フォト

ウェブページ

無料ブログはココログ

MyList

« 2022年8月 | トップページ | 2022年10月 »

2022年9月

2022年9月26日 (月)

いまさらペーパーレス 

「ほぼ一人情シス」をやっている職場で、某PCメーカからPCやサーバーを購入することが多い。

この職場には統一した発注書は無いので、PCメーカの見積書を利用して発注している。
PCメーカが指定する発注の手順は

  1. 見積依頼
  2. PDFの見積書がメールで届く
  3. 見積書の「見積書」を2本線で消して「注文書」に書換えて、社印を押す
  4. PDFで見積書メールに返信
  5. 注文確定のメールが届く

簡単に契約できる。役人仕事の契約しか知らなかったので新鮮だ。

PCメーカ曰く、コロナ禍でリモートワークしているので、発注者指定の伝票、見積書への代表社員押印は休止し、PCメーカの指定する方法で発注してくれと。
なるほど、PCメーカは見積、受注管理、納品管理をペーパーレスにしているので機械的に処理できて、リモートワークで処理できる。
DXのサンプルのような事例だ。

しかしである。
PCメーカはペーパレスだが、発注者は見積書の書換えや押印が必要だから、リモートワークで処理できない。

はんこレス、ペーパレスと稟議システムを考えよう。
凝った作りにしなければ、簡単に実現できそうだ。


最近の投稿
Yoshiのよしなしごと】【Yoshiのブログ】【よしなしごと】【働き方改革

2022年9月14日 (水)

技能に拠って立つ会社というメッセージ

思いがけずGrand Seikoの見学の誘いがあったので、休みを調整して行ってきた。

  • マネジメント的にはブランドの継続
  • 技術的には人材育成

について学ぶことが多かった。

Grandseiko2

Grandseiko1

現代において時計はコモディ化が進んでいる。
時を知る機能としての時計は、デバイスの一機能として組み込まれている。時を知るためならば、スマホで十分で、時計という製品を持つ必要はない。

また、時を知る製品としての時計は、100円ショップでも売られているから、差別化するためには機能とは別の価値が必要だ。

だから、インテイアとしての価値を付与したり、装飾品としての価値を付与して製品の価値を保っている。

ところが、Grand Seikoは工業製品としての価値に拘っているように見える。
装飾品ならば、デザインや、宝石を散りばめれば良い。単に正確性と経済性を求めるならば、デジタル時計にすれば良いのだが、機械式で正確性と安定性を追求した上で工業製品としての美しさに価値を問うている。
この製品は決して万人受けしない。万人受けしない製品に拘るから美学が生まれ、その美学が価値なのだろう。

装飾品は基本的に一品物だから当たり外れがある。
しかし、工業製品はコンスタントに品質を維持しなければならない。
品質を維持してきて築いたGrand Seikoというブウランドを守り、匠の技を次世代に引き継ぐために人を育てている。

技能に拠って立つ会社というメッセージなのだろう。

正直羨ましい。羨まし過ぎる。
そういう組織にしたかった。


最近の投稿
Yoshiのよしなしごと】【Yoshiのブログ】【よしなしごと

2022年9月 3日 (土)

組織で5年働くだけで身につくこと

よく考えて動けば、組織で5年働くだけで身につくことってある。 しばたともこ@キャリアコンサルタント (2022/8/28)

「ここにいても成長できない」という職場でも、学べることは結構あるから、「今いる場所で得られるものは、もらさず拾う」ことをやってみたらという若者へのアドバイス

しばたともこ氏は組織で5年働くだけで身につくこととして

  • 基本的なビジネス文書の書き方
  • 相手に伝わる論理的な提案書のお作法
  • 情報収集のやり方と情報の選び方
  • スケジュール管理(重要度と緊急度の整理)
  • 「具体」と「抽象」を往復して考えること
  • 細分化すること、構造化すること、分析的に見ること
  • 気が合わない上司の説得方法
  • 気の合わない同僚や後輩となんとなく協力して仕事をすること
  • よくわからない課題を渡されたときの動き方
  • お客と上司の板挟みにあって、両方をなだめるやり方
  • 時間がないときに周囲を上手く巻き込んで手伝ってもらうこと

を挙げておられる。

目に見える能力以外に、非認知能力や人間力など目に見えない能力はとても重要だ。歳を取って就職活動して分かった。

20代の頃「今いる場所で得られるものは、もらさず拾う」なんてことはできなかった。
集中したら他のことは目に入らなくなる性格だから、文章もコミュニケーションも取るに足らないと考える技術至上主義だった。
しかし、30代40代になると技術だけでは足りないことがわかった。遅い。

20代のときの自分に、後で必要になるからとアドバイスしたら、きっと「ふんっ」と言っただろう。(そんな人間だ (^^ゞ)
人には「わかる時」があると思う。「わかる時」でないときは一生懸命やっても分からない。
そして、なんとなくやり過ごしてしまううちに「わかる時」がきたことが分からなくなってしまう。

「わかる時」を感じてキャリコンに相談できる人は、きっと「わかる時」をものにすることができるじゃないだろうか。

「わかる時」が来たら、手遅れと思わず学べばよい。
その時に、習得したことを一般化、抽象化することが重要だと思う。
「気難しい××部長にサインさせる方法」を習得したのか、「気が合わない上司の説得方法」を習得したのかでは大きく違う。


最近の投稿
Yoshiのよしなしごと】【Yoshiのブログ】【よしなしごと

« 2022年8月 | トップページ | 2022年10月 »