フォト

ウェブページ

無料ブログはココログ

MyList

« 可用性と機密性のバランス | トップページ | 自宅隔離解除 »

2022年8月17日 (水)

陽性証明と病気休暇

ウイルス変異の速さに経営者は追いつけない。

夏休を取っていて、
先週末朝起きると肩こりのような頭痛がしていた。
体温を計ったら38.3°だったので、もしやと思い医師に診てもらおうと近所の病院に電話したけれどどこも盆休みだった。

市販の抗原検査キットで、確認したらくっきり2本の陽性だったので、夏休に続いて自主隔離することにしたが、幸いにも軽症で4日でほぼ回復した。

勤務先に連絡したら、
隔離期間は有給休暇で処理されるとのことだった。
市販の抗原検査キットで陽性を確認したので、感染証明がない。

勤務先の担当は、病院で検査を受けて陽性証明が出ると、隔離期間は病気休暇になるとおっしゃる。そういう規則らしい。
しかしである。陽性であることは確認できているし、症状は回復しているのに、リソースがひっ迫している医療機関に陽性証明目的で受診するのは迷惑行為だろう。

病院としては、
明らかに感染している軽症の人には来院して欲しくないのが本音だろう。
それでなくても、院内に感染者は多いし、感染者が来院すればスタッフや他の患者の感染リスクはますます高くなる。

余談だが、
高齢の母にワクチン接種してくれた先生は、3回目の接種後は人の多い待合室ではなく別室で待機させてくれた。4回目の接種後は待合室ではなく外のベンチで待つよう勧めてくれた。
医師としては、病院の待合室の感染リスクは高いという判断なのだろう。

結局、
昨年有給休暇を余らせいるので、有給休暇で自主隔離することにした。
有給休暇を消化している人にとっては、有給休暇になるか病気休暇になるかは重要なポイントだ。
また、世の中には、有給休暇を取るために陽性証明が必要な人もいるのだろう。

医療機関の危機的状況が伝えられている中で、リスクを高める行為を求める合理的理由があるのだろうか。

現状は、
コロナ流行当初とは異なる。
ウイルスが変異する度に感染が拡大するが、局面ごとに課題は異なっているようだ。
現状において、病気休暇取得に陽性証明が必要と言う経営者は、新たな問題に迅速に対応する判断力が無いのだろう。

行政のコロナ対応のまずさを指摘する経営者は多いが、自らの判断や無作為が医療リソースの圧迫を助長していることもあるのではないだろうか。

ウイルス変異の速さに経営者は追いつけない。
未だ昭和の価値観に固執する古い経営者に望むべくもない。ここは若い経営者に任せるしかないと思う。


最近の投稿
Yoshiのよしなしごと】【Yoshiのブログ】【よしなしごと

« 可用性と機密性のバランス | トップページ | 自宅隔離解除 »

よしなしごと」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 可用性と機密性のバランス | トップページ | 自宅隔離解除 »