日本の少子化対策はなぜ失敗したのか <他人事レポート>
経団連の分析レポート
このレポートの位置付けは「提言」ではなく「分析」だ。
この文章の著者のスタンスが第三者的だから、そのように感じるのだろう。
内容、特に現状分析はよくまとまっていると思う。
客観的な分析だ。主観や感情がなく淡々とした文章で、まるで学術論文のようだ。
経済人としてのスタンスが感じられない。まるで、学者に丸投げしたような文章だ。
政府の少子化政策の失敗の原因について、欧米に固有の慣習や価値意識が日本にも当てはまるものと考え、欧米の政策を真似たことを指摘している。
そこに、経営者、企業、経済界がどのようにかかわり、何に関わらなかったかについては触れていない。
結論も
「~が最大の社会問題になるだろう。」
「~できる条件を整えるといった対策も必要である。」
のような論調だ。
分析レポートだから、経団連の取り組みや方針を述べる必要はない。
しかし、
少子化問題が顕在化した原因は全て政府の失策なのか?
経営者、企業、経済界がなすべきことはなかったのか?
そして、今後経営者、企業、経済界がなすべきことはないのか?
活動理念はあるらしい。
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