ルールとフィールドが変わった
「あなたがヒット曲を作ればいい」 松浦勝人、川本真琴のサブスク巡る発言に意見 “地獄に堕ちてほしい”には「時代遅れもはなはだしい」
時代に適合した音楽の売り方があると指摘。 ねとらぼ
川本真琴氏は
この話は、音楽でやっていきたい友人が、サブスクの売り上げが一回0.01円以下で40回しか売れてなく、
— 川本真琴 (@19740119) September 26, 2022
これを仕事にしていくことは
できない、というのを聞いて
ツイートしました。
とTweetしている。(「地獄に落ちてほしい」Tweetは削除されている)
たしかに、これでは仕事にはできないだろう。
では、CDなどの昔のメディアの場合はどうだろうか?
CDは物理的なメディアを作るための初期投資があるから、レーベルはある程度売れる見込みがなければ、CDにできないだろう。
レーベル関係者に、ある程度売れると思わせるには、それなりのクオリティの楽曲をCDの容量を埋めるくらい創らなければならないだろう。
CDなれば、売れたのだろうか?
もし、CDなら売れたというならば、それはサブスクの問題かもしれない。
音楽を届ける方法は、レコードやCDなど物理媒体から、ネットワークを利用したダウンロードに変わった。
CDの場合CD-ROMの容量を埋める楽曲が必要だが、まとめて売れる。
一方、ダウンロードの場合、ダウンロードされるのは1曲である。
だから、大衆にウケる曲は売れるし、ウケない曲は売れない。
しかし、大衆にはウケないけれど、極一部のウケた人に楽曲を届けることができる。
それが、40回ダウンロードの曲なのだろう。
つまり、音楽業界はゲームのルールが変わったのだ。
音楽業界や出版業界など著作権で守られている業界は、数少ない才能に多くの凡人が群がっている構図だ。
その、群がっている人が、CDを作る人、売る人からAmazonやAppleになっただけで、楽曲を創る才能は昔と変わらず必要だ。
##
システムが新しくなったときに、適応できない人はいるものだ。
その時に、異論を唱えるのは、たいてい、古いシステムで利益を得ていた人たちだ。
新しいシステムが出てきた時に既得権益者は、新しいシステムを否定し、普及を妨害しようとする。
ところが、それは長くは続かない。時代の流れにには抗えないのだ。
時代に適したシステムに変わっていくのが、健全な社会だろう。
もし、新しいシステムの妨害が続いた場合、その社会は衰退する。
日本という社会は、既に30という歳月が失われてしまった。
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