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2025年6月 6日 (金)

Copilotに対して多分みんなが思っていることへのカウンター <一度使ってみれば~>

Copilotに対して多分みんなが思っていることへのカウンター Zenn (2025/06/05)

Copilotit
投稿主の せとぅさん と同じくらいM365 for Copilotを使っている。

・結局、何に使える?
・費用対効効果、低くない?
・ChatGPTで良くない?

は、よくある反応だ。
そして、

それよりもここで考えたいのは「Copilotをどう使うか」ではなく、
「私たちにCopilot(≒生成AI)に任せようとする習慣があるかどうか」 です。

は、両手を挙げて賛成だ。


「ほぼ1人情シス」をやっていて、1年前くらいにM365 for copilotを使いたかったので5ライセンス買ってもらって、1ライセンスを占有して使っている。
1年経過したけれど、頻繁に使っているのは2人くらいなので、ライセンス更新するのか?となるる。当然だ。
使えなくなると不便なので、啓蒙活用を兼ねて説明会をやった。(2回も)

説明で使っているスライを指して「このスライド30分でできました。結構使えるでしょ!}はインパクトがあるようだ。
でも伝えたかったのは、

・使いこなそうと思わないこと
・自分のスタイルに寄せないこと
・知見を共有すること

だったりする。

◯ 使いこなそうと思わないこと

M365 for copilotは高価なのでコスパの悪さが指摘される。
でも、
「使いこなそうと思わないこと、便利になることで使えばOK」
と説明している。

多くの機能を持っているのにその一部だけ使ったのでは、コスパが悪すぎる。
しかし、「便利なところ」、「使える機能」は人それぞれだ。
それぞれの「便利なところ」、「使える機能」を、共有すルことで、結果的にユーザが多くの機能を使うようになる。
という戦略だ。

◯自分のスタイルに寄せないこと

PowerPointやWrodの共通のテンプレートを使っている会社は多い。 
長くWordやPowerPointを使っていると、自分流のスタイルができる。
特にPowerPointのスライドはデザインや、背景、フォント、イラストなど、こだわりを持つ人は多い。
それは、自分が手作業で作ることを前提に、効率が良くなる方法なのだろう。

しかし、生成AIの出力は簡単に自分のスタイルに寄らない。
プロンプトと格闘すると、寄せることはできるかもしれない。
自分のスタイルに寄せることができたとしても、

・伝わりやすくなるわけではないし、
・作業時間が短縮できるわけでもない

のだ。

勧めているのは、自分の基準で100点満点中50点ならOKとすること。
構成が悪い場合は、下書きから直した方が結果的に速い。
細かい修正も含めて、30分で直せそうだと思ったら、それで良しとする。
ポイントは

・伝わりやすさが劇的に向上しないなら
・作業時間が必要ならば諦める。

これくらいハードルを下げると、使えるシーンが多くなって、新しい活用アイデアも浮かんでくる。
何より、何度もCopilotを使っていると、Copilotが自分に寄せてくれるようになる。

◯知見を共有すること

自分が気づかなかった使い方を知ったり、結果が分かっているプロンプトがあれば、使ってみようと思うだろう。
つまり、プロンプトや、作業手順を試行錯誤せずに、結果が得られることが重要だ。
だから、結果だけでなく、具体的なプロンプトや、手順も共有しましょうと言っている。

ところが、共有は難しい、個人レベルで積極的に共有する人は稀だから、組織的に共有する仕組みが必要だ、
プロンプト集を作ったり、情報交換の場を作ったり、相談できる人を決めたり。
つまり、共有は組織的な取り組みが不可欠ということだ。

蛇足

実は、説明に使ったスライドは、30分で作ったのはWordの下書きからスライドを作成した部分。
説明することをまとめて、アウトラインを考えてWordの下書きを作るまで2時間くらいかかっている。
説明する内容は、通勤中にも考えているので、それを含めると軽く10時間以上考えている。

そこは、Copilotを使う場合も使わない場合も同じだから、あえて説明しなかった。
決して、説明内容を考え始めてスライドが完成するまで30分と、誤解されることを期待したわけでは...


