ソースコードを書くのは単純作業
ソースコードを書くのは単純作業? GitHub日本法人の記事が物議 発言元のヤマト運輸「誤解を与えてしまった」 (2022/11/30) ITmeida
GitHubの記事がTwitterでちょい炎上していた。
内製化で取り上げられるヤマトhdの が発言した内容をGitHubが記事にしたもので、記事の中の「ソースコードを書くなど単純な作業」にネット民が反応したようだ。
ソースコードを書くのは単純作業? GitHub日本法人の記事が物議 発言元のヤマト運輸「誤解を与えてしまった」https://t.co/k8P3GZcIby pic.twitter.com/hTFmjQPfZg
— ITmedia NEWS (@itmedia_news) November 30, 2022
〇 「ソースコードを書く」
「ソースコードを書く」がコーディングを指していて、従来のウォーターフォール型の開発におけるコーディングを指しているなら、単純な作業だろう。(もちろん、コーディング技能は必要だけど)
一方で、「ソースコードを書く」がアジャイル型の開発における、最適な解決方法を検証するための作業ならば単純な作業ではないだろう。
つまり、「ソースコードを書く」は
- アルゴリズムが既にあって、それをプログラミング言語に変換するのは単純作業。
- アルゴリズムがなく、アルゴリズムを考えてそれをプログラミング言語で表現するのは単純作業ではない。
- 「課題」をプログラミングで解決する作業ならば、複雑な作業だ。
Twitterで反応した人達は、それぞれの立場やどのような業務に従事しているかによって、反応が違うのだろう。
「課題」の解決までやっている人は、単純作業と言われると、腹が立つのは当然だ。
コーディング作業は目に見えるし、コーディング量は計ることができる。
ところが、アルゴリズムを考える、課題を考えるする方法を考える作業は目に見えない。
他人の頭の中を見ることができないから、手を止めてディスプレイをぼんやり眺めているのは、コーディングしているのか、アルゴリズムを考えているのかは、傍目にはわからない。
では、そんなことは分かっているだろうDX推進を担当執行役員の中林紀彦氏がなぜ、そんな発言をしたのか?気になるところだ。
上流行程がダメダメのまま、業者を叩いて外注し、「ソースコードを書く人が」上流工程の不備をカーバしていることに気がつかず、本当に「ソースコードを書く」だけの仕事と思っていなけれ良いのだが。
「ソースコードを書く」仕事というあたり、ウォーターフォール型の開発を引きずっているのかもしれない。
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