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2020年6月12日 (金)

特別定額給付金 <人の心理をついた効果的な施策>

この投稿について考えてみた。

★バラマキという施策は人の心理をついた効果的な施策だ。

 今回の特別定額給付金は、当初、当面の生活資金が不足している人の救済が目的だったような気がするする。それが、議論を重ねるうちに「迅速さ」が焦点に変わっていった。

 迅速に配布する方法の議論はお粗末だった。今回の給付では、マイナンバー・カードを使用したオンライン申請が導入されたが、マイナンバー・カードの普及率や明日にでも現金が必要な人がオンライン申請できるのかというネット格差の問題があった。

 そもそも、一律給付にすると迅速に配布できるのか、迅速に配布する具体的な方法についての議論は生煮えのまま現場に丸投げされた感がある。

 世論は、一律給付になったころから、「当面の生活資金が不足している人の救済」という他人事から、「いつ10万円もらえるのか」という自分ごとに変わった。つまり多くの国民の関心は、生活困窮者対策から経済対策に変わった。

 総務省のサイトに掲載された特別給付金の目的には

 「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」(令和2年4月20日閣議決定)において、「新型インフルエンザ等対策特別措置法の緊急事態宣言の下、生活の維持に必要な場合を除き、外出を自粛し、人と人との接触を最大限削減する必要がある。医療現場をはじめとして全国各地のあらゆる現場で取り組んでおられる方々への敬意と感謝の気持ちを持ち、人々が連帯して一致団結し、見えざる敵との闘いという国難を克服しなければならない」と示され、このため、感染拡大防止に留意しつつ、簡素な仕組みで迅速かつ的確に家計への支援を行う。

とある。この施策は生活困窮者に対する支援ではないようだ。

 給付が始まったが、早く給付されたのはオンライン申請した人、小規模自治体(田舎)に住む人だ。これらの人の多くは生活困窮者ではないだろう。そして、生活困窮者には、大部分の生活困窮者ではない人とともに遅れて給付される。

 ここで、冒頭の投稿を考えると、大部分の人生活に困窮していない人たちの関心は、地自治体の事務手作業の迅速さになったということだろう。自粛が始まった頃は、政府の生活困窮者の救済対策に関心があったはずなのに。

 バラマキという施策は人の心理をついた効果的な施策だ。政治家はまた学習したことだろう。


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