Copilot説明会 <最初のハードルを越える> (2025/5/19)


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2025年5月28日 (水)

AIに文章を作成させると意見が先鋭化する?

■AI生成にはもうウンザリ ハテナブログ (2025/05/12) 
↑最後にオチがある。
Aiai
生成AIと生成AIの使用に反対する人の対立を表す、シンプルで漫画風のイラスト」by gemini

冒頭で紹介したハテナブログの文章に反対の立場の文章をGemini先生に作ってもらったら、まさに我が意を得ている文章を作ってくれた。

なぜ見事な反対意見が作れるのか考えてみた。

  • どちらの意見もよく目にする意見で
  • 論旨が分かり安い(論理構造に矛盾が無い)

が一因ではないかと思う。

これらの意見をよく目にするということは、学習データがたくさんあり、麗しい文章が生成できるのだろう。

論理構造に矛盾が無いことも重要だ。
元の文章をわざと矛盾するような構成にして、その文章に対する反対意見を作らせたら、矛盾には触れず、反対できる部分だけに反対する文章ができた。

人の意見は曖昧な面があるから、全て賛成、全て反対ではなく、どちらかと言えば{賛成|反対}という意見や、どちとも言えないという意見になりがちだ。
木下是雄先生の本を読んで、理科系の文章では言い切ることを心がけているが、この手の問題は簡単に言い切れない。
AIは人が逡巡しながら書いた文章の分かりやすい部分だけ反論するので、議論するのは難しそうだ。

AIが作成した反対意見に我が意を得たりと思ったのだが、自分の本当の意見は、ここまで振り切っていないと思う。
AIに文章を書かせたら、自分の意見が先鋭化する可能性がありそうだ。
気をつけよう。


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2025年5月25日 (日)

「できる」と『「できる」方法を知っている』の違い

為末大氏のFacebookへの投稿。
「強豪校卒業生で伸び悩む人が多い」ことと生成AIの利用の類似点。


「できる」と『「できる方法」を知っている』の違いだと思う。

陸上競技は、技能が重要だからは「できる」ことが重要だ。
為末大氏の投稿では、「できる」は選手の観点、『「できる方法」を知っている』は指導者の目線として説明されている。

選手の観点では、できなければ結果は残せないから、「できる方法」を知ることが二の次になりがちだ。
そこで、『「できる方法」を知っている』コーチや指導者の存在価値がある。
「できる方法」を知らないままの選手は、指導者がいなくなると、できなくなり伸び悩むことになるのだろう。

技術者の世界でも
同じことが起こる。
異なるのは、技術者は大人が多いということ。

『「できる方法」を知る』ことが重要なことを知っているから、 「できる方法」を知りたがる。
ところが、
技能の世界は、「できる方法」を知っていても、「できる」ようになるまでには訓練が必要だ。
だからだろうか、『「できる方法」を知っている』ことで良しとする人はいる。

その「できる方法」は汎用的ではなく、限定的な「できる方法」だ。
陸上競技に例えるなら、「短距離を速く走る方法」で「速く走る方法」ではないから、中距離や、長距離、走力が必要な他の競技では使えないことが多い。

つまり、ごく狭い分野の『「できる方法」を知っている』が、「できる」わけではない状態で満足しているのである。

研修で「できる方法」をなるべく一般化して伝えていたことがあるのだけれど、すぐに使える方法(個別具体的な「できる方法」)を教えてほいしという反応が結構あった。

究極は、【『「できる」方法を知る』方法を知る】ことだと思う。
今時はAIを使うと、多くのことを教えてくれるから、
【『「できる」方法を知る』方法を知る】≒【AIに尋ねる】
なのかもしれない。

AIが教えてくれる
「できる方法」が正しいことは、その方法を実行してみて、初めて判る。
結局、「できる方法」をAIに尋ねるのは良いが、それを実行しなければならいという、尤もな結論に辿り着いた。


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2025年5月22日 (木)

