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2019年8月19日 (月)

アポロ11号の通信系 <ピー音の正体>

 2019/7/20はアポロ11号月着陸50周年らしく、NHKでは連日アポロ関係の番組を放送していた。

なんだかんだで、ほとんど見てる。

 1961年当時、月面での船外活動の中継をテレビで見た記憶がある。その時は気にならなかったのだが、どうやって月から映像を送っていたのか気になって調べてみたら、「なぜ月面着陸はテレビ中継できたのか?アポロ計画の天と地を結ぶ地上局」宙畑 (2019/7/19) にあった。

 月の映像は320LPF,10FPSのSSTVをSバンド(2GHz帯)で送って、オーストラリアのパークス天文台の電波望遠鏡で受けて、シドニーからインテルサットでアメリカまで送っていたらしい。

 因みに、ダウンリンク用の送信機はTWTを使って20W出力で、月面で使ったアンテナは10feet(約3m)のパラボラらしい。(写真 参照)

 あの時代に、月を往復するロケットを打ち上げる技術も大したものだが、地球規模の通信システム(NASCOM)を構築していたのも大したものだと思う。

 
(https://sorabatake.jp/wp-content/uploads/2019/07/NASCOM-1300x763.png)

 それはさておき、

 管制センターと宇宙船との通話を聞いていると通話の後にピー音が聞こえる。懐かしい。当時アマチュア無線でもスタンバイ・ピーが流行った。

 あのピー音は、半複信方式(交互に送信する通信方式)で、双方が同時に送信しないように、片方が送信が終了して受信を始めたことを知らせるためだと思っていた。

 調べてみると、あの音は、Quindar tonesといって、管制センターが話す前(PTT ON)に2525Hz、終了時(PPT OFF)2475Hzが出力されていて、同時送信を避けることが目的ではないらしい。

 アポロ計画の通信システム(Unified S-Band)は複信方式なので、管制センターと宇宙船は同時に話すことが可能だから、送信が終わったことを知らせる必要はない。
Quindar tones の目的は 同時送信にならないためではなくて、管制センターが話さないときに宇宙船に送る音声をミュートするために使っていたらしい。ミュートしないと、宇宙船では無通話時に回線のノイズや管制センターのバックノイズが聞こえて鬱陶しいのだそうだ。


このページでQuindar tone入りの通話が聞ける。(http://soundandthefoley.com/category/quindar-tones/)


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