おかえりモネ
おかえりモネを土曜日にBSでまとめて見ているのだが、柴田朋子さんの投稿が気になったので23:00の再放送を見たら、つい、自分仕事に関係があるデータの売り方という観点で見てしまった(107回あらすじ)
データはどんなに貴重でも、役に立つ情報にするための知恵が必要だ。
世の中の多くの人は、データを情報にする知恵を持っていないから、知恵と一緒でなければデータは売れない。
希少価値があるデータは無条件で価値があると思ってしまうが、実はデータを情報にする知恵の方が100倍価値がある。
百音(モネ)はWE(Weather Experts:モネが働いている気象情報会社)の社員だから貴重なデータにアクセスできるけど、役に立つ情報にして提供する知恵がない。
事業プランをプレゼンしたときに社長はそこを見抜いていたのだろう。
じゃあ、知恵を持っていない者はどうするのか?
- 自分で知恵を蓄える
- 知恵を持ってい人にデータを提供する
という方法を思いつく。
後者の方が簡単だが、価値を生み出していないから、データの価値が低下したときに、データが売れなくなる。
データを提供しながら、提供した相手から知恵をいただく(学ぶ)ことが必要だろう。
前者の方法は一朝一夕には難しい。短期間で知恵を得ようとするなら、知恵を持っている人に教えを請うことだ。しかし、知恵は財産だから対価が必要かもしれない。
モネの場合、2年以内に事業を軌道に乗せなければならないから時間がない。まずは、対価なく教えてくれそうな会社(WE)や上司(朝岡)に相談してみるべきだろう。
一方で、データを情報に変える知恵を持った人を見つけるための営業も継続する。
知恵を持った人は自分の知恵を認識していない可能性が高いので、暗黙知を形式知化するための対話は重要だ。
といっても、話を聞かせてほしいという人は稀だ。雨が少なくて困っている野菜農家の人のように。
雨が少なくて困っている野菜農家の人は気象データを使う知恵がない、百音は野菜を育てる知恵がない。だから、2人の知恵がクロスするまで知恵を広げなければならない。そのためには対話が必要だ。
野菜農家の人のように話が聞きたいという人は稀だから、世間話とか四方山話から始めて信頼を得るしか無いのだけれど。これが、サヤカさんがいう信用を得るための時間かもしれない。
前々職のとき考えていたことだけど、上手くできた感がなかったりする。
何か足りないのだろう。
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