思考実験 <雇用契約は、最大20年間とする>
島田正樹 Facebook (2021/12/15)
島田正樹氏は
民間も公務員も。
今、正規とされるひとはみんな、採用されてから20年間勤めたら、一度退職しなければならない。
を、「思考実験として面白がっていただけたら嬉しいです。」とおっしゃる。
確かに面白い。
転職する際に、御多分に洩れずスキルや実績の棚卸しののようなことをやった。
棚卸ししてみてみると結果はイマイチで、自信はなくなくなり不安になった。
しかし、転職してみると、意外にできるものだということがわかった。
仕事をする上で、棚卸できなかった能力の割合は結構大きい。
過去の経験や、現状の分析、問題・課題の抽出、目の前の不具合をとりあえず解決する瞬発力、話し方、説明力、資料の作り方、果ては、検索エンジンの使い方まで。
これらの能力や特性は、「センス」と言ったり、「橋渡し力」と言ったり、「人間力」と言ったり、「非認知能力」といったり様々だ。
とても定量化できない。しかし、定量化できる「スキル」同様に重要な能力だとわかった。(還暦を迎える頃に...)
汎用的な非認知能力があれば、どこに行っても食っていける自信が持てる。
定年が近くなって受けた高齢者向け転職セミナーでは、非認知能力の自己診断テストがあったから、非認知能力はかなり形式知化されているようだ。
これらの能力が言語化、形式知化できれば、転職も楽だろうと思う。
閑話休題
20年働いたときの自分を思い出してみると、非認知能力が低かったと思う。
スキル至上主義だったので、捉えどころがなく測定できない非認知能力のことを考えていなかった。
流行り廃りがある「スキル」で食っていくのは、結構度胸が必要だ。
「スキル」はトップレベルでなければ評価されないから。
雇用期間を20年と決めてしまうと、
- 自分が持っているスキルに需要があるか
- 非認知能力は、その職場に特化したものではなく汎用的なものか
を考えるようになるだろう。
つまり、自分を客観的に観ることができるようになる。
長く働いていれば、ポストや報酬に対して自分の脳力がオーバスペックのこともあるし、アンダースペックのこともある。
自分の人生を自分でコントロールしようとするならば、自分を客観的に見ることは重要だから、
定期的に思考実験は有効だと思う。
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