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2020年7月26日 (日)

前世代の「無意識バイアス」は次世代なら指摘できる

その思い込みに揺さぶりをかけたい しばたともこ (2020/07/23)

★「性差別」も「昭和の価値観」も「無意識バイアス」だが、若い世代なら指摘できる。

 しばたともこ氏が教えている女子大での授業で

28歳の女性クライアント、専門商社で責任ある仕事を任され始めたばかりで、ようやく自分の企画が動かせるようになっているタイミング。別の会社で働く同世代の男性との結婚が決まった矢先、彼が大阪に転勤することになった。彼の会社は全国転勤があり、この先も名古屋に戻ってこれるかどうかははっきりしない。彼女の会社は大阪支社もあるが、すぐには異動が難しい。いずれは子どもも生みたい気持ちもあるが、仕事もやっと成果が出始めたところでもっと頑張りたい。彼は彼女の仕事への意欲は知っていて応援してくれている。でも、この先どうすればいいのだろうか。

という課題をあたえると、生徒のアイディアに「男性が仕事を変わる」が無いらしい。

 昭和が終わって30年経過しているしかも、学生は平成2桁生まれだろうに、まだ、家計収入の大部分を男性が稼ぐという、昭和の価値観が残っているようだ。このことは、上野千鶴子氏も指摘しておられる。(男性稼ぎ主モデルからの脱却(2019/09/08))

 昭和の働き方の根本にあるのは、長時間労働と年功序列だ。

 年功序列は若いときの長時間労働の対価は齢をとらないと回収できない仕組みだら、無慈悲な転勤も断れない。この働き方では、収入担当と家事担当に分担することが合理的だから、男性が収入担当になる。

 だから、冒頭の課題を考えるときに、学生の父母の世代には「男性が仕事を変わる」という選択肢がなかった。この価値観を持った親に育てられたのだから、学生が親と同じ価値観を持つのは当然なのだろう。

 つまり、これは女子大の学生だけの問題ではなく、日本社会全体の問題だ。そうであれば、男子学生にもこの課題を考えなくてははならない。今後問題に直面するのは、これから家庭を持つであろう、彼女らと彼らなのだから。

 現にある「昭和の価値観」を前提に考えるなら、「男性が仕事を変わる」という選択肢が無いことは問題だろう。しかし、「昭和の価値観」を否定すれば、転勤しないという選択肢や、テレワークが可能な職場を選ぶという選択肢も考えられるのではないだろうか。もちろん、世の中を変えるという選択肢も。

 以前同じ職場にいた男性職員は1年育休を取得した後に地元で再就職した。就職はゴールではないという意識と、転職できる能力を蓄えていたのだろう。つまり、終身雇用という「昭和の価値観」を前提にしていなかった。

 しばたともこ氏は、人の「無意識バイアス」に対する無自覚さ」を指摘される。無意識であるがゆえに指摘されないと分からないことは多い。冒頭の課題に対する「無意識バイアス」もたくさん存在するのだろう。

 前の世代の「無意識バイアス」は次世代なら指摘できる。指摘しなければ無意識になる。


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