デジタルカイゼン
SharePointのリストとPowerAutomateで簡単な承認システムを作ってみた。
テンプレートがあるのでプロトタイプは半日くらい、
ユーザの要望に応えるために手直しして3日くらいでできた。
入力画面や印刷画面をPowe Appsで作りこむと見栄えは良くなるけど、なるべく標準機能を使って、作り込まないようにした。
減ったのは、ハンコが3個と、Excelの様式くらい。最後は物理的にファイリングするらしく、紙は減らない。
紙を減らしたり無くすには。業務の全体見直しが必要で、承認システムやアプリを導入したから紙が減るわけではない。
デジタル・カイゼンの域を出ないのだが、ユーザの立場ではハンコとExcelが減ったら良しとしよう。
ところで、
「DX」「内製化」は旬な話題だけど、内製でDXはかなり難しいのではないかと思う。
内製化すると、業務の細部もわかっているから言語化し難いノウハウも取り込むこともできるかもしれない。
重要なことは、
社会DXチームに権限が与えられていることだ。
業務を改革しようととすれば、総論賛成、各論反対になる。
改革は利害の調整ではなくて、目的を実現するための合理的な方法だから、大多数が抵抗勢力になる可能性もある。
そのような状況下で改革を進めるためには、権限がなければならない。
「ローコード・ノーコード」も旬な話題だ。
今時、システムを作るために、何年もかかっていたのでは、DXは難しい。
ローコード・ノーコードで開発すると、開発→運用→改修 のサイクルを短くできる可能性はある。
ローコード・ノーコードでの開発は、高いコーディングスキルは必要なくなるが、プログラミング技術が不要になるわけではない。
しかし、プログラミングとコーディングの区別ができない人は多いような気がする。
RPAなどの売り方を見ていると、
ローコード・ノーコードで開発すると、プログラミング技術も不要で簡単に内製化できるようにミスリードしていると感じることがある。
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