Scratchの疑問
Scratchのサンプルをみていると、疑問に感じることがある。
疑問1:「ずっと」ブロック
とりあえず「ずっと」ブロックを使ってその中で処理を行っているサンプルをよく見かける。疑問は、なぜ、ずっとブロックの中で終わるのか? である。
例えば↓のようなサンプルだ。
このプログラムの意図は「スプライトが端に触れたら止まる」であろう。そうであれば、繰り返し処理は「ずっと」ではなく「<>まで繰り返す」が適当だろう。
そういえば、「ずっと」繰り返すの意味や、「ずっと」と「<>まで繰り返す」の違いを説明しない。
「ずっと」ブロックの意味を説明しないから、学習者がサンプルを改造するときに、よく間違う。学習者に子供が多いからといってもちゃんと説明すべきだと思う。
NHK for Schoolの「Whyプログラミング」では、スクラッチを始めよう。(04:54あたり)で「ずっと」ブロックを説明している。
疑問2:イベントドリブン
Scratchはイベントドリブンで書けるようになっている。
ところが、↓のようなサンプルを見かける。
「ずっと」ブロックの中で押されている↑↓→キーで条件分岐している例だ。
どうしても条件分岐を使いたいなら、わからなくもないが、キー押下はイベントが用意されているので↓のように書くとスッキリする。
Scratchの「全てを止める」ブロックは、イベントの発生まで止めないので、↑の例では、スプライトが端に触れると移動は止まるが、↑↓→キーで向きは変わる。ちょっとハマってしまった。
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