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2019年4月10日 (水)

生きる <うらやましい>

生きる 黒澤明

 Amazon prime videoで見た。


(https://m.media-amazon.com/images/I/81-RfN43ttL._AC_UL320_.jpg)

 胃癌で余命幾ばくもないことを知った市役所の市民課の課長の話。市民課の課長を演じるのは昭和の名優志村喬。
最初はシュールなコメディのようだ。この映画の頃、癌は不治の病だったから胃がんの宣告は死の宣告だったから、告知しないことも多かった。

 最近胃がんは早期で発見できることが多い。 早期の胃がんは死に至る病気ではないから告知される。

 今時、ステージがⅠ期であれば5年生存率97.2%だ。5年以内に死ぬ確率3%は取るに足りない。
健康ならば、3%しかないと思う。ところが、病気していると、3%もあると思う。

 この映画が公開された1952年から半世紀以上過ぎて生存率は上がったけど、患者が考えることはあまり変わってないのではないだろうか。

 いろいろな解釈があるようだけど、主人公が羨ましと思う。 生きている意味と生きている実感を得られるのはめったにあるもんじゃない。

 もっとも心に残ったシーンは、永年勤続表彰の賞状が額に入って誇らしく飾ってあるところ。 黒澤明の問いは「長年勤務していることは生きることに関して意味はあるのか」だろうか?


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