パラレルシンガー <大型新人 藍海のん>

2Dや3Dのバーチャルな姿とリアルな姿の両方で活動する、パラレル・シンガー(※1)がいる。

や、その他別名義で活動しているシンガーもいるようだ。

パラレルシンガーで活動するようにになった経緯は様々で、
七海うらら さんは、リアルな姿で活動していて、vsingerとしても活動を始めた。
奏みみ さんはVSingerとして活動していて、リアルな姿で活動を始めた。
NÄO さん藍海のんさんは最初から両方の姿で活動を始めた。

共通している事は活動の幅を広げるということ。

視聴者の観点
奏みみ さんは、VTuberの姿とリアルの姿が並んで踊る動画を多く投稿している。
両方の姿で活動することを快く思わない人もいるようで、視聴回数が増えるとアンチコメントが増えるそうだ。

VTuberを構成する、モデル(外見)と演者が一体であるべきと考える人は、演者がリアルな姿を表すことに拒否感を感じるようだ。
VTuberをアイドルや2D、3Dキャラクターと認識している視聴者は、存在自体が重要だから、モデルと演者の分離に拒否感を感じるのだろう。
一方、シンガーとして認識している視聴者は、バーチャルかリアルかは活動の一形態だから、モデルと演者が分離しても拒否感は少ないのだろう。

VSingerの観点
VSingerなど主に音楽活動を行うVTuberは、VTuberとして活動する前に、リアルな姿で音楽活動をしていた人が多いようだ。
もともと、人前で歌ったり演奏していて、メジャーデビューできなかったり、音楽活動だけで生活できないなどの理由で、活動を継続できなかった人は、生身をさらすパラレルシンガーとして活動することに抵抗がないのかもしれない。

大型新人VSinger
がデビューする。
デビューするのは、藍海のん さん。(現在は準備中)
所属するのはKANADE CREW。奏みみさんと運営の鬼教官のチーム、実質個人勢だ。
奏みみさんと同じように、リアルとバーチャルを行き来するパラレルシンガーとして活動するらしい。

VSingerはオンラインでライブがのハードルが低いのは強みだけれど、リアルライブをやろうとすると、設備や機器などそれなりの会場が必要だから個人勢は気軽に開催できない。
リアルの姿なら小規模のライブハウスのライブにも出られるようになるから活動の幅が広がる。
しかし、観客を動員できて、さらに観客の前でチケット料金に見合うパフォーマンスができなければ、この戦略は成り立たない。

藍海のん さん はまだ本格的に活動していないが心配はしていない、そこが大型新人(?)たる所以だ。

#奏みみ #藍海のん #草野華余子 #ピアノ #弾き語り#マーメイドララバイ #vtuber準備中 #shorts


※1 奏みみ さんはトランフォームシンガーを名乗っている



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2025年5月19日 (月)

Copilot説明会 <最初のハードルを越える>

職場でMicrosoft 365 Copilot有料版のライセンスがあるのだが、活用されていないようだ。
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年度変わりでメンバーが変わった機会に、Copilotの使い方説明会を企画したら、思いの外参加者が多かった。

なぜ「Copilotの使い方説明会」
なのかというと、「Copilot使い方講座」とか「Copilot研修」とすると皆身構えてしまうから、最初はふんわり「Copilotの使い方説明会」とした。

Copilotの使用を推進するプレゼンだから、実例を示した方が良いだろうと、CopilotでPowerPointのスライドを作る方法を説明した。
Copilot有料版はそこそこの出来のスライドを短時間で作ってくれる。
「今見ているスライドは30分で作りました!」というと、インパクトは十分で、使ってみようと思うだろうという魂胆だ。

工程は↓

  1.  アウトライン作成
  2. アウトライン→Word下書き→説明加筆修正
  3. Word下書き→PowerPoint下書き
  4. スライド修正、確認

30分で作ったのは、2と3アウトラインからPowerPointの下書きを作るまで。誇大広告...?

