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2019年3月27日 (水)

アイヒマン

 確固たる意志による悪ではなく、凡庸による悪を指摘したのはハンナ・アーレントだ。(イェルサレムのアイヒマン――悪の陳腐さについての報告(2014/12/04)) 凡庸であっても罪は人に還元される。


 凡庸による悪の基は思考停止だと思う。停止しているのは抽象的な思考で行動するための思考は停止しない。
これを、官僚制という側面から見ると、官僚組織では目的や原則など抽象的な思考は停止し、業務を遂行するための思考は停止しないから、凡庸な悪は官僚制によって増幅される。


 1人が犯す悪は高が知れているから、巨悪の陰にはかならず悪の増幅機能がある。
例えば、地下鉄サリン事件。 松本智津夫の頭の中にあった悪意を増幅し実現したのは官僚組織である教団である。


 世の中にアイヒマンは少なからずいるようだ。
大きなことやる者はアイヒマンを見付けるのが上手い。さらに使うのも上手い。 そして、アイヒマンを使って自分1人ではなしえないことをやり遂げる。


 アイヒマンには悪も善もなく単なる増幅装置だが、アイヒマンを使う者が善人ならアイヒマンも含めて大善人になるし、アイヒマンを使う者が悪人ならアイヒマンも大悪人になる。 某教団のように。


 20年前にカリスマ性を持った人が新しい部門を立ち上げ、部門は拡大してきた。そして、カリスマがいなくなった現在は迷走気味だ。


 残された者はアイヒマンだったのだろうか?。


 カリスマには長期的なビジョンがあったので、多くのアイヒマンがカリスマのビジョンを拡大しそれを実現して、新しい部門を立ち上げ拡大することができた。 ところが、カリスマがいなくなって、長期的なビジョンを持って者がいなくなったから、短期間で方針が変わる。それを、アイヒマンが増幅するから振れ幅が大きくなっている。


 現場はたまったものではない。 
よく考えてみると、長期的なビジョンを持っていない者もさることながらそれを増幅した者も、アイヒマンのように糾弾されるということだ。


 思考停止している人に自分で考えて自分で判断しようと提案するのだが、なかなか受け入れられない。
まるで自らアイヒマンになろうとしているようだ。







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