チーズはどこへ消えた?(7)
チーズはどこへ消えた?
著 スペンサー・ジョンソン
訳 門田美鈴
扶桑社
チーズステーションを出ることを教えてくれた本。
登場人物?は2匹の鼠と2人の小人。
鼠は単純で、本能的、行動的、小人は、複雑で思慮深く保守的。
2匹と2人にとって重要なチーズがあるチーズステーションから、突然チーズが消えた時の、小人の葛藤を描いている。
変化とは、何かを失うことだと思っていたのが、何かを得ることなのだ
は、コロナ禍以降よく聞かれるようになった。
でも、多くの人は信じていないのではないだろうか?
ひょっとしたら、何も失うことなく、何かを得ることができると思っているのだろうか?
おそらく、それは無理だ。
住み慣れたチーズステーションを出ようとすると恐怖を感じる。
「無理して危ないことをしなくても...」という悪魔の囁きも聞こえてくる。
チーズステーションを出ようと決心した時に、その理由を一生懸命考えてそれなりの答えを用意していた。
それは、必ず問われるであろう「なぜチーズステーションをでるの?」という問いに、それなりに答えるためでもあったが、
恐怖心から逃れようとしていたのかもしれない。
この恐怖は自分で乗り越えるしか無いのだと思う。
そして、恐怖を乗り越えると、
ホーは恐怖に捕らわれていたのを悟った。新しい方向に踏み出したことで、解放されたのだ
本当にこのような感覚になる。
経験では、実際に、チーズステーションを出てみたら、路頭に迷うこともなく新しいチーズステーションが見つかった。
コロナ禍以降、社会が変わろうとしている。
変わることへの恐怖を乗り越える経験や、乗り越える方法を知っていれば、たいていの変化には対応できると思う。
2年前の自分に助言するなら、↑は正しかった。
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