シニアの働き方が若年社員の転職意向を誘発?
シニアの働き方が若年社員の転職意向を誘発? All About (2021/08/23)
元データは、シニア従業員とその同僚の就労意識に関する定量調査 パーソナル総合研究所 (2021/6/2)
- シニア社員は給与をもらい過ぎていると思う
- シニア社員は成果以上に評価されていると思う
成果以上に評価され給与をもらい過ぎているシニア、いわゆる「働かないオヤジ」に不公平感を抱いている若者は多いようだ。
なにも、今時の若者だけではない。
定年した年寄りだけど、20代の頃同じように思っていた。
そして40年働いて分かったことは、思った通りだったことと、思い違いだったことがある。
若い頃、飲み屋で愚痴をこぼしていた人たちの多くは、「働かないオヤジ」になっているのではないだろうか。
それは、日本の組織が「働かないオヤジ」を作るようにできているからだろう。
組織に適応し働き方を考えないで働いていると、自然に「働かないオヤジ」になるようにできている。
歳をとって、ふと自分は働かないオヤジになっていることに気がついても後の祭りだ。
困ったことに、「働かないオヤジ」が多い組織には、「働くオヤジ」の仕事は無い。
かといっても、借金があったり、子供の教育費が必要な場合は、おいそれと転職できない。
転職活動して分かったことだが、日本全体の問題かもしれない。
シニアは歳をとっているだけで、市場価値はないのだ。
働こうとしているオヤジの経歴や能力は評価されない。(評価できないのかもしれない)
愚痴になってしまった。
「働かないオヤジ」が多い職場で20代、30代の転職志向が高くなっているのは当然だろう。
40年前は、よほどの事情がないと転職は考えられなかったけれど、今時は20年、30年先を考えることはできないから、転職志向は高くなるのだろう。
余計なことと知りつつ、若い人たちに助言するならば、
転職を志向するのは悪くない。
「働かないオヤジ」に対する不公平感を動機にするよりも、自分が「働かないオヤジ」になる恐怖を動機にした方が良いと思う。
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