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2020年9月27日 (日)

アーティストタイプとデザイナータイプ

 Viscuitでプログラミングを教えているのを見ていて気づいたことがある。

 Viscuit は感覚的にプログラミングできるので、例題の三角形は皆難なく動かすことができる。次のステップに進んで、自分で描いた絵を動かすところで2種類のタイプがあるようだ。

 一方のタイプは、機能に着目して、教えられていない動作を試みる子。もう一方は、絵に着目して、絵の完成度を上げようとする子である。前者はデザイナータイプ、後者はアーティストタイプだろう。

 アーティストタイプの子は絵の完成度は高いが、描いた絵を動かしたり、変化させたりすることには興味が無いのか、何種類も描いたり、細かい部分を消しては描くを繰り返す。

 別のデザイナータイプの子は、抽象的な絵(一筆書の星の絵)を色を変えて描き、星の大群が色を変えながら流れる作品を作っていた。シンプルでありながら芸術作品になっていたりする。

 教えている側は、デザイナータイプの方が望ましいと思いがちだ。しかし、将来、興味を持つ分野がアートなのか、アート系プログラミングなのか、プログラミングなのかはわからないし、連続していて分類もできない。ましてや、大人が決めるものでもないだろう。

 「プログラミング的思考」の前段階としてViscuit を教える場合、アーティストタイプの子には有効でない可能性があることを認識おかなければならないのだろう。

 短時間(45分程度)触っただけで、タイプを決めつけること自体、乱暴なのかもしれないのだが。


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