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2019年3月25日 (月)

インフラ(2) <土管屋さんは機能を置き換えるだけ>

 今の職場には、まだインターネットというインフラが届いていないと書いた。(インフラ(2019/03/21))
これまで、インターネットを創造的な仕事をするために使っていたので、ことさら違和感があるのだろう。
インターネットというインフラは届いていないが、1人1台PC(Macじゃないパソコンという意味)はある。 事務用品としてのPCだけど。

 パソコンやネットワーク技術が普及する前からCT(ICT)業界で仕事をしているので、新しい技術を導入する人たちを対応を見てきた。

 新しいデバイス(パソコン)が登場したときに、成果を考える人はデバイスに合わせて仕事のやり方を変える。 例えば、30年くらい前の「OA化」がそうだ。 パソコンの導入は、あくまで手段だけど、何も考えず流行りに流される人は、パソコンの導入が目的になってしまい、既存の業務の置き換えを目的にしてしまう。

例えば、

  • タイプの置き換えとしての一太郎(^^;
  • FAXの置き換えとしてのE-mail

一太郎

 若い人は見たことがないかもしれないけど一太郎は和文タイプライターの置き換えとしてが導入された。


(↑https://www.museum.uec.ac.jp/database/sf/sf150/s189.html)

 ドキュメンテーション(文章)とプレゼンテーション(表現)を分離して、ドキュメントの保存や検索など再利用は考えていなかった。
だから出来上がった文書は印刷してチューブ・ファイルに保存していたし、検索は人力だった。見た目が重要だから、どのワープロソフトを使うかが重要だ。

 今でも、一太郎しか使えない(使いたがらない)人がいる^^)  一太郎しか使えない人は罫線の使い方が上手い ^^)。だけど、文書を表形式で作るとデータとして再利用するのが難しいんだよね。

 今なら、同じデータで違う見た目にしたいことはよくあるから、データと見た目は別に考えるのが普通なんだけど...

FAX
 一昔の職場には必ずFAXがあった。
FAXは音声しか送れなかった電話回線で文書を絵として送れる、画期的なデバイスだった。
絵として文書を送っているので、受信した文書(絵)を電子的にデータとして蓄積したり、検索したり、再利用することはできなかった。

 E-mailが登場したときに、文書を電子的なデータとして送ることが可能になった。
つまり、文書の伝送だけではなく、蓄積、検索、再利用が可能になった。

 しかし、文書を送るときに、一太郎で書いてE-mailに添付して送る。
つまり、文章と見た目を分離していないデータを送っている。 FAXと同じだ。

 送る機能だけを置き換えたのだ。

 このように、新しく登場したデバイスで既存の機能を置き換えると考えるのは、インフラ屋(土管屋)さんに多い。 新しいデバイスが登場したら、既存の機能を置き換えるだけではなく、仕事のやり方を変えて業務を効率化したり、新しい価値を提供できるけど愚直に既存の機能を置き換える。

 つまり、土管屋さんは、もっと便利になる、もっと効率よくできると考えなくなっているのだろう。

 最近は何処でも「業務改革」と言われている。
インターネットが普及し始めて25年が経過しているけど、情シスさんにとって、インターネットは業務改革に使える技術より「リスク」でしかないようだ。

 悲しいかな、土管屋のDNAはぬぐい切れない。

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