高齢者の情シス求ム
60歳からほぼ一人情シスをやっている。
最近複数の人から、情シスができそうな知り合いはいないかと聞かれた。
メディアでも1人情シス問題が取り上げられていたり、情シス不足は問題になっているようで、外注サービスもあるようだ。
中小の会社はフルタイムで情シスを雇用する余裕はないようだ。
意識の問題だけど、情シスをコストセンターと考える経営者は多いから、安く情シスを雇いたいと考えるのだろう。
そこで、役職定年したり、定年退職した高齢者をパートタイムで雇用しようとなるのだろう。
業界の人に聞くと、IT技術者上がりは65歳くらいにギャップがあるらしい。
65歳までは、ダウンサイジングやクラアント・サーバ、インターネットを経験しているけれど、それ以上は、汎用機とCOBOL世代なので、今時のシステムはわからないらしい。
高齢者の情シスについて考えてみた。
結論は、
情シスができる技術者は不足している。
一度現場を離れた高齢の技術者でも
・新しい知識・技能を短期間で習得する能力があること
・新しい知識・技能を習得するモチベーションがあること
があれば、働かないオジサンと蔑まれることなく働けるかもしれない。
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今時はクラウドの知識は必要だ。しかも、変化が速い。
インターネットが普及し始めた30年前くらいから益々早く、細分化、複雑化してきた。
だから、3年も現場を離れていると、見たことがないことが沢山あるし、知っていてもできないことも増える。
20年ぶりに情シスの仕事をして、変わっていたことは、
・情シスもリモートワーク
・ミドルウェアをはじめ多くのシステムがSaaS
・オンプレサーバの仮想化
だ。
技術動向は追いかけていたので知識はあったが、ユーザや機器の管理、トラブル対応、ヘルプデスクなどは、昔とは全く違うから未経験者と同じだ。
〇即戦力の高齢者は(極めて)少ない
60歳以上で、情シスに必要な知識・技能をもっていて、過去3年以内現場にいた人は極めて少ないのではないだろうか。
日本型雇用では定年前の高齢者は現場から離れているから、今時の情シス業務ができる即戦力の高齢者は極めて少ないだろう。
ならば、基礎知識・技能を持っていて、今時の情シス業務に必要な知識・技能を短期間習得できる高齢者なら、短期間で情シス業務ができるようになるだろう。
つまり、今時の情シス業務に必要な知識・技能を短期間習得できる高齢者を見つけてくればよい。
〇新しい知識・技能を習得する能力を探す
新しい知識・技能を習得する能力を評価するのは難しい。
履歴書経歴書で判断できるのは今何ができるかだから、習得能力は経歴では判断できない可能性は高いし、面談しても判断することは難しいだろう。
過去に同じ職場で働いた人の意見が参考になるかもしれない。
〇新しい知識・技能が習得するにはモチベーション
実際に新しい知識・技能が習得するにはモチベーションが必要だ。新しい知識・技能を習得する能力があっても、モチベーションがなければ習得できない。
若い間はモチベーションがあっても、歳とともにモチベーションが低下し、定年など役割を終えるとモチベーションが無くなってしまう人は多い。高齢者を対象にしたセミナーで指摘されることだ。
高齢者は社会的な役割を終えた者として扱われることが多いから、モチベーションを保つことは容易ではない。
〇まとめると、
情シスができる技術者は不足している。
一度現場を離れた高齢の技術者でも
・新しい知識・技能を短期間で習得する能力があること
・新しい知識・技能を習得するモチベーションがあること
があれば、「働かないオジサン」と蔑まれることなく働けるかもしれない。
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