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2020年6月 6日 (土)

コロナ収束の原因 <国民性や民度ではない>

「コロナ収束は日本人のマジメさや清潔さのお陰」という勘違いの恐ろしさ 窪田順生 Diamond Online (2020/5/28)

 政府の対応が遅れたにもかかわらず、感染爆発や医療崩壊が起こらなかった原因を国民性に求めるのは危険だという主張。

 感染爆発が怒らなかった原因は科学、医療の観点で明らかにするべきだ。山中伸弥先生はそれを「ファクターX」と呼んでおられる。当然だが、その候補の中には「国民性」や「民度」はない。

 国民性や民度という因果関係が分からない漠然とした要因を持ち出すのは、原因がわからないからだ。

 技術の世界では、2つの装置を接続したときにうまく動かないときには、必ず原因があって優秀な技術者はその原因を見つけることができる。装置の相性が悪いという偽術者がいるのだが、単に原因を見つけることができないだけだ。そして、「原因を見つけることができない」と言えないので「相性が悪い」と話をすり替えるのだ。

 同じように、感染爆発が起こらない原因や対策の効果が分からないから、国民性や民度を原因にするのである。

原因をうやむやにすると

  • 次の危機が訪れたときに正確な意思決定ができない
  • 過剰なナショナリズムを生む

という問題がある。

 マスクの全戸配布、定額給付金一律配布、緊急事態宣言など対策をあと知恵で批判する者は多い。前例のない意思決定に正誤はない。しかし、その結果を検証して、成功/失敗した原因を明らかにしなければ、次に同じ意思決定を行うことができない。

 ゆめゆめ、相性や国民性、民度という便利な言葉でごまかしてはならない。



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