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2019年6月 6日 (木)

かもめのジョナサン【完成版】

かもめのジョナサン【完成版】 著:リチャード・バック 創訳:五木寛之 新潮社

 中2のときに読んだ。その頃には日本でもベストセラーになっていたと思う。
学校の図書館には無かったから市の図書館まで借りに行って読んだのだが、正直、意味がわからなかった。 今では第1章の内容をわずかに覚えているくらいだ。

 著者があえて削除した第4章が追加された完全版が電子書籍になっていたので読んでみることにした。 45年ぶりに読んで見ると、著者の意図は相変わらずわからない。それでも、45年分の知識や経験に重ね合わせて読むことはできる。

 この物語は数百年というかなり長い時間軸で描かれている。
高々60年くらい生きているだけだが、ICT業界で働いていたので時代の移り変わりが早く、この物語に描かれているような変化を体験した。

第1章
 「変な奴」と言われ、既存のコミュニティに馴染めないと感じる人は第1章に共感するのだろう。

第2章
 時代が変わって、世の中が変わって、環境が変わると「変な奴」が認められることがある。 自分のためだけに生きていて良いのだろうかと葛藤している「変な奴」は第2章に共感するのだろう。

第3章
 社会に認められなくても何かを極めて、極めたことを次世代に伝える。さらに、次世代が次の世代に伝えるという理想的な循環が生まれるのが、第3章。
最後は希望だ。1970年版はここで終わっている。

第4章
 第4章では、「変な奴」が神格化され、偶像化され、多くの人が深く考えることなく形だけ真似るようになる。
第4章に希望は無い。最後に神格化された、ジョナサン(変な奴)が現れるのだが、ここは共感できない。

 創約の五木寛之氏があとがきの中で、法然を思い出した書いておられるが、同じことを考えた。 
実社会でも、神格化されないまでも、過去に大きな成果を上げて、時代が変わっても高い評価を受け続けている「昔凄かった人」がいる。

 「昔凄かった人」が考えたことは参考になる。しかし、「昔凄かった人」のように行動してはいけない。
「昔凄かった人」が自分で考えて行動したように、自分で考えて行動しなければならない。


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