とりあえずやってみる
前々職で採用されて10年くらい、システムの維持管理(保守)の仕事をやっていた。
保守の仕事はシステムは正常に動いて当然で、止まると大騒ぎになる。
最悪新聞ネタになるくらいの騒ぎになる。
ちゃんと仕事をすると、止まることは無くなるのだが、ユーザにとっては止まらないのが普通だから、良い仕事をすればするほど評価されてなくなる。因果な仕事だ。
システムを新たに導入したり、動いているシステムの設定を変更する前に、可能な限りのリスクを検討して対策を用意しなければ、安心して作業はできないからどうしても時間がかかる。
失敗したら-100点、成功しても±0点という環境で仕事をしていたらどうしても慎重になるのだ。
今時は、そんな悠長なことは言っていられない。良いプランを思いついたら可能な限りの早く実行して、失敗したら被害を最小限に止め、次の被害防止に備えないと、世の中の流れについていけない。
故オシム監督の本に感化されて、走りながら考えるようにしてきた。
几帳面な性格ではないから、走りながら考える方が性に合っている。
ところが、三つ子の魂だ。
何か始める時に、ざっくりリスクを考えて口にすると、そんな細かい事...という反応が返ってくることが多い。
本人は、精緻に詰めてるわけではなくて、ざっくりなのだが...
気がつかないうちに、考えてから走り出すようになっていたのかもしれない。
意識しなければ、三つ子の魂で行動し、まずリスクを考えてしまうのだろう。
改めて、走りながら考えるように心掛けよう。
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