メール
ある人がEーmailに憤慨していた。
何事かと思ったら、用件だけの1行Eーmailが届いたらしい。
そのメールには署名もなく差出人が誰だかわからない。
メールアドレスは大手企業で、迷惑メールフィルターをパスしているからなりすましではないようだ。
想像すると、差出人はデジタルネイティブ世代の人ではないだろうか。
デジタル・ネイティブが最初にメールした時のデバイスはスマホ(携帯)だろう、アドレス帳に載っていない人にメールすることはないから、わざわざ自己紹介する必要はない。(そもそも、デジタルネイティブ世代は今時メールは使っていない。)
だから、知らない人とメールでコミュニケーションを始める時のお作法を知らないのだろう。
メールアドレスは大企業だった。採用時の研修でビジネスメールの書き方講習をやっていないのだろうか?
普段は、チャットで仕事をしていて、Eーmailは使わないのだろうか?
などと考えた。
一方、憤慨していたのは、同年代のオジサンだ。
オジサンは自分とは違うコミュニケーションを使う人に思いを馳せることができないのだろう。
オジサンがメールを使う場合は、どのような相手に対しても失礼にならないように、過剰とも思える表現を駆使したコミュニケーション(慇懃プロトコル)が使えて、それが普通だと思っている。
ひょっとすると、今時の若者が使う超省略1行プロトコルを知らないのかもしれない。
超省略1行プロトコルと慇懃プロトコルには超えがたいギャップがあって、互いに異なるプロトコルの人とは、円滑なコミュニケーションは難しいだろう。
リアルなコミュニケーションでは、オジサンが年の功を発揮してギャップを乗り越えるのだろう。
しかし、今時はオジサンが乗り越えられないほどのギャップになっているのかもしれない。
ちなみに、歳を取ってオジサンになったけど慇懃プロトコルは苦手だ。
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