役職定年後のモチベーション
役職定年や再雇用するとモチベーションが維持できないという話を聞く。
原因は
- 業務内容が変わらないのに給料が下がった
- 肩書が無くなり権限がなくなった、
- 雑用のような簡単な仕事になった
など。
同じような年代なので分からなくもなないのだが...
ふと考えた。
モチベーションが下がった人は、役職定年する前に
- 給料に見合う能力を持っていて、それで、成果を上げていたのだろうか?
- ポストに見合う能力を持っていて、それで、成果を上げていたのだろうか?
- 役職定年する前の仕事は誰でもできる仕事ではなかったのだろうか?
- 役職定年する前は、何でモチベーションを維持していたのだろうか?
役職定年や再雇用される前を現役時代としよう。
現役時代に、給料の多寡やポストをモチベーションにしていた人は、給料が下がったり、肩書がなくなるとモチベーションがなくなる。
賃金やポストなど外的動機付けではモチベーションが維持できないことは多くの人が指摘している。
さらに、賃金やポストは会社から与えられたものだから、会社が取り上げることができる。一方で能力(スキル)は自分が持っているものだから、会社が取り上げることはできない。
現役時代に、会社が取り上げることができないもので評価されていたら、簡単にモチベーションが下がることもないと思う。
とはいえ
今更考え方や動機付けを変えることは難しいから、モチベーションを下げてしまうこともあるだろう。
しかし、それを広言してはいけない。
広言することで、周りがモチベーションを下げてしまう。
せめて、若い人たちのモチベーションを下げない年寄りになりたいものだ。
老婆心ながら。
50、40代の人は、自分がモチベーションとしているものは何かを今から考えておいた方が良いと思う。
そして、自分がモチベーションとしているものがどれくらい評価しているか客観的に判断してみるのだ。
評価は相対的ではいけない。会社の中の同年代で相対的に評価すれば、たいてい妥当という評価になるから。
そうすれば、役職定年したり再雇用されるときに、モチベーションを下げないで済むだろう。
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