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2017年11月26日 (日)

価格破壊 <神の見えざる手の仕業>

 まず、この主婦が描いたイラストのクオリティが仕事に使えるレベルだと仮定する。おそらくプロのイラストレータが危機感を感じているところを見るとプロレベルなのだろう。

 適正価格ではないとか、正規業界の価格破壊とか、プロのイラストレータに限らず受け入れられない人は多いようだ。でも、思考停止しているのではないだろうか。

 価格破壊ではなくデジタル革命と捉えるべきではないだろうか。

 アダム・スミス先生によると価格は「神の見えざる手」が働いて、需要と供給がバランスしてイイ感じに決まるらしい。

 3万円が適正価格という人たちは、一昔前にバランスした価格から離れられないのだろう。
 価格が変化しない時代にこの業界に参入した人は需要と供給を考えないから価格ありきと考える。当然、時給も固定していると考えるのだろう。よく考えると分かることだが、今まで需要と供給が変わらなかっただけだ。

 ところが、ITとネットの普及で需要と供給は変わっている。
おそらく、そのことには気づいているが、変わらないで欲しいと願っているだけだろう。需要と供給のバランスが変わると、それに適応して自分も変わらなくてはならないから。

 この業界には疎いので、2500円が適正かどうかは分からない。しかしネットを使うと低価格になることは皆知っていることだ。ネットを使うと、固定費が削減できるし、マッチングサイトを使うとフリーでも仕事ができる。

 3万円が適正価格という人は「 オレ達はオレ達のプライドに殺される」のではないだろ
うか。

 玄人はだしの主婦が小遣い稼ぎをすると玄人が困るという論調も多い。でも、元玄人で訳あって主婦をしている人は多いのではないだろうか。ネットのおかげで一線から離れている元玄人が参入しやすくなっているということだ。 当然、小遣い稼ぎの玄人はだしの素人も参入し易くなっている。

 つまり、供給は増える。当然価格は下がる。そして新しい適正価格が決まる。
価格を下げているのは、新たに参入してきた人たちではなく「神の見えざる手」だということだ。

 芸術家、技術者、技能者など能力を金に換えている人が勘違いしてはならないことは、能力はすべて時価だということ。 そして時価を決めるのは自分ではないということ。

 己惚れてはいけない。



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