

を受けての感想で、IT業界での業務改善がなぜ困難なのかが書いてある。

  • 業務のボトルネック、または無駄を見出す広い視点を持つ
  • ワークフローの強制と、システム化をする
  • 社員それぞれの問題意識を知ることができる
  • 結果責任を負うことができる

さえできれば効率化は可能であると言える。

↑これは経営者がやべき仕事という主張だ。

そして、実際に困っている人のブログ。

市教委「今年から通知表を電子化します…が、お金はかけられないのでExcelです。」「あ、これ絶対しわ寄せが現場にくるタイプだ…」 パパ教員の戯れ言日記 ( 2017-06-30)

 「業務改善を現場に求める狂気」に書いてあるようなことで困っておられるようだ。

「megamouthの葬列」さんが仰るように、管理職・管理部門がやるべき仕事は現場ではできないし、やるべきでない。という指摘は的を射ている。

管理職・管理部門がカギを握っているのだが、一番困るのは、業務改善能力は無いが関心はある管理職や管理部門だ。

  • 業務のボトルネック、または無駄を見出す広い視点を持つ
  • ワークフローの強制と、システム化をする
  • 社員それぞれの問題意識を知ることができる
  • 結果責任を負うことができる

ができないのに、業務改善に関心があるのだから周囲が困る。

 業務改善能力がないので掛け声だけだけになる。当然のように実務は部下や現場に丸投げする。そして、最後には現場の一番詳しい者が担当する。はっきり言って貧乏くじだ。

 上司である管理職や管理部門は改善能力がないので、担当者の支援をしない。いや、どのような支援をしてよいのか分からないのである。

 「パパ教員の戯れ言日記」さんには申し訳ないが、破たんしそうな匂いがする。
それでも、このケースでは、少なくとも周りの人が幸せにすることができるのでまだ良い。
管理部門が目的や用途が分からないシステムを作って現場に使用を強制するケースでは、誰も幸せにならないから、それよりマシだ。

 今回頑張って作っても、おそらく根本的な問題は解決しないだろう。
デキナイ管理職・管理部門は現場が業務改善しているのを見付けると、何も考えないで展開しようとする。なぜ、現場レベルで業務改善が必要だったかを考えないし、一部の現場での業務改善方法が全体で使えるかなど考えない。当然効果の検証はやらない。

 管理職・管理部門は「管理すること」が目的だから「問題を解決する能力」は重要視されなかったのだろう。 しかし、マネジメント(管理に非ず)しようとすれば、「問題を解決する能力」を獲得しなければならない。 

 獲得できなければ、成果を上げるどころか、不幸になる人が増える。



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