フォト
無料ブログはココログ

書籍・雑誌

2017年4月23日 (日)

データ・サイエンティストほど素敵な仕事はない <アウトソースできない?>

データ・サイエンティストほど素敵な仕事はない トーマスH.ダベンポート DIAMONDハーバードビジネスレビュー

Photo

 「データ科学」(Data Scientist)という言葉の流行のきっかけになった論文らしい。

 この論文を読むと、「データ・サイエンス」を使って価値を創出する「データ・サイエンティスト」と呼ばれる人達がいてその人達の活動領域を「データサイエンス」と定義しているようだ。そして、「データ・サイエンス」の重要性より、企業にとっての「データ・サイエンティストの重要性について論じてある。

 一般的には科学を実用化するのはエンジニア、実装するのがテクニシャン、運用するのがオペレーターだ。コンピュータで例えると、コンピュータ・サイエンスを研究する科学者(コンピュータ・サイエンティスト)がいて、その研究成果を活用して実際にコンピュータ・システムをSE(エンジニア)が設計して、プログラマ(テクニシャン)がl実際にコンピュータを動作させるシステムを作り、オペレータが運用する。 

 データ・サイエンスは科学と技術が明確に分かれていないようだ。

  データ・サイエンティスト = データ・サイエンス + データ・エンジニア + プログララマ( +オペレータ) 

 「データ・サイエンティスト」は「データ・サイエンス」から始まったものではなく「データ・エンジニア」を科学方向と実用化方向に拡張したような感じだ。

 今後、成熟すると分離するのかもしれないが、今のところ、「データ・サイエンス」と「データ・サイエンティスト」は不可分ではないと思う。

 とすると、問題は、アウトソースが困難なことではないだろうか?。つまり、データ分析システムの構築を外注して、そのシステムを運用という、従来の情報システムの調達方法が使えないなら、大きな問題があるのではないだろうか?

 アウトソースできないとすると、デター・サイエンティストを採用するか育成するかしかない。

 SIerは「アウトソースできますよ。^^)」と言うのだろうが、「動かないコンピュータ」になって日経コンピュータのネタになるのでは。


最近の投稿】【最近の書籍・雑誌

2017年4月20日 (木)

イギリス人の、割り切ってシンプルな働き方

イギリス人の、割り切ってシンプルな働き方 山嵜一也 角川/中経出版

Photo

山嵜一也氏は

実は、「成熟国の先輩」であるイギリスには、日本人が学ぶべき(取り入れられる)多くの生き方・働き方があるのです。
「日本人が学べるところがあるのではないか?」という視点からまとめたものです。

と仰る。

 山嵜一也氏はマイノリティとしてイギリスで暮らしたから、イギリスと日本の違いに気がついたのだろう。日本で暮らしているイギリス人は日本に見習うべきことを発見しているだろうし、おそらく、イギリスの良い面だけでなく、日本も良い面lにも気がついているはずだ。

 日本人は古くは中国、明治になってからは欧米から技術や文化を取り入れてきた、筋金入り入りの外国崇拝文化だから、「外国に習うべき」という議論になりがちだ。

 日本人よりイギリス人のほうが優れていて、日本人はイギリス人をみならうべきだという論調の方がウケが良いのかもしれない?

 単に他者から学ぶだけではなく、自分自信は客観的に見れないから、客観視できる他者と比較することによって、自分を理解するという姿勢も必要だと思う。


最近の投稿】【最近の書籍・雑誌

2017年4月14日 (金)

WORK SHIFT

WORK SHIFT リンダ・グラットン プレジデント社

Workshift

何年か前に買って積ん読していた。LIFE SHIFT(2017/04/05)を読んだのでその勢いで読んだ。

いくつかの専門技能を連続的に習得していかなくてはならない。これが第8章で取り上げる〈第一のシフト〉である。

私たちは、孤独に競争するのではなく、ほかの人たちとつながり合ってイノベーションを成し遂げることを目指す姿勢に転換する必要がある。これが本書で提案する〈第二のシフト〉である。

には、際限ない消費に終始する生活を脱却し、情熱をもってなにかを生み出す生活に転換する必要がある。これが本書で提案する〈第三のシフト〉である。

 

 リンダ・グラットン氏の考える近未来が描かれている。

今後社会環境の変化は加速するだろうということは誰でも考えていることだろう。漫然と茹でガエルになるか、変化に満足に対応できできないにしても、自らの意思で変わろうとするのかは大きな違いだ。

 現在の自分に対する評価は、自分を取り巻く環境を前提にしていることが多い。
「此奴は環境が変化しても成果を上げ続けるだろう」という理由で評価されている人は少数だろう。このような評価をするためには、評価する側も環境が変わることを覚悟しなくてはならない。つまり、上位の者が下位の者を評価している場合、環境が変化して上位と下位が入れ替わることまで覚悟しなければならない。

 普通の人は、自分が築き上げた評価を下げたくないから、環境が変わることを前提にできない。特に歳をとると、環境が変わって価値観も変わり、一から自分の評価を積み上げるには大きな抵抗がある。