伝えたかった重要なことは

  • 使いこなそうと思わないこと
    有料ライセンスは特に「使いこなさなくては」と思ってしまうが、自分が便利になる使い方で良い。
  • 結果や出力に惑わされず、プロンプトに着目しましょう。
    プロンプトがあれば同じような結果が得られます。無ければプロンプトと格闘が必要です。
  • プロンプトと手順を共有
    プロンプトと格闘しなくても、他人のプロンプトをパクって使いましょう。 

ということ。

使われない原因
を組織的な観点で考えると、

  • ライセンスを配布するだけ
  • 使う前から成果を求める
  • ユーザに変化を求める

↑をやると使われない。(今までそうだった?!)
最初のハードルを下げたら、使い続けるためのハードルを下げなければならない。


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2025年5月11日 (日)

「ほぼ1人情シス」で気づいたこと <業務ごとのマインドが重要>

「ほぼ1人情シス」を4年やって気づいたことがある。
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「ほぼ1人情シス」で担当している業務は、

  • 保守業務
  • ヘルプデスク業務
  • セキュリティ業務(監視、一時対応)

で、どの業務にも共通して必要なことは、

  • 技術(知識、技能)
  • 経験
  • マインド

で、特に「マインド」が重要だと思う。

技術は共通している部分が多いが、それぞれの業務に特有のマインドがある。
例えば、保守業務に重要なマインドは、システム障害を未然に防止することだ。
障害が起こってから対応するのではなく未然に防止することが重要だ。

このマインドは昔保守業務やっていて身についたものだから、昨日今日身についたものではない。
そして、マインドを知識として知るだけではなく、それが体現できて初めて身についたと言える。

ヘルプデスク業務もセキュリティ業務も過去に経験してマインドが身についたと思う。
経験していない業務のマインドを身につけることは困難だから、経験も重要だ。

情シス部門が無いような小規模の事業所は情シス要員の確保は大きな課題で、特に1人情シスの後継者問題は深刻だ。
1人情シスは多くの業務を抱えているから、全ての業務に必要なマインドを持っている人を探すのは困難だ。
また、技術や経験は客観的に示すことができるが、マインドを客観的に示すことは困難だ。
だから、面接でマインドの有無を判断することは難しい。

情報システムの重要性を認識しない経営者や管理者は多い。
1人情シスの事業所はおそらく情報システム以外に大きな課題があるのだろう。
だから1人情シスでバランスが取れているのかもしれない。


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2025年5月 2日 (金)

需要あるところに供給あり <朝ノ瑠璃の憂鬱>

生成AIで作成のわいせつ画像 販売した疑い 4人逮捕 全国初摘発 NHK (2025/4/15)
生成AIでわいせつポスター 販売容疑で4人逮捕、全国初―警視庁 JIJI.COM (2025/4/15)

需要あるところに供給はある。
新しい技術の普及を促進するエンジンはエロだ。
古くは、VHSがベータに勝ったのは、洗濯屋ケンちゃんの影響が大きいとか。

閑話休題

朝ノ瑠璃さんと運営のハリネズミことノリさんが、最近のVTuer界隈にについて語っていた。
昨今のV業界について語ってみた

朝ノ瑠璃さんは、黎明期(2018年)から活動している古参VTuberだ。
最近VTuber界隈は、

  • 箱売り
  • ガチ恋営業
  • アイドル化

が多くなり、当時思い描いていた状況ではないことを嘆いている。
ハリネズミさんは、今後現れるVTuberは A-VTuberではないかとおっしゃる。
需要があれば、収益が得やすい方向に流れるのは自然なことかもしれない。

###
昔、初のVTuber、キズナアイさんを初めて見た時には、技術面から見たから、新しい表現の可能性は感じたけれど、どの分野で活動するのだろうかと思った。

VTuberはアニメ+声優と同一視する人も多かったからこの界隈と親和性が高く、アニオタ、アイドルオタが増えた。
当然、これらのユーザをターゲットにするVtuberが増えたのは自然な流れで、いち早くここに目を付けた大手Vtuber事務所の経営者は先見の明があったというべきだろう。

