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2020年12月 1日 (火)

GIGAスクール構想とデジタル庁

GIGAスクール構想で配付されたiPad、カメラが使えないようになっている…等、各地で端末に制限がかかる (2020/11/16)

 GIGAスクール構想で児童・生徒に1人1台タブレットが支給される。この計画がコロナの影響で前倒しされたので、今年度中に整備されるらしく、自治体によっては整備が始まっているところがあるようだ。ところが、iPadのカメラが制限されていたり、インターネット接続回線が貧弱で多数接続できないとか、問題が出ているようだ。

 このような記事にネット民は反応するわけだが...足りない観点は、どのような授業をやるのかということ。そして、誰のために整備するのかということ。

ところで、

デジタル庁を作ると息巻いているけど、担当大臣が政治資金収支報告書をオンライン提出してなかったらしい。

 政治資金収支報告書をオンライン提出 20億円投入も利用は1% NHK (2020/11/28)

大臣は会見で

そのうえで「国が、すべてのシステムのデジタル化を進めていくなかで、使われていないということは、大きな問題だ。使われないデジタル化は、やっても意味がないので、抜本的な見直しが必要だ」と述べました。

とおっしゃったらしい。このコメントも、誰のためにデジタル化するかという観点が抜けている。

 このシステムの使用者は政治家だ。だから、政治家が使わないならデジタル化しても意味がないという主張は一見妥当かもしれない。しかしである、国民のためにデジタル化すると考えれば、政治家の手間がかかってもデジタル化すべきだ。

 いうまでもなく、デジタル庁は政治家のために作るものではない。デジタル庁を作ったら、国民がそれを使えるようにしなければならないのは、冒頭の、GIGAスクール構想の端末と同じだ。

 iPadのカメラを制限したことを批判している人は、まさか、カメラを制限しなければすべてが解決すると思っているわけではないだろう。カメラを制限を解いたら、カメラを使って授業する人の技能はだれが向上させるのかという大きな問題がある。

 これこそ、デジタル庁の役割だろう。決して箱物と法律を整備するするだけが目的ではない。


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