今いる場所で得られるものは、もらさず拾う
よく考えて動けば、組織で5年働くだけで身につくことってある。 しばたともこ@キャリアコンサルタント (2022/8/28)
しばたともこ氏は、表に見える「営業経験」とか「エンジニアの経験」の他に重要なことが、組織で5年働くだけで身につくとおっしゃる。
例えば
- 基本的なビジネス文書の書き方
- 相手に伝わる論理的な提案書のお作法
- 情報収集のやり方と情報の選び方
- スケジュール管理(重要度と緊急度の整理)
- 「具体」と「抽象」を往復して考えること
- 細分化すること、構造化すること、分析的に見ること
- 気が合わない上司の説得方法
- 気の合わない同僚や後輩となんとなく協力して仕事をすること
- よくわからない課題を渡されたときの動き方
- お客と上司の板挟みにあって、両方をなだめるやり方
- 時間がないときに周囲を上手く巻き込んで手伝ってもらうこと
など。
そして「今いる場所で得られるものは、もらさず拾う」ことが重要だとおっしゃる。
再就職で就活してわかったことは、経歴や技能は職務経歴書や履歴書に書けるけれど、例示された能力は履歴書に書けないけれど、とても重要だ。
採用する側も、履歴書ではわからないし、少しくらい話しただけで判断するのは難しいだろう。
だから、信用できる人の裏書(お墨付き)が必要だ。
年寄は非認知能力や人間力、モチベーションに欠けるという認識があるから、裏書のない年寄りは求人がないのかもしれない。
20代の頃「今いる場所で得られるものは、もらさず拾う」なんてことはできなかった。
集中したら他のことは目に入らなくなる性格だから、文章もコミュニケーションも取るに足らないと考える技術至上主義だった。
30代40代になってようやく技術だけでは足りないことがわかった。
20代のときの自分に「後で必要になるから」とアドバイスしたら、きっと「ふんっ」と言っただろう。(そんな人間だ^^;)
人には「わかる時」があると思う。
若いときに拾うべきものを拾っていないことに気がついたら、それは「わかる時」が来たのだろう。
この期を逃さず学べば短期間で修得できるできる...はずだ。
しかし、それは結構難しい。なんとなくやり過ごす方が簡単だから。
「わかる時」を感じてキャリコンに相談できる人は、きっと「わかる時」をものにすることができるじゃないだろうか。
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