現在は、アイドルVTuberは飽和状態になっているので、大手Vtuber事務所は脱アイドル化に動いているように見える。
武道館ライブを実現した星街すいせいさん(2024/4/20)や、知識を活かして美術館とコラボしている儒風亭らでんさん(2024/2/22)は、アイドルにとらわれない活動志向しているようだ。

しかし、古くから活動しているVTuverの卒業が増えているのは、朝ノ瑠璃さんが指摘する風潮と無関係ではないだろう。
儒風亭らでんさんは、苦手なダンスレッスンをやらなくても良いようになればもっと自由に加糖できるのではないだろうか。

黎明期は存在自体に希少性があり利益を気にせず活動できたが、今は利益を得なければ活動は続けられない。
それは、やりたかったことでは無いかもしれない。

朝ノ瑠璃さんは、自身のことを懐古厨というが、古参Vtuberと呼ばれる人達は、利益とやりたいことのバランスをとってきたら生き残ってきたのだろう。
これからも、やりたいことを続けてもらいたい。



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2025年4月29日 (火)

Japan IT Week 2025 春

Japan IT Week に行ってきた。

Japan DX Week, 営業・デジタルマーケティング Week、EC・店舗 Week
も同時開催で、東京ビッグサイト東棟のホール1~ホール8まで使用していた。

印象は「混沌」似たようなサービスがたくさん出展していた。
狭い通路は、メイド喫茶最盛期の秋葉の裏通りみたいな感じで、客引きが多くて歩くのが大変なくらいだった。

エッジコンピューティングAI鳥害防止システム

カメラで撮影した画像をAIで解析して鳥を検知し、
無線で位置情報を送信して
ドローンが鳥を追い払う
という仕組み。
ドローンは格納ステーションに帰ってくると自動的に充電される。
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〇情シスのぼや木
 情シス応援パビリオンが開催されていたが、ほとんどコンサルだった。
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免振装置(μ-Solator)
 凸凹があるプレートの上にシート敷いて、その上にラックなどを設置する。
 床が動いても、シートの上に乗ったラックが滑って転倒を防止する仕掛け。
 サーバーラックへの導入事例もあるようだ。

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↑銀色のプレートの上を黒色のシートが滑る。

4足歩行ロボット
 ARアプリと4足歩行ロボットとの連携させて、遠隔で現場の巡回監視するソリューション
 災害現場の調査への応用が紹介されていた。
4
偵察ロボット?


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2025年4月16日 (水)

情シス業務に必要なこと <40年前に教えてもらった>

情シスを(保守、監視、セキュリティ担当)4年くらいやって分かったことがある。
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この仕事に重要なことは、
40年前の通信設備の保守・運用の仕事で得たものだということ。

現在の保守対象は情報システムで、40年前は通信(無線や電話)設備の保守だから機器やシステムは違うのだが、保守の考え方は同じだと思う。

保守業務を経験していない人と、考え方が違うと感じるのは、リスク管理の考え方だ。

基本的な考え方は、リスクが顕在化したときに、

  • 自分の知識・技能と時間、使用できる機器などの保有リソースで対応できるようにする。
  • 顧客(サービスを提供しているユーザ)のダウンタイムを最小限にすること

だ。

リスクを管理するには、リスクが認識・評価できることが大前提だが、リスクが認識・評価できない人は、そのリスクが顕在化しなければ対応はできないから「トラブルが起きた時に対応を考えれば良い」と考えているようだ。

なぜ、自分はリスクを管理しようとしているのか考えてみた。

おそらく、
失敗の経験によるものだろう。
歳をとっているから失敗も多い(自慢にはならない)のだが、考え方が違う人は、失敗経験がない大門未知子なのかもしれない。

自分だけでは回復できないくらいの失敗や、多数のユーザに影響が出るような失敗を経験すると、失敗の原因を考えて、同じ失敗をしないように対策するものだ。
つまり、失敗したことで、リスクを認識し、失敗の後始末をすることで、リスクが顕在化したときの影響が評価できるようになった。

