情シスはセキュリティ警察ではない
「ほぼ1人情シス」をやっていると「管理」という言葉をよく使うのだが、話が噛み合わずもどかしく感じることがしばしばある。
「管理」には
- 統制
- 保存維持
の意味がある。
若いころ無線設備の保守(維持・管理)の仕事をやっていた、
その後勤務した情シス部門では、システムの管理、ユーザ管理が仕事だった。
マネジメントでは危機管理が重要だ。
だから、「管理」という言葉は8:2くらいの割合で、維持の意味で使っている。
話が噛み合わない人たちは、情報セキュリティに携わっている人が多いからだろうか、それとも世間一般の感覚なのだろうか、「管理」は8:2くらいの割合で、統制の意味で使っているようだ。
ユーザを統制するのは保守担当(情シス)の役割ではない。
ユーザが情報セキュリティ的にリスクが増す行動を取ったとしても、ポリシーに逸脱していなければ、どうすることもできないし、ポリシーに逸脱したとしても「情シス」には統制の役割はないので、取り締まる権限はない。
システムの維持に影響があるならば、やめてくれるように依頼はするけれど。
ユーザはいろいろなところから派遣されて来ているのだが、ひょっとすると派遣元では、「情シス」部門が情報セキュリティ警察になっているのではないだろうか。
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