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2020年9月17日 (木)

置かれた場所で咲きなさい <やっぱりしっくりこないなあ>


「置かれた場所で咲きなさい」は、決して「その場所で我慢しなさい」ではないんですよ 島田正樹 (2020/09/08)

 「置かれた場所で咲きなさい」の解釈は島田正樹氏のとおりだ。
しかし、

 「置かれた場所で咲きなさい」より

 「咲けない日があります。その時は、根を下へ下へと降ろしましょう。」

の方がしっくりくるのはなぜだろう。

 「置かれた場所で咲きなさい」を読むと分かるが、著者の渡辺和子氏はキリスト教の聖職者だ。
だから、
この場に自分が置かれたのは、神の意思だと自然に思えるのだろう。

 一方で日本人のモラルに大きな影響を及ぼしている儒教、朱子学では、身分の固定を是認する。支配者階級や経営層にはウケが良いが被支配者階級や労働者にはウケが悪い。

 多くの日本人はが、八百万の神を受け入れるとしても根底にあるのは、キリスト教ではなく、朱子学とそれへの反発だろう。
だから、
「置かれた場所で咲きなさい」と言われると無条件には受け入れられないのだと思う。

 置かれた場所で咲けなかったら、下へ下へと根を下ろし、種を付けてタンポポのように風に乗って違う場所に行けば良いのだと思う。決して枯れてはいけない。



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