技術の移ろい <諸行無常だ>
この警告に出会う。でも10数年前、Flashはメジャーだったし、Flashクリエータは人気だったし、専門学校は養成したわけですが、スマフォの普及とともにFlash作成の仕事は消滅。HTML5+JavaScriptなどに移行できた方も多いと思うけど、それ以外の方はどうされたのか、と思いを馳せる。 pic.twitter.com/P7o0pvKbOd
— ICHIRO SATOH (@ichiro_satoh) October 14, 2020
諸行無常ですなあ...
専門学校は技能者を養成する学校で、技術者を育成する学校ではない。 技術者は時代によらず恒常的に必要とされるが、技能者は社会のニーズにより養成される。 だから、flashクリエーターのようにニーズが無くなれば養成されなくなる。 IT関連の技能は必要とされる期間が短いから、時流に乗れば引く手数多だが乗り遅れたら目も当てられない。
専門学校でも、時代に左右されにくい技術者を育成すればよいのだが、1年2年では難しい。 早く技能を習得して早く現場に投入する。これが専門学校に課せられた使命だろう。
特にIT関係の技能を習得した人が認識しておかなければならないことは、IT関係の技術は移ろいやすいので、習得した技能だけでは一生食っていけないことだ。 この事実は専門学校に入学する前には決して教えてくれないし、在学中にも教えてくれないことが多い。
IT業界で食っていく方法は2つある。食っていける技能を習得し続けて価値のある技能者でい続けるか、技術を習得してテクノロジストになるかだ。 いずれにしても、新しいことを取り入れて消化するスキルが必要なのだが、それは専門学校では教えてくれない。
つまり、就職してから自ら習得しなければならない。 だから、就職して最初に出会う上司、同僚は重要だ。
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