viscuit(ビスケット) <ビジュアルプログラミング言語>
viscuit(ビスケット)はビジュアルプログラミング言語で、作者は元NTT基礎研究所研究員で現合同会社デジタルポケット代表の原田康徳氏。
iscuitは自分で書いた絵をめがねを使って動かすことでプログラミングする。文字は使わないので文字を覚える前の子どもたちでもプログラミングを始めることができる。 作者のメッセージ→大人向け:こどもむけ。
こんな感じ タイトル:「はっぱ と あおむし と う◯こ」(00320001:20200814/482 )
子供用のプログラミング言語はscratchが有名だ。 scratchも文字を入力しなくて良いが、scratchはGUIのインタフェースで文字入力を不要にした手続き型言語だ。
viscuitは論理型(のような)言語で。「めがね」を使って、ある状態から次の状態への遷移を制御する。状態の更新は一定時間間隔で行われる(設定可能)
遷移を指定した状態にある「めがね」が複数ある場合には、1つだけがランダムに実行される。つまり、同じプログラムでも実行時に異なる挙動になる。(ちょっとハマってしまった)
繰り返しや条件分岐も用意されていない。さらに変数もない。 オヤジからすると不便だが、低年齢でも理解できるというメリットがある。
ちょっと複雑な処理をしようとすると、繰り返しは書けないので、展開して状態ごとに処理と次の状態を指定することになる。一定時間(tick)によるイベント・ドリブンと捉えると、HDLに似ている。
変数が無いのでカウンタや演算が難しい。バイナリ・カウンタを作るサンプルがあるのだが、1と0で作りたい。
と思ったら結構苦労した。
「めがね」を見たい人は→こちら。
古いタイプのプログラミングから始めたオヤジは計算が出来ないとモヤモヤする。
しかし、古いタイプのプログラミング言語を学ぶ前に、このような言語に触れると、アートとデザインが融合できる人材が生まれるかも。
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