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2018年1月21日 (日)

ドイツ鉄道技術の衰退 <よそ事ではない>

ドイツ版新幹線がお披露目した「夢」のようなポンコツっぷり (http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53829)
現代ビジネス  (2017/12/15)

を読んで気になった。

 高い技術力と勤勉さで早くから高速鉄道を運用してきたドイツに何が起こっているのだろうか?

遅延も常態化、ドイツの鉄道が直面した異変 高い鉄道技術を誇る国で何が起きているのか (http://toyokeizai.net/articles/-/106353)
東洋経済ONLINE (2016/02/25)

を読むと、大きな理由はコスト削減らしい。

 しかし、今時コスト削減はどこの国でも同じだろう。 ドイツが1日3便の高速列車を運行できなくなるとは信じがたい。

 現状について書かれた記事は、たくさん見つかるのだが、原因について考察した記事が少ない。

続発する欧州の高速鉄道事故 (http://www7b.biglobe.ne.jp/~nagase_rail/rail_discuss_No18.html)
鉄道を斬る! 永瀬和彦研究室のホームページ (2002/9/3)

にヒントがあった。

 この記事を書かれた、金沢工業大学客員教授 永瀬和彦氏は

 以上述べたような状況からは、欧州鉄道の現場では「鉄道の日常業務を処理するに必要な高度な技量を失った鉄道従業員の姿」が、一方、鉄道の将来に向けての仕事に取り組むべき鉄道の計画部門では「新しい技術を十分に咀嚼する能力を失って、メーカへの依存の度合を強める技術陣の姿」がそれぞれ浮かび上がって来る。
 私は日本の鉄道が全く同じ状況にあるとは思ってはいない。しかし、エリート技術者、強固なギルト、そして勤勉な従業員によって支えられてきたドイツ連邦鉄道DBの高い信頼性が、「鉄のカーテンの崩壊」、「東ドイツとの鉄道統合」及び「上下分割と民営化」という激震に見舞われ、あっと言う間に崩壊してしまった事実を関係者は認識しておくべきであろう。

とおっしゃる。

 その結果が、1988年に発生した、ドイツ高速鉄道 ICEの脱線事故であり、ひいては遅延が常態化したドイツ鉄道の現状であろう。

  • 欧州鉄道の現場では
    「鉄道の日常業務を処理するに必要な高度な技量を失った鉄道従業員の姿」が、
  • 計画部門では
    「新しい技術を十分に咀嚼する能力を失って、メーカへの依存の度合を強める技術陣の姿」

はドイツ鉄道に限ったことではない。

 前者の「鉄道」を「無線」に変えれば、ウチの隣の部門の現場のことだ。そして後者は隣の部門の設計部門そのものだ。

 この記事が書かれたのが2002年だ。そして2017年の現在において改善されていないところを見ると、現場の技術が失われると二度と戻ってこないことを示している。

 そして、設計部門がメーカーへの依存度を高めると何かしらの事故が発生する。

まったく、他人事ではない。


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随分と長い「あっ」です…

コメントありがとうございます。
「あっ」ですか?

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