正直なところ、
失敗経験に由来する考え方の違いは埋めようが無いと思う。
しかし、考え方が違う人主流の環境で仕事をするのはストレスが溜まる。

閑話休題

組織的には、
経験が少ないメンバーの失敗経験をコントールすることで、リスクが管理できるようにな人材になり、リスクコントロールできる組織になる。
40年前に失敗が経験できる職場で働けたことに感謝している。

蛇足
先日もETCシステムの大規模障害があったが、保守の現場で失敗をコントロールする余裕がなくなっているのではないかと懸念している。


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2025年4月 8日 (火)

エンジニは性格が悪いのか? <バカの壁では?>

■エンジニアってなんか性格悪い人多くね? ハテナ匿名ダイアリー (2025-03-05)

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養老先生が仰る「バカの壁」ではないだろうか。営業部門と技術部門の関係が悪いことがよく分かる投稿だ。

一般論だけど、
文章によるコミュニケーションは難しい。
目的や相手によって、書き方を切り替えることがベストだけど、つい普段使っている書き方になってしまう。

技術部門では
事務連絡に文字によるコミュニケーションを使うことが多い。
対面で話せる位置にいても、どちらか集中モードの場合は、相手の集中を中断したくないので、あえて文字によるコミュニケーションを選ぶことが多い。
その場合は、行間を排除して事実や要点を伝える。

対人関係が確立ししている相手に、行間を排除して事実や要点を伝える書き方だ。

一方で、
営業部門は顧客とのコミュニケーションが重要だ。
顧客とのコミュニケーションは、相手と人間関係が確立していないことが多いから、失礼にならないことをが重要だ。
行間に含みを持たせた書き方になるようだ。

人間関係が確立していない相手と、行間に含みを持たせた書き方だ。

行間の含みは、
文章そのものの意味以外の意味、つまり他意がある文章だ。
行間に含みが無い、他意がない文章を、他意が有る前提で読んだ場合は、悪意を感じてしまう。
逆に、行間に含みがある、他意がある文章を、他意が無い前提で読んだ場合は、丁寧を超えて慇懃に感じてしまう。

この2つの書き方をTPOで切り替えられれば良いのだが、どちらか一方しか使えないと、この投稿のような、コミュニケーションミスが発生する。

この投稿の場合は、
エンジニアは営業と他意のない書き方でコミュニケーションを取ろうとしたけれど、営業はエンジニアと他意のある書き方でコミュニケーションを取ろうとしているから、当然コミュニケーションミスが発生して相互不信になる。

推測だけど、
営業部門とエンジニア部門は人間関係が確立していなくて、相互理解できていないのではないだろうか。
投稿者の職場に限らず良くある話だと思う。

AIにメールを添削してもらうと良いというコメントもあった。
含みがある文章、慇懃な文章、他部門や他社の人へのメールが苦手な人は、AIに添削してもらうと良いと思う。
実際に、社外に送るメールを書いたら送信する前に、AIに添削してもらうようにしている。

含みがある文章、慇懃な文章が苦手なので、ついぶっきらぼうな文章になることは認識している。
案の定、AIさんは「お前の文章はぶっきらぼうで乱暴だ」とおっしゃる。
そしてAIさんが提案してくれる修正案は、慇懃に感じる。

おそらく、世の中のビジネスメールは、慇懃(主観ですよ)なのが普通なのだろうと思っている。
しかし、背中が痒くなるような慇懃な文章にはかなりの抵抗感があって、毎回AIさんの提案を受け入れるか葛藤している。

閑話休題
営業部門の人も、エンジニアも、自分の常識や習慣でコミュニケーションを取ろうとしていることが原因だかけど、どちらかに合わせるのは無理があるだろう。
であれば、双方が少しづつ歩み寄るしかないと思う。

ぶっきらぼうなメールは脳内で行間を補い、慇懃なメールは要点だけ抽出すると、改善しそうだ。
当然、双方の人間関係が築かれいることが前提だが。

蛇足
コミュ障なので、頭ごなしに「性格悪くね?」と言う人と良好な人間関係を築く自信はなかったりする...


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