 更に定年が近ずくと人生の終盤という固定観念がある。ところが、人生は長くなっているので、定年が近くなっても、その時々に世間が必要とする技能を習得し続ける必要がある。

 おそらく若い人は、その覚悟はできていのもだろう。

 であれば、早いうちに、効率よく技能を習得するための技能を習得すべきだ。

 技能の習得に近道はないので、とりあえず目前の技能を全力で習得することだと思う。


最近の投稿】【最近の書籍・雑誌

2017年4月 5日 (水)

LIFE SHIFT <100歳まで生きるとするとどうするか>

LIFE SHIFT リンダ・グラットン 東洋経済新報社

Lifeshift

 寿命が100年になる時代にどう生きるかという本。
根拠は無いけれど、自分は100歳まで生きられないと思っている。現在想定できる100歳は幸せそうでは無い。

 ところが、いま20歳の人は100歳以上、40歳の人は95歳以上、60歳の人は90歳以上生きる確率が半分以上あるという。

 厚労省によると、平成22年における55歳の平均余命は27.07年だそうだ。つまり平均的には83歳まで生きる。

 定年が近づいて、考えることは、年金がもらえる65歳までどうやって稼ぐかということだが、確率50%で90歳まで生きるなら70歳までは働かなくてはならないのだろう。

 60歳で定年退職すると、65歳まで働くか、70歳まで働くかではかなり違う。
65歳まで働くならなんとかなるだろう(根拠は無いけれど)。しかし、70歳まで働くなら、キャリアチェンジが必要で、準備期間が必要だから今から準備が必要だろう。


最近の投稿】【最近の書籍・雑誌

2017年3月29日 (水)

人生に悩んだらアドラーを読もう

人生に悩んだらアドラーを読もう 岸見一郎 幻冬社

Photo

 哲学のようだと思いながら読んだ。

 ところで心理学がもともと哲学から発したことも、心理学を学ぶ時に忘れてはならない、と私は考えています。

と岸見一郎氏はおっしゃる。どうりで哲学的だ。

 でも、どの辺りがアドラーなのかは分からず終いだった。

 褒めるについて、岸見一郎氏はおっしゃる。

ほめるというのは、能力がある人が能力のない(と見なしているという意味ですが)人に上から下に向かって下す評価なのです。

そして、褒められも嬉しくないのは、対人関係の下に置かれることに抵抗があるからだという。褒める代わりに感謝の言葉をかけれは良いのだという。

 士気高揚のためには積極的に表彰すれば良いという人がいる。 しかし、本当に士気が高揚するかどうかは誰が表彰するかによるということだろう。

 表彰者との人間関係において、尊敬できる人には自分が下に置かれてても良いと思い、尊敬できない人には下に置かれたくないと思う。

 つまり、尊敬する人から表彰されると嬉しいが、尊敬できない人から表彰されると嬉しくない。あとで恩を着せられるのはイヤだと思ってしまう。(ヒネてるなぁ...)

 表彰で士気を上げようとするなら、まず、表彰者自身が人格を磨くことが必要ということだ。逆説的に言うと、尊敬されていないなら、積極的に表彰すると逆効果になるということだ。

 ところが、「ありがとう」と謝意を伝えることは人格に依らない。
「オメ~に褒められたか~ねーよ!」はあるけれど、
「オメ~に感謝されたか~ねーよ!」はない。


最近の投稿】【最近の書籍・雑誌

2017年3月21日 (火)

COCORA自閉症を生きた少女 <最後まで読めなかった>

1 小学校 編 天咲心良 講談社

Photo

 期間限定で「小学校編」が無料だったので読んでみたら、最後まで読めなかった。読み進めるにつれ苦しくなってきて、とうとう読むのをやめた。

 天咲心良氏が書いた最初の原稿は他人が読めないくらいの恨みがこもっていて、それでは読者は読めないくらいから編集者が読めるように手を入れたのではないか、という書評をどこかで読んで納得した。

 藤家寛子氏の「他の誰かになりたかった」とはかなり違う。

 もう少し、心に余裕があるときでないと最後まで読めそうにない。


最近の投稿】【最近の書籍・雑誌

2017年3月15日 (水)

コミュニケーション技術

コミュニケーション技術 篠田義明 中央公論新社

Photo

 作文技術とか文章の書き方のような本はずいぶん読んだのだが、この本はタイトルがコミュニケーション技術だったので読んでなかった。

 若い人たちには、「理科系の作文技術 木下是雄 中央公論」を進めている。

 この本はHowTo本だ。理科系の作文技術のように心構えについては触れていない。この本に書いてあるように書くと伝わるように書ける。伝える内容があるかないかは別問題だけど。

 「日本語の作文技術 本田勝一 朝日文庫」も技能の解説本で、1つ1つの技能について詳細に説明してある。この本は、詳細には説明していないがその分楽に読める。



最近の投稿】【最近の書籍・雑誌

2017年3月 6日 (月)

東芝解体 東洋経済 2017/2/4

東芝解体 東洋経済 2017/2/4
20170204

 東芝は不正経理問題が解決する前に巨大損失が明るみに出て債務超過の可能性も出てきた。NETではリーマンショクの時に共に赤字に転落した日立と比べる記事を多く見かける。

 東芝のことはもはや眼中にない!? 日立は構造改革を断行 長年のライバルに差がついた 産経ニュース (2016.1.1)にあるグラフが分かりやすい。

 構造改革した日立は復活して以来黒字を確保しているが、不正経理をした東芝はギリギリ黒字を確保していた。そして、不正経理と巨額損失が明るみに出て今は存亡の危機だ。

 日立の川村相談役(前社長)が断行した構造改革の成果という評価が多い。
おかしくなったと感じた時に構造改革すれば生き残れるが、不正をしないまでも問題を先送りすると危機が訪れるということだろう。

 組織の内部にいると組織がおかしくなっているのを感じないことが多い、不都合なことは見えても見ないのが人間というものだから、問題が顕在化するまで気が付かない。(気が付かないふりをしている。)

 東芝の歴代社長の責任を問う記事は多いのだが、上に逆らえない企業風土だったという指摘も多い。 しかし、リストラされた社員や売却された事業部の社員にとっては、職を失うのだから、社長が悪かろうが、企業風土が悪かろうが はっきり言って関係ない。

 東芝から学べることは、おかしいと思ったら声をあげておかなければ手遅れになるということだろうか。とりあえず声をあげれば自分自身が客観的になれる。


最近の投稿】【最近の書籍・雑誌

2017年3月 1日 (水)

広島人に告ぐ! <広島県人には耳が痛い>

広島人に告ぐ! 金文学 南々社

Photo

 中国生れの韓国系三世で日本に帰化し広島在住している金文学氏の広島というフィルターを通した日本論である。
殴られる覚悟で書いたというだけあってかなり辛口だ。

 本棚を眺めていたら、ふと目に付いたのだが読んだ記憶がない。おそらく広島に帰省した際に買って読みかけのまま持ち帰り、そのまま積読したのだろう。

 この本で金文学氏が繰り返し主張していることは、広島が「平和」を叫びすぎることである。初版は2011だが、指摘されていることはは今でも変わってない。

 子供の頃8月6日は登校日で、毎年原爆の記録映画を見せられていた。物語ではなく当時の映像を使った映画だから子供心には結構衝撃的な映像である。直接的な戦争の悲惨さを見せられると、「平和」→「反戦」→「核兵器反対」が刷り込まれる。

 それでも、中学になると、アメリカの核の傘の下にいながら「核兵器反対」言うことに矛盾を感じていた。しかし、その矛盾は口には出しにくい。「核兵器反対」と「平和」がセットになっているので「平和」まで否定しかねないと思ってしまうのだ。刷り込みは怖い。

 戦争末期には大きな都市では空襲があって、街が焼け多くの人が死んだことを知ると、広島との差は何かと考えるようになった。至極簡単に言えば違うのは投下された爆弾の数だ。(後遺症の問題もあるけれど)毎年8月6日の広島の主張はこの疑問に答えないで、「平和」を叫ぶ。

 18才で広島を離れて名古屋や岡山、鳥取、千葉に住んでみて分かったことは、広島以外では原爆の関心は高くないということ。

 広島が被爆者援護法の制定を訴えていた時に、この法律の制定に反対している人がいることを知って驚いた。刷り込みは怖い。

 金文学氏の主張ははまさに、小さい頃から感じていて口に出せなかったことだ。金文学氏も感じているように、広島にはそのような空気がある。

 平和を否定する人はいない。平和は原理主義からもたらされるのだろうか、それとも現実主義からもたらされるのだろうか。


最近の投稿】【最近の書籍・雑誌

2017年2月19日 (日)

ここから会社は変わり始めた

ここから会社は変わり始めた 柴田昌治 日経

Photo

柴田昌治氏の本は何冊か読んだ。

 今企画しているオフサイトミーティングは問題顕在化が目的だ。問題が共有できて初めて次の問題解決に移れる。そして問題を解決できるのはさらに先のことだ。

 この本のようには進まない。何年もかかったことが1冊に盛り込まれているので端折っていることは多いのだろう。

 どうやって社員が会社を変えたのか(2013/05/14)に北村三郎氏の右肩上がりの時代の人間観、情報観がある。

右肩上がりの時代の人間観

  • 自己開示はしない方が良い
  • みなと同質な方が良い
  • 上司の指示をきちんとこなす人が有能
  • まじめなのがよいこと

右肩上がりの時代の情報観

  • 情報はお上が持っている
  • 情報は文字で伝えるもの
  • 情報と機密は同義語である
  • 情報は職制を通じて流すもの

忘れていた。
今度のオフサイトミーティングでみんなに伝えてみよう。



最近の投稿】【最近の書籍・雑誌

より以前の